ニンジャスレイヤーTRPGソロリプレイ【シャイニング・アイズ、ナイト・アイズ】
初めに
ドーモ、nyamotomoです。ご無沙汰ですが、今回もリプレイをやっていきます。今回やるのは次のシナリオです。
スカウト任務ということでスカウト部門の面々に出て行ってもらいましょう。メンバーは以下の通りです。
◆シルバーウェア
◆シルバーウェア (種別:ニンジャ) DKK:0 名声:3 所属:ソウカイヤ
カラテ 4 体力 4
ニューロン 6 精神力 6
ワザマエ 5 脚力 3
ジツ 3 万札 10
攻撃/射撃/機先/電脳 4/4/7/8
回避/精密/側転/発動 6/5/5/9
即応ダイス:4 緊急回避ダイス:0
◇ジツ
『☆カラテミサイルLV3』
◇サイバネ
▶︎生体LAN端子LV1
◇スキル
『◉魅了』
記憶:『◉知識:貴族の流儀』「◉知識:ヤクザの流儀』『◉交渉:超然』『◉知識:ホストクラブ』
◇アイテム
アサシンダガー、オーガニック・スシ
◇ユウジョウ
ソニックブーム親密度1
インパルス親密度1
装備やスキルが充実してきました。カラテ不足が心配ですが、まぁなんとかなるでしょう。
◆インパルス
【説明文必読】ニンジャスレイヤーTRPG用立ち絵シリーズ - GIDAイラストレイシヨン (xfolio.jp)
◆インパルス (種別:ニンジャ) DKK:0 名声:3 所属:ソウカイヤ
カラテ 5 体力 5
ニューロン 4 精神力 7
ワザマエ 6 脚力 3/N
ジツ 3 万札 17
攻撃/射撃/機先/電脳 5/6/4/4
回避/精密/側転/発動 6/6/6/7
即応ダイス:4 緊急回避ダイス:0
◇装備や特記事項
『◉疾駆』、『◉忠誠心:ソウカイヤ』x2、『◉マーク・オブ・ソウカイヤ』
『★強化放電攻撃(デン・ジツ)』『◉知識:ヤクザの流儀』『◉知識:歓楽街』『◉交渉:共感』『◉知識:悪趣味な服』
『★強化放電攻撃(デン・ジツ)』
【精神力】を2消費し、『難易度:HARD』で発動判定を行う。
発動に成功すると、自分を中心とした3×3マスにいる敵全てに対し、
自動的に『電磁属性ダメージ2』を与える(回避難易度:HARD)
◇ユウジョウ
ソニックブーム親密度1
https://note.com/nyamotomo212/n/nd1af28dcc316
公式NPCの一人です。不安点だったカラテも高まり着実に成長していますが今回も生き残れるでしょうか?
◆ナイトホーク
◆ナイトホーク (種別:ニンジャ) DKK:0 名声:1 所属:ソウカイヤ
カラテ 2 体力 4
ニューロン 2 精神力 2
ワザマエ 3 脚力 2
ジツ 0 万札 0
攻撃/射撃/機先/電脳 3/3/3/4
回避/精密/側転/発動 4/3/3/0
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0
◇サイバネ
▶︎テッコLV1
▶︎生体LAN端子LV1
◇スキル
『◉頑強な肉体』
オリジナルはぺりかん=サンです。前回スカウトされてようやく本格任務に入ります。今回立ち絵を作りました。右目のサイバネアイ感が気に入っています。しかしサイバネアイは持っていない筈ですね。今回つけましょう。
三人ではすこし基準よりも厳しいようですが、まぁその時はその時です。ではいよいよ初めて行きます!
