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3296×5984のAIイラスト作ってみた
はじめに
お久しぶりです。しばらくAIイラスト界隈から離れていたらまた随分と技術が進歩しているようですね。そんな中でわたしはSDXLモデルに触れてみたもののそこまでイラストの品質向上を実感できなかったので古めのモデルをマージしたオリジナルモデルを使用してイラストを作成してみました。
詳しい作成方法の参考記事はこちら↓
元画像と完成画像
![](https://assets.st-note.com/img/1709902483162-WShvHjhDcT.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1709902543282-gxQ7E8YkiO.jpg?width=1200)
制作小話
人物の生成は比較的スムーズに進みましたが、背景の生成が課題です。
直線が欲しい場所で線が曲がってしまったり、モデルが上手く生成出来ない物を出力させると変な物体が生成されることがあり、それを修正するのが大変です。モデルによっては、違和感のない建物構造や直線が出やすく、出力したい物体の形がすんなり生成されるものがあると思います。おすすめのモデルをご存知の方がいらっしゃいましたら、コメントで教えていただけると幸いです。
inpaintでノイズ量を調整しながら描き直す過程で、Windows標準のペイントツールで軌道修正することがあります。絵が描ける方がうまくペイントすれば、理想の形によりスムーズに近づけられるのではないでしょうか。
最初は黒板に謎の文字が並んでいたのですが、ちょっと面白くないなと思い、ハートの相合傘を入れてみました。ピンボケの部分でしたので、うまく馴染むか不安でしたが、inpaintを数回繰り返すことで馴染んできました。ハートを壊さないようにノイズ量の調整が難しかったです。文字は謎文字になってしまいました。
描き直したい範囲をマスクする作業が一番手間がかかります。物体ごとの境界に沿って綺麗にマスクを作成するほど綺麗に仕上がっていくので物体を認識して自動で精度のいいマスクを作成してくれるツールがあればいいんですが…。
今回使用したモデルが強烈に被写界深度を演出してくるタイプだったのでその調節にも手を焼きました。結局上手く出来ずにちぐはぐなボケ方をしているイラストになってしまったのが心残りです。
最後に
どんどん高性能なモデルが登場しています。そう遠くないうちに今回のような巨大なサイズで破綻の少ないイラストが手軽に作成できる未来がやってくることでしょう。個人的には表現の幅を狭めてでも破綻のほとんどないものが出てくると嬉しいですね。
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