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Kemper REMOTEの不具合の原因と解決策について

表題の通り、今回の話はKemperユーザー、あるいはこれからKemperを買おうか悩んでる人向けです。この記事を読んでる人にKemper、およびKemper REMOTEについての説明は今更必要ないと思うので省略します。もしKemperを買うかどうか悩んでる人は、値は張るけど買った方がいいよ🤘

あ、表題に関してですが、REMOTEそのものの欠陥というより、ある条件下でREMOTEを使うと不具合が生じたよ、ということです。なので、REMOTEがそもそも欠陥品だ、というわけでは決してないです。

多分「REMOTE 不具合」と検索をかけてこの記事にたどり着いた人はその条件下にいる人なのじゃないかな、と思います。

不具合について

さて前置きが長くなりましたが、Kemperを使い始めて約2年、新しいOSにしてからすこし動作がもっさりした以外に全く不満のない機材で、本当に無くてはならない機材なのですが、唯一にして結構致命的な不満がありました。

「演奏中にREMOTEの電源が落ちる」

この不具合、場合によったら演奏中に弦が切れるのに相当する機材トラブルですよ。ソロ前に落ちてスロット切り替えられないままって考えたら、それはもう台無しです。

大体の場合、1分くらいですぐに再起動するんですが、場合によっては再起動すらしてくれないです。LANケーブル抜き差しすればなんとか再起動してくれますが、すぐにまた落ちることもしばしば。

ちなみにREMOTEで落ちてもKemper本体で操作すればスロットの切り替えは可能ですが、REMOTEにつないでいるペダルは操作不能のままになります。

思い当たる原因について

最初は、「電源電圧が安定してないからかな…」とか「REMOTEのハズレ個体やったんかな…」とか色々思ったんです。
色々思う中、「一回きちんと説明書読もう」と思ってKemperのマニュアル(およそ300ページ)をダウンロードして読んでみたところ、これかな、というところを発見しました。

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これによると、REMOTEとKemper本体を接続するイーサネットケーブル(いわゆるLANケーブル)は何でもいいわけではなく、径の太さと長さに一定の条件があるようです。
AWGという単位を用いて、AWG24の径のケーブルでは7.5mまで、AWG26の径のケーブルでは5mまで、と記載されています。
思えば、REMOTE付属の、あの固くて重くて長いLANケーブルでは一回も不具合はおきておらず、持ち出し用の細いLANケーブル(AWG32で5m)でのみ、不具合が生じてました。

つまりどうやら不具合の原因は

自前で用意したLANケーブルが、REMOTEの動作条件を満たしていなかったから。

ということみたいです。なので、

「REMOTE付属のLANケーブル重いし硬いし長いし、ライブハウスに持っていかれへんやん…」

「そや、AmazonでちょうどいいLANケーブル買ったろ!」

「よっしゃ、細いし長さもちょうどいいわ!」

という人はアウトになります。でもこれ仕方ないですよね。付属のLANケーブルほんとに扱いにくいですもん…(まぁ最初からマニュアル読んでおけよ、という話なんですがね...)

解決策について

不具合の原因がソフトでなくてハードだったので、動作条件をみたすLANケーブルを用意する、で終了のはずです。ただ付属のLANケーブルでは運搬面がしんどいので、動作条件を満たしつつ、扱いやすいLANケーブルを探しましょう。

僕が買ったのはこれです。

https://www.amazon.jp/dp/B07PVX4XS5?ref=ppx

このLANケーブルの径はAWG26で、長さは4mのものを買いました。先ほどのREMOTEの動作条件が「AWG26では5mまで」と記載されていたので、どうやらこれなら大丈夫そうです。
まだ家でしか使ってませんが、今のところ不具合はなさそうです。
今後スタジオやライブ等でも使用してみて、その後追記していきたいと思います。


結論:ちゃんとマニュアルを読もう。

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