本編開始
「はぁ…」ヨロシサンバイオプラントの廊下でナイトホークは深くため息をついた。彼女は血も涙もないニンジャ組織ソウカイ・シンジゲートのニュービーニンジャである。今日はセンパイにあたる2人のニンジャと同行し、依頼主であるヨロシサンに向かっているのだ。
「いかがなさいました?ナイトホーク=サン。そのようなお顔でため息などおつきになって…」前方から話しかけてきたのはシルバーウェア。銀色のゴスドレスに身を包んだニンジャであり、彼女をスカウトしてきたセンパイだ。「いやぁ…初任務で緊張して…ヨロシサンなんて技術者時代は雲の上だったし、今回はソウカイヤの上位ニンジャの人も来るって話じゃないですか…」
「ハハ!まぁ気持ちは分からなくもないけどよ、昔はともかく今は泣く子もソウカイ・ニンジャだ。もう少し堂々とした方がいいぜ!」もう1人のセンパイ、ホストニンジャのインパルスが励ます。「アッハイ…ありがとうございます…」ナイトバードは覆面の下で赤面した。インパルスは美男子であった。
三人のニュービーニンジャは廊下を進みやがて応接室と書かれた扉を潜り抜けた。室内には戦略コタツ、そして周囲に2人の人間が座っていた。1人はニンジャ装束、もう1人は怯えた様子の研究員。彼らはアイサツした。「ドーモ、コッカトリスです」「ドーモ、このバイオプラントの責任者、カマタと申します」
◆コッカトリス(種別:ニンジャ/バイオニンジャ)
カラテ 9 体力 14
ニューロン 11 精神力 7
ワザマエ 5 脚力 5
ジツ 0 万札 20
スキル:『連続攻撃2』『連射2』『時間差』『マルチターゲット』『バイオニンジャ化』
『ニンジャソウルの闇』『頑強なる肉体』『脆弱性:火炎(精神力ダメージ1)』
装 備:『伝統的ニンジャ装束』
ジ ツ:なし
サイバネギア:『▲▲▲▲▲▲戦闘用バイオサイバネLV3』『△△毒牙』
『△拘束器官』『△△バイオ触手』
近接/射撃/機先/電脳 10/6/6/9
回避/精密/側転/発動 10/6/5/-
◆カマタ研究員(種別:モータル)
カラテ 1 体力 1
ニューロン 3 精神力 3
ワザマエ 1 脚力 1
ジツ 0 万札 0
スキル:なし
装 備:なし
ジ ツ:なし
サイバネギア:なし
近接/射撃/機先/電脳 1/-/3/3
「ドーモ、インパルスです。」「シルバーウェアです。」「な…ナイトホークです(こ…コワ…)」ナイトホークはコッカトリスのヘビめいた鋭い眼光に思わずたじろぐ。それに気づくか気づかぬか判別はつかぬ無表情でコッカトリスは無造作にアゴで着席を促した。三人はコタツに滑り込む。恐る恐るコタツに入ったナイトホークはコタツの耐火フートンをめくった時なにやら縄めいた存在がその下で蠢いているのを発見した。
(あっ!カワイイ!)それは巨大なアナコンダとキングコブラだった。コカトリスのペットだろうか?彼らはシュルシュルと這い寄りナイトホークの両隣から顔を出した。壇上には蛇用オヤツインゴットが置いてある。ナイトホークはおずおずとコッカトリスに目を向けた。コッカトリスはそれをみて何かを言いかけたがやめ、ダンゴウ中にエサをやってもいいが話は聞け、と注意した。ナイトホークはそれを聞いて二匹への餌やりを開始した。
「さて、お前らを呼んだ理由は大体事前にソニックブーム=サンが話した通りだが、ここで今一度説明し直す。ナイトホークとやらはまだ聴いていないらしいしな。しっかり聞け。」その言葉と共にカマタはいそいそと資料を取り出し、話し始めた。
「はい。単刀直入に申しますと、今回、あなた方をお呼びしたのは先週末、このバイオプラントから脱走したバイオ生体改造の被検体『オーハシ』の捕獲をお願いするためです」三人に配られた資料には毛皮をもつ大きな口のバイオニンジャの写真があった。インパルスはその目にニュービーニンジャなどによくみられる反抗の光があるのに気づく。「なるほど…」
「オーハシは私が開発した、周囲の環境を汚染しヨロシ遺伝子を持たない生物は生存できない環境に変える物質『オオナルト』を生成する能力を持ったバイオニンジャです。その能力を制御するためには定期的なバイオインゴットの摂取が必要であるため、本来であれば逃走したとしても周辺の汚染状況からすぐに居場所が掴めるはずでした」
「であるにもかかわらず、現在こちらではオーハシの痕跡が確認できていないのです。第三者が介入しているとしか思えません。そこで我々はソウカイヤの方々の手を借りて、そういった行為に及びそうな野良ニンジャのリストや監視カメラの映像などを注意深く調べさせてもらいました。その結果手に入った、オーハシ失踪との関係が疑われる画像データがこれです」
カマタ研究員の端末に、監視カメラによって撮影されたとみられる画像データが映し出された。そのカメラには、紅白の風めいたニンジャの姿が映っていた。ぼやけているが、どうやら小脇に緑色の何かを抱えているらしい。
「焦点が合っていないので一見何を持っているのか分かりませんが、分析した結果彼が抱えているのは『市販されているバイオインゴット』であることが分かりました。そしてこの映像を撮影した監視カメラが設置されている地区には、放棄された地下施設が無数に存在しているのです」
「なるほどー…」ナイトホークは説明を聞きながら机の上に置いてあったバイオインゴット切り身をアナコンダやキングコブラ達に与える。そのタイミングでカマタに続いて立ち上がったインパルスが説明を代わった。「センパイ方が尽力してくれたおかげで、この監視カメラに写っているニンジャが何者なのかは、おおよそ見当がついてる。奴のニンジャネームは、ハモノラビット。」
インパルスが端末を操作し、ソウカイ・ネットが持つハモノラビットのデータをその場にいる者たちの端末に送信した。
「重要度の低さと、ここんところの多忙さからスカウト部門の連中に後回しにされてただけの野良ニンジャがよくもこんな面倒ごとを持ってきてくれたもんだ」不服げなコッカトリスを見たカマタとナイトホークが恐怖のあまり震え上がる。
「いいか。お前たちはまず、ハモノラビットとやらの住処を調べてこい。調べ終わったら、その場で分かったこと、起きたことをソウカイ・ネットに報告しろ。目撃者を始末した場合は、その報告も忘れるなよ。いいな?」
カマタも素早く佇まいをただすと説明に加わる。「もちろん報酬ははずