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【推し活】推しの動画を宣伝しよう!
※こちらの記事は、VTuber ご本人にもファンの方にも参考になればと思って作っておりますが、今回はファン目線で記載しています。ファンの方は実際に動画の広告を作る前に、推し本人と必ず相談しましょう!
古今東西、さまざまな推し活があり、それらの解説サイトがありますが、ファンでも推しの動画を宣伝することができることをご存じの方は少ないようです。
VTuberさんの活動には、チャンネル登録者数や動画の視聴回数が非常に重要ですが、この動画の広告というのは、上手に利用することでチャンネル登録者数や視聴回数をかなり増やすことができます。広告費として恒常的に毎月1~2万かけているVTuberさんもいるようですので、この辺りを少しでも支援することは必ず助けになります。
今回は、私自身が推しVTuber の動画で何度か広告を打っているので、そのときの手順や注意点をまとめてみました。
※モデル協力:VTuber 猫〆しあ 様 Twitter / Youtube
■ 動画の宣伝って?
本記事で説明する動画の広告は、Youtube広告・Google広告 と呼ばれるものです。主に利用されるパターンとして、インストリーム広告とインフィード広告があります。(横文字おぼえ辛い💦)
左がインストリーム広告という、動画の前や中盤・最後に流れるスタイルのもので、右がインフィード広告という、検索結果一覧や動画リストの中に紛れ込むスタイルのものです。
インストリーム広告の方が圧倒的に視聴回数を伸ばすことが出来ます。
しかし、強制的に表示がはじまるので、視聴者はどうしても受動的に観ることとなり、視聴回数は伸びますがチャンネル登録に結びつく確率が下がっていきます。
インフィード広告の方は、視聴者が興味を持って(能動的に)クリックすることで視聴されることから、動画を最後まで見てもらえる可能性が上がり、チャンネル登録に結びつきやすいです。しかし、どうしても視聴回数は下がっていく傾向があります。
広告に出す動画によって、インストリームとインフィードのどちらに向いているか分かれてきます。
■広告の出し方
それではさっそく、広告の出し方を確認していきましょう。
最初に、Google広告のサイトを表示します。
※ここからはGoogleアカウントにログインしていることが前提となります。Googleアカウントの作成方法は別途ご確認ください。
Step.1: 広告作成の開始
「今すぐ開始」をクリックし、新しいキャンペーン(広告の一つの単位)を作っていきます。
Step2: 目的とエキスパートモード
広告の目的をたずねられますが、選択せず、エキスパートモードに切り替えていきましょう。エキスパートモードにすることで、余計な出費を抑えた広告を出すことが出来ます。
Step3: 目標・キャンペーンタイプ
「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」を選択します。こちらの選択によって打てる広告のタイプが決まってしまうので、ご注意ください。
「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」> 動画 > カスタム動画キャンペーン をそれぞれ選択します。
Step4: キャンペーン名
分かりやすい名称をつけましょう。【VTuberの名前+一問一答自己紹介】など、あとから確認しやすい名前をつけておくと良いです。
入札戦略は「上限広告視聴単価」と「目標インプレッション単価」を選ぶことが出来ます。上限広告視聴単価は一回あたりの視聴に設定し、目標インプレッション単価は1000回あたりの平均視聴単価を設定することになりますが、この選択によって、選べる広告のスタイルが変わります。
インフィード広告を打つ場合には、必ず「上限広告視聴単価」を設定します。インストリーム広告の場合はどちらを選択しても良いです。今回は「上限広告視聴単価」を選んで先に進めます。
予算と日程、ここは非常に重要です。ここで上限金額を設けておくことで、最終的な支払い金額が決まってきます。これは一つの例ですが、1日500~1000円(500~800回視聴)くらいの間で計算し、1ヶ月フルで1.5万~3万といった具合です。お財布事情や土日祝日など様々な条件を考慮して検討しましょう。
(補足:2022年4月にインフィード広告を打ってみたところ、平日の平均視聴単価は¥1.2~1.5円 くらいの間でした。つまり、¥2000 程でほぼ確実に1000回以上の視聴を促す計算になります。諸説あると思います)
