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小学生が特別給付金を使ってみた

どうも!シングルマザーのにゃむです!

約3ヵ月ほど前、新型コロナウィルスの影響による特別給付金ひとり10万円を受けて、小学生の息子がニュースを見ながら

「そういや、オレの分の10万円は?」

と目ざとく聞いてきました!

親が横取りしようとは思ってなかったけど、私の分と息子の分を合わせて、なかなか外食できない分をお取り寄せで一緒に美味しいものを食べたり、外出できる時期になったら旅行費に当てたりしようかと思っていたので、頂いた分は丸々消費して微力ながら経済を回そうと考えていたわけです。

ちゃんとニュースを見た上で、給付金の内容を理解しているようなので、子どもの成長を感じつつも、小学生の金銭感覚で10万円を使わせるのは果たして大丈夫なのか、かなり不安がありました。

小学生の金銭感覚は大人の1/10くらいが妥当?

大人になって、自力で生活してみると、10万円なんてあっという間に消えてしまうお金の感覚。

でも自分が小学生の頃を思い出すと、お年玉でもらった1万円は特別!

だけど、ゲームソフトとかちょっと高いものを買うとすぐ無くなってしまうという感じで、10万円あれば何でも買えちゃうような夢のような金額でした。

自分の小学生時代と今の小学生の物価や金銭感覚イコールだとは思っていませんが、小学生にとっての10万円は、大人にとって100万円くらいの大金に感じます。息子はまだ小学生なので、10万円全てを使わせる勇気は私にはありませんでした。

とりあえず1万円を渡すと約束してみたが……

金銭感覚がおよそ1/10ということを考慮して、「1万円は自由に使っていい」と渡しました。
この1万円については、何に使っても親は文句も口出しもしないと。

すると息子からこんなことを言い出しました。

「10万円のうち1万円は少ないから2万円にして!」

最初は1万円に納得していた息子も何か思うところがあったのか、意見を出してきました。

おぉ!息子が声を上げている。面白くなってきた私は、息子相手に言い返します。

「2万かぁ、ちょっと多くない?」
「じゃあ、1万5000円は?」

交渉してきた!意外な成長を肌で感じながら、1万5000円で決着しました。
まさか給付金の話で交渉までしてくるのは予想外でしたね。

小学生は、15000円を何に使ったのか

結果的に15000円を自由に使える権利を手に入れた息子。
もともと陽気な性格なので、てっきりパーッと散財するのかと思いきや、大きなお金なので慎重に使っていました。

内訳を教えてもらったところ、こんな感じでした。

ニンテンドースイッチのソフト2本 約12000円
母の日のプレゼント(お寿司) 約1000円
父の日のプレゼント(お酒) 約500円
ミニ四駆 約1200円

残り300円弱余った小銭は貯金箱の中だそう。

親としては、こういう懐が痛まなないお金で早いうちに使い方を失敗して学んでほしかったんですけど、予想より堅実でうまくは行きませんでしたね。

親孝行な一面を垣間見る

息子が買ってくれた母の日のプレゼントなのですが、当時はまだ緊急事態宣言の真っ只中で、休校中の子どもはずっと家にいる状態。
毎日3食のご飯づくりにしんどさを感じてたところ、息子本人から

「スーパーでお寿司買ってきて!オレがお金出すから」

家庭の代表者1名でスーパーに買い物へ行くため、母子2人での生活では、必然的に息子がお留守番。
この日は買い物へ行くときに、↑のセリフを言われました。

子どものお金で食事をさせてもらう瞬間が、まさかこんなに早く来るとは……!
母の日だからオレが出すと言う息子の言葉に甘えて、スーパーのお寿司パック(割引シール付き)を買って、代金を出してもらいました。

その1ヵ月後には、父の日。
前の夫にお酒を買ってあげたいと言う息子のため、成人している私が代わりに購入し、息子が代金を支払ました。

自分のことだけでなく、ひとのためにお金を使えることに思わず感動してしまいました。(親ばか)

子どもでも一人の人間

小学生に10万円全てを使わせることは、やはり抵抗があり、息子の分の残り85000円と私の分10万円は、当初の予定どおりお取り寄せグルメと旅行費に当てる計画です。

給付金の内15000円であっても、受け取ったお金を自分の意思で使ったことは、子ども本人にとっても当事者意識が生まれたように感じています。

休校期間や外出自粛に加え、学校が再開しても遠足などの楽しい行事もなく、窮屈な生活を強いられているので、個人的には子どもにも給付金を使う権利が必要だと思いました。

今回の給付金が10年後の息子にとって、記憶には残っていないかもしれませんが、国民の一人として意識できる第一歩になっていればと思います。

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