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世界史の中の岐阜①(イタリア・ピストイアと岐阜県白川町)(2021年8月)
コロナ禍の真っただ中、このところアメリカで拳銃が売れまくってる。
しかし、そもそも拳銃で思い出したが、軍事史の分野で言うと拳銃は16世紀初めに欧州で始まった。中世の戦乱のさなかに1540年ごろに馬上でも射撃できるように工夫された。これが拳銃のはじまりとされる。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59359200/picture_pc_fb5c85b55554e65196572da20cd0abfb.jpg?width=800)
そのなかで、イタリアのトスカーナ州の「ピストイア」という町が、拳銃づくりのふるさとになった。(フィレンツェの北30キロほど))中世の面影を残す古い街で教会も古い
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59359316/picture_pc_c14e16804b1565c28e61343a86cc21f0.jpg?width=800)
だから「ピストル」日本で言うと近江の国友村(現在の滋賀県長浜市)が火縄銃の一大生産拠点になった話に似ている。
ただ、ピストルの語源は諸説ありチェコ語の口笛説などあるが、筆者はこのイタリア・ピストイア由来説を支持したいところ。チェコ語由来説だと当時のイタリア戦争1494-1559(Grandi Guerre d'Italia)での軍事需要との関係が説明が難しくなるというのがその理由。実はこの、イタリア戦争こそが、西欧史における中世と近世を隔てる分水嶺とも見られるほど実は大きな出来事だった。
実は、本題の、この「ピストイア」町と岐阜県白川町は姉妹都市になっている。もっとも白川町と拳銃は全く関係ない。
そんな物騒な話ではなく、これはパイプオルガンが縁。このピストイアにある古いパイプオルガンの修復を担当したのが、辻宏さんと言い、岐阜県のふれあい会館のサラマンカホールのオルガンを担当された方でもある。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59359857/picture_pc_2017459ef37bcaa26b2b1af55f86068f.jpg?width=800)
サラマンカのパイプオルガンは知る人ぞは知るが、日本国内トップのレベル。この辻宏さんが白川町在住して工房を持っていた。だから、ピストイアと縁がある。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59360534/picture_pc_bfd8a925c3007805179f3aedf230bdfa.jpg?width=800)
そんな白川町はイタリアのネタで盛り上がっている街なのかはわからないが、ピストイア市のホームページで「shirakawa」っていれるとバッチリ出てくる。
https://www.comune.pistoia.it/
【ピストイア市ホームページ】
イタリアのお役所のまじめに仕事ぶり(?)が確認できてひと安心。
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