保健所と市町村保健センターの違いを解説!
こんにちは!SENです。
今回は保健所と市町村保健センターの違いについて理解を進めていこうと思います!
試験問題の中で保健所と市町村保健センターの活動範囲についてはよく出てきますねー
●目次
1.保健所と市町村保健センターの違いとは?
2.保健所の役割
3.市町村保健センターの役割
4.(例)事業ごとの管轄下は?
1 保健所と市町村保健センターの違いとは?
物凄くざっくり言うと、取り扱う業務が違う別々の施設!って見方をすると分かりやすいです。
各々の役割については後ほどまとめますが、介護施設と病院みたいに何となーく似ているけれど、提供する業務内容が少し違う、って感じと言えば分かるかな?
いわばこんな関係性ですね。
2 保健所の役割
医者が所長さんを務め、広域的・専門的技術で地域保健活動を行い、その地域で中心的機関として働く施設です。
難病や精神保健に関する相談、感染症対策、薬事・食品衛生・環境衛生に関する監督、監視指導など専門性の高い業務を行っていることが特徴です。
3 市町村保健センターの役割
住民に対して身近で、比較的利用機会が多い保健サービスを提供する施設です。
母子手帳の交付や予防接種、がん検診、乳幼児健診、健康診査など、地域住民の健康づくりに関するサービス業務を行います。
4 保健所と市町村保健センターの関係性は?
保健所も市町村保健センターも地域保健法に基づいて業務を提供しています。保健所が市町村保健センターに対して技術的な援助を必要に応じて行う、というように連携して業務を進めていく関係性ではありますが、どちらかがお互いを監督するといったことはないのでここは注意です。
4 (例)事業ごとの管轄下は?
最後に事業ごとの管轄下についてまとめておきます(こうみると分かりやすい!)
〈例〉母子保健事業
●保健所
《健康診断等》
専門的な診査(先天性代謝異常検査など)
《保健指導》
不妊専門相談や女性の健康教育など
●市町村保健センター
《健康診断等》
一般的な診査(妊産婦、乳幼児、1歳6ヶ月児、3歳児の健康診断)
《保健指導》
母子健康手帳の交付や母親学級、育児学級など
《訪問指導》
未熟児訪問指導、妊産婦・保護者の保健指導など
以上です!参考までに。
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