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突然の「おわり」
GAME3のボランティア朝礼。
担当のフロントスタッフの1言から始まった。
「今日は勝ちます。金曜日に試合行います。」
選手だけじゃない、スタッフも、ボランティアも、
会場に駆けつける現地のファンも、
中継から念じるファンも、
それはみんなみんな思ってた。
「応援とは何か」
以前記事にも書いたが、中の人はブレックスのホームゲームで
ボランティアとしてお仕事に入らせていただく事が多い。
GAME3はインフォメーションに立っていた。
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インフォメーションは、いつでもお客様の対応ができるよう
試合終了後まで誰か1人は常駐しているポジションにあたる。
一緒にお仕事するスタッフさんと交代で
「何点差!?」「どっちが勝ってる?!」と
ソワソワしながら試合の動向を見守る。
声と熱気で揺れるガラス扉。
ブレックスの勝ちを信じ、祈りながら立っていた。
この日は日本で1番、日環アリーナが熱い1日だったと思う。
OT2までもつれこむ、どちらが勝つかわからない試合。
「最後まで諦めない」声は確実に選手に届いていたと感じる。
声を合わせにくい日環、と言われているアリーナが一体感に包まれていた。
負けた事よりも、試合がない実感。
すべてのお客様がアリーナから退館し、
ボランティアの活動も一区切り。
終礼の挨拶、ボランティア担当のスタッフは言葉に詰まりながら、涙を我慢する顔はこちらまでもらい泣きしかけていた。
試合がないと、こんなにも生活に張りがなくなるんだ。
シーズン中は当たり前のように、ホームゲームでいろんなお仕事をしていたから
結果を受けて急に試合がなくなる実感が沸かなくて…活動終了後、帰り道1人で寂しさに押しつぶされていた。
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振り返ると笑顔で終わるシーズンでした。
RS、CS含めとても楽しいシーズンだった。
W杯効果でボランティア参加者も増え、
いろんな人と出会い、教え、次に繋げる機会もあった。
たくさんの経験をさせて頂き、人として成長できるキッカケにもなった。
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趣味でカメラを扱うフレンズメンバーの1人として
白羽の矢を立ててもらいました。
ご来場、ありがとうございました。
勝っても、負けても、
興奮する試合の後でも、
悔しくて泣きそうな試合の後でも、
最後のお客様が退館するまで、スタッフみんな笑顔でお見送りをする。
「お気をつけてお帰り下さい。
ご来場、ありがとうございました。」
また来シーズン、ブレックスのホームゲームで。
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