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C-C-Bのボーカルって?

「C-C-Bのボーカルってどの人?」

そんな疑問をお持ちの方へ。

結論からすると、全員です。

テレビなどではドラムの笠くんが歌っている印象が強いですが、
みんな歌います。

キーボードの田口さんに至っては、
「ないものねだりの I Want You」
おふざけリミックスバージョン(笑)のラップや、
関口さん脱退後にライブで関口さんパートを担当した程度ですが、
一応歌ってます。

他の四人は全員メインボーカルを務めていて、
それぞれシングル曲で歌っています。

逆に言うとチェッカーズのフミヤとか、
サザンの桑田さんとか、安全地帯の玉置さんみたいな、
絶対的ボーカルはいないバンドです。

それってよくよく考えたら珍しいバンドだな。

でも、メインボーカルを務めた4人は、
みんな違う個性の声の持ち主だったため、
かなりユニークな効果を生み出していました。

ファルセットが使える高音域担当メンバー、
高〜中音域担当メンバー、低音担当メンバーと
上手いこと分かれていたので、コーラスがきれいに決まりました。

そして得意とする音域の違う複数人が手分けして歌う事で、
音域の広い曲も打ち出す事が可能になりました。

一般的なバンドはこれを一人のボーカルが担うのですが、
一曲の中で歌うメンバーが何人か入れ替わる事により、
変化をつけるという手法はなかなか面白かったですね。

一人で全音域をカバーできなかったので
苦肉の策という説もありますが(苦笑)、
これはそれを逆手に取った強みだと思いますね。

また、歌うメンバーの声の個性によって、
全く違った毛色の曲をバリエーション豊富に取り揃える事もでき、
何曲聴いても飽きさせない効果がありました。

という事で、それぞれのメンバーの声の特徴をご紹介します。

・笠くん

ヘッダーのイラストの右上の人ですね。
ドラム担当でテレビでは一番目立っていたメンバーです。

この方の声質は高音できれいな声とよく称されますが、
単純に高くてきれいな声ではないのですよね。

その他の表現としては、「澄んだ」とか「突き抜けた」、
「甘い」「優しい」「可愛い」「癒し」とどれも当てはまるんですが、
私的には笠くんの声をぴったり形容できる言葉がないのです。

ただ、何だか知らないけど心に「ズキュン」と来る声です。

筒美京平先生もきっとズキュンと来たから
「Romanticが止まらない」のメーンボーカルにご指名されたのでしょう。

笠くんがボーカルをとっているシングル曲は「Romanticが止まらない」
「スクール・ガール」「2 Much, I Love U.」などです。

・渡辺英樹さん

ヘッダーイラストの左上ですね。
ベース担当です。

この方はいろんな声の表現ができる方ですね。
甘〜い声からセクシーボイス、
男っぽいシャウトなど幅広い歌い方ができる方です。

渡辺さんも比較的声が高く、
意外にもコーラスでは一番高い所を担当していたりしますね。

ちなみに同じ高音担当の笠くんの声と聞き分けがつかないと言う方は、
「アニメのようなABC」という曲の一番最後の所で、
渡辺さんと笠くんが同じフレーズを交互に歌っているので、
そこで聞き比べると違いがわかると思います。

渡辺さんの方が、鼻にかかった、若干ハスキーボイスですね。

渡辺さんがボーカルをとっているシングル曲は、
「Lucky Chance をもう一度」「空想Kiss」「原色したいね」などです。

・関口さん

魅惑の低音ボイス、関口さん。w
ヘッダーイラストでは左下。
ギター担当です。

関口さんも単なる低音ボイスではなく、特徴がありますね。
少し鼻にかかっているのかな?

C-C-Bになってからはそこまで低い声を出していないですが、
かなり低い声を出せる方です。

ココナッツ・ボーイズ時代の「浮気なシュガー・ベイブ」という曲の
歌い出しの所はとても低い声で「これ関口さん?」と思うほどです。

C-C-Bになってからもコーラスでは結構低い所を歌ってます。
時々低すぎて「ボーー」としか聞こえない時があります。笑

そんな関口さんがボーカルをとったシングルは「不自然な君が好き」です。
ちゃんと歌ってたのはこれだけなんですね・・。
(ココナッツ時代は「CANDY」もあるか)
アルバム曲ではいっぱいあるんですけどね。

「Lucky Chance をもう一度」
「あいつは No No No!」って言ってたり、
「ないものねだりの I Want You」で「Give me Give me 君が欲しいよ」と
歌ってるのを聞いた事ある人は多いですかね?


・米川くん

ヘッダーイラストの右下ですね。
リードギター担当です。

途中からボーカルをとるようになりました。

声質はやや低めの普通の男性の声って感じですね。
少しくぐもった感があるかなぁ。
 
歌い始めた頃は「玉置浩二さんみたい」とか言われてましたが。

声質はそれほど特徴ないですが、歌い方は声張りまくりで熱血、
前の3人にはないパワフルな歌い方です。

活動後期になる程、歌が上手くなっていきます。
そして米川くんが音を外したのは聞いた事ないですね。
(歌詞はよく間違えますが・・)

米川くんがボーカルを担当したシングル曲は
「原色したいね」「抱きしめたい」「信じていれば」などです。


・田口さん

ヘッダー画像真ん中ですね。
キーボード担当です。

田口さんも声質は普通の男性って感じの声ですね。

米川くんと区別がつかないという人がいますが、
米川くんの方が男っぽくて田口さんの方が優しい感じの声です。

なお、田口さんがボーカル担当したシングル曲はありません。


ほぼ全員がボーカルをやるバンド。
C-C-B以外であるかな? ないかな???

こんな点でも稀有なバンドであったと思います。

メンバーそれぞれの声、
これまで意識して聴いてなかった!という方は、
特徴を気にかけて聴いてみると面白いと思います♪


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