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C-C-B楽曲レビュー㉒「嫌われたい」

あぁ、今日10月9日はC-C-Bが解散した日ですね・・。
1989年は私は専門学校に通っていて、
きっと学園祭の準備とかしていた頃じゃないかな。

映像系の学校だったから、カメラとか担いでみんなで外に出て、
自主制作ドラマ?(今見たら目も当てられないようなもの ^ ^;)
を作ってた頃。

そう、一番青春を謳歌していた時期で、
C-C-Bの事は頭から消えてしまっていたね。
今になってこんな申し訳ない気持ちになるとは・・。

でも彼らを見送ってくれたファンがまだいっぱいいた事を、
解散コンサートの映像で知って良かったと思いました。

さて、田口さんがアップしたライブ映像は見ましたでしょうか?
まだの方はこちらからどうぞ。

また新たな動画が上がってましたね。

田口さんのピアノ演奏に乗せて、
飼っていた猫ちゃんの映像をまとめたものでした。

私も猫を飼っていて、一昨年19年連れ添った猫を亡くしたので、
泣きそうになりました・・。

相変わらず優しい田口さんです。

田口さん、表に出なくとも何かを発信してくれるだけで嬉しいですね。

さて、その田口さんがアップした1988年11月の
「神戸フィッシュダンスホール」でのライブ動画、
めちゃめちゃ良かったです。
(「空想Kiss」がロックなアレンジで新鮮でした!)

あまり大きなホールではなさそうでしたが、
オールスタンディングでお客さんとの距離が近く、
メンバーも生き生きしていて、きっと楽しかったんだろうな。

笠くん、髪が伸び始めっぽくてすでに後ろで結んでたけど、
前髪下ろしていて可愛かった。

渡辺さんも後期の頃の男っぽさが出てきて良い感じでしたね。

また、これまで映像で見た事なかった曲(たぶん)が結構あって、
「恋文(ラブレター)」「Happy Song」「Cyber Commander」
「嫌われたい」などなど、個人的には珍しい感じで。

中でも「嫌われたい」は私自身あまり聴かない曲なので、新鮮でした。

こう思うのは私だけかもしれませんが、
「嫌われたい」「悲しすぎるね」「さらわれて」「笑顔のままで」は、
水野美紀、水野真紀、坂井真紀、酒井美紀みたいな感じで
(どんな例えだよ)、
全然違うけどちょっとごっちゃになっちゃう所があり・・。(^ ^;)

まぁでも「嫌われたい」はこの中でも一番暗いですかね・・。

この曲が収録されている「走れ★バンドマン」のジャケットの様に、
青と黒って感じのイメージの曲です。

作詞・作曲とも渡辺さんですね。
編曲は米川くん。
米川くんが絡んでるから青と黒な雰囲気を感じるのかな?
米川くんの曲は青黒っぽいものが多い気がする。

4人体制になった頃から、渡辺さんの曲はシリアスだったり
社会派な感じがだんだん出てくる様になりますが、
この「嫌われたい」も、シリアスの極みの様な曲ですね。

この頃はいろいろ思う事あったんだろうなと思わせます。

最初にタイトルを見た時は「『嫌われたい』って・・」と、
これまたずいぶんとネガティブな・・と思いました。

イントロも重くシリアスな雰囲気ですね。
暗さを予感させる始まり方です。

歌詞は自分に冷めてしまった彼女が
別れを切り出そうとしている気持ちを察知して、
自分から嫌われる様に仕向けるという歌ですね。

彼女の心の負担を軽減するために、
あえて彼女を突き放して嫌われ役になる切ない歌です。

どうあれ彼女は傷つくのですが、
青く照らされた部屋の中で涙を流す、
本当はまだ愛している彼女の顔を見つめる主人公の
呆然とした様な心情を描いたまま曲は終わります。

ある意味、別れのシーンではリアルかもしれません。

「あぁ、終わった・・」みたいな・・。

これまであんまりこの曲を深く聴いてこなかったけど、
この終わり方は結構ぐっときますね・・。

最後の一節は伴奏無しで渡辺さんの声だけで
「ブルーの涙で・・」とだけ歌った後、
「トゥットゥトゥルルトゥトゥトゥ」のコーラスがあり、
ふっと曲が終わります。

いろんな意味で「終わった」感満載です。

「恋文(ラブレター)」同様、
C-C-Bらしからぬ暗さの曲なんですけどね。

まぁ、たまにはこういう曲も良いのではないでしょうか。

「嫌われたい」は、田口さんのライブ映像Part1に入ってます。

良かったら聴いてみて下さい♪


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