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【オンライン英会話Bizmates】結婚観についての話

(ほぼ毎日受講しているBizmatesの英会話レッスンのエピソードを書き記しています。文中に出てくる英語のミスはご容赦ください。)

「自分の娘たちには結婚なんかしなくていいと言っているわ」

フィリピン人の先生はにっこりしながらそう言った。

私は「えっ」と驚いて、言葉につまってしまった。これは言語の問題ではなく、私はただ言葉を失った。

「わーすごい。You are really wonderful mother! I am impressed.」
自分の心に沸き立つ感動を、十分に表現する英語力が無くてもどかしい。

「娘たちはYou are the bestと言ってくれるわ」。

ニカっと笑う先生。
ここで謙遜なんか1㎜もしない英語の表現は嫌いではない。心地よいポジティブな空気が続いていく。うふふ。と笑いあう。

英語の表現だと、お子さんの話の時に、My beautiful daughtersとか自慢気に話す表現とかもすごくいいよね。

「結婚なんてしなくていいわよ」
あーそうかそうか。。私が母から言って欲しかった言葉はこれだったんだー。と一つパズルがとけたような腹落ちした納得感があった。

先生の娘さんがうらやましく、すこし泣きたいような気持ちにもなる。
ただの25分の英会話レッスンなのに不思議だな。

「何年か前に、私の母にもあなたの発言を聞かせたかったです」
伝わったかわからんが私なりに頑張って使役動詞を使ってみる。


34歳のときに結婚して6年目。結婚自体はいいものだった。優しい夫と猫2匹、平和に暮らす毎日を私は幸せだと思う。

ただ結婚前の適齢期と呼ばれる28歳頃~33歳くらいまでの間はストレスフルだった。母の心配からくる娘へのプレッシャーは当時の私の心をむしばみ、MPを奪っていった。

母は会うといつも、言葉にしていなくても結婚/婚約関連の話をしたくてしウズウズしているのが目に見えた。おのずと私は母と距離をとるようになる。親戚間もそんな話で持ち切りだ。

他に話題無いの?余計なお世話。あーあ。なんて居心地が悪いんだ。でも家族だしな。。。

「結婚なんかしなくていいわよ」
当時母にこう言ってもらえたらどんなに嬉しかっただろうか。

フィリピンの先生は日本は豊かな国だっていうけど、

一人ひとりの先生と話していると、とってもMatureでInsightfulな言葉や考え方に出会えることが結構よくある。

Speakingの習得は大事だが、私は結構この部分をレッスンの価値だと思い楽しみにしている。意外と私の日本の生活圏で得ることのできない共感が得られることがあり、それはとってもうれしいことなのだ。



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