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雲雀(ひばり)を見たのは何年ぶりでしょう

独特の鳴き声を上げながら、空高く上がる雲雀を見ました。雑木林を切り開き、広大な住宅地が出来つつある一画です。ほんの少し向こうにはまだ林が見えています。

雉の鳴き声も、鶯の声も聞こえます。見知らぬ鳥が居たので、写真を撮ろうと携帯を取り出して起動する間に飛んで行ってしまいました。背黒セキレイが長めのしっぽを振っています。

しかし、造成地の歩道横には、おびただしいペットボトルや空き缶が投げ捨てられています。散歩する人や、通り過ぎる車の窓から投げ捨てられたのでしょうか。人間のより良い生活を作るために、犠牲になる動物や植物は堪らないだろうと思いました。今、青空を謳歌している雲雀や雉は、来年はもっと奥の林に行かざるを得ないでしょう。道端に自生する草木も、ゴミにまみれたく無いはずです。自分の敷地なら捨てないゴミが、あちらこちらに散乱する様に気持ちがざわざわします。

先日テレビで見た沖縄のゴミにまみれた海の光景が重なります。身近な開発地でこの有り様なのですから、さも有りなんと暗い気持ちになりました。

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