※Step 5-9 までの手順は必須ではありません。参考までに私の設定を記載していきます)
Step5: ネットワーク
「ディスプレイネットワークの動画パートナー」を外しています。これはYoutube 以外のアプリやサイトでの広告表示となりますが、個人的には、Youtube以外のプラットフォームからチャンネル登録を促すにはハードルがかなり高いと考えています。
地域 と 言語 については、日本 に絞っています。
Step6: コンテンツの除外
本設定は必須ではありません。私は除外するタイプとして、埋め込みYouTube動画 と ライブストリーミング動画 を追加しています。
Step7: 関連動画
本設定も必須ではありません。自分のイチオシの動画や推しVTuber が広めたい動画を選択して下さい。
Step8: その他の設定
こちらは必須ではありませんが、私個人としては意外と重要な設定だと思っています。
最初に デバイス の設定で、テレビ画面 を外します。テレビユーザのチャンネル登録や登録後に推し活に参加するイメージがどうしても持てませんでした。(テレビからだとROM専になりそうという個人の勝手な感想です)
次にフリークエンシーキャップ です。フリークエンシーとは、同じユーザに一定時間で何回まで広告を表示するか、です。つまり、同じユーザに何度も表示したり広告視聴をされることを防ぐ仕組みです。私はインプレッション(表示される回数)の上限を5回程度、視聴の発生頻度の上限を2回に設定しています。
それ以外のその他の設定は特に変更していません。
Step9: 広告グループの作成
どういったターゲットに広告を表示をさせるかの設定です。
特に、ユーザ属性・オーディエンスセグメントは、推しVTuber のブランディングにも関わるところになりますので、この辺りはしっかりと推しVTuber の意見を確認して広告のターゲットを絞ることをお勧めします。私の場合は、オーディエンスセグメントは定めず、ユーザ属性とキーワードの設定のみを行っています。
キーワードは視聴回数に大きく影響を及ぼしますので、広告を打つ際には十分考慮して、設定しましょう。動画によって有効な文言が異なるため、この記事に詳細は記載しません。
Step10: 入札単価
「上限広告視聴単価」の場合は1回の動画視聴にかける単価を設定します。低く設定すると、他のライバル広告が優先されてしまい、再生されなくなってしまうのでご注意ください。逆に、高く設定しすぎると思ったより費用がかかってしまい、視聴回数が伸ばせなくなります。
キーワードやスケジュールで土日を選んでいるか等の相性にもよると思いますが、インフィード広告であれば、5~15円くらいをイメージすれば良いかと思います。
インストリーム広告の場合は、「目標インプレッション単価」設定とし、1000回/1000~1200円くらいの設定に、上限の幅(10%等)を持たせておけば程よく再生されました。※上限に幅を持たせたい場合には、入札単価調整をご利用ください。
Step11: 動画広告を作成する
いよいよ動画広告を作成していきます。最初に宣伝したい動画のURLを入力します。
続いて動画広告のフォーマットを選びます。
「スキップ可能なインストリーム広告」を選択した場合は、最終ページURLを入力できるので、推しVTuberさんのチャンネルトップページ等のURLを貼りましょう。
「インフィード動画広告」を選んだ場合には、サムネイルや広告見出し、説明文を入力する必要があります。
広告見出しについては、元動画のタイトルで良いと思います。
説明文は、動画が見たくなる文言や伝えたいメッセージを入力しておきましょう。(例:Ch.登録お願いしますね、等)入力した文言の見え方は隣のプレビューで表示されます。(説明文はPC の検索結果画面で利用)
ここまでくれば、あとは「キャンペーンの作成」をクリックして、広告の作成は終了となります。お支払い情報を入力した上で、広告の審査期間(数分~数時間?)が終わりましたら、あなたの作成した広告が実際に流れはじめます。
この他、同一キャンペーン内で複数の動画広告を出したりや、上限広告視聴単価の場合の単価調整、キーワードの動向チェックや追加等、様々なメンテナンス項目がありますが、それらはまた機会がありましたら、書き起こしていければと思います。
大変長くなってしまいましたが、今日はこんなところで切り上げたいと思います。皆さん、良い推し活を。
モデル協力:VTuber 猫〆しあ 様 Twitter / Youtube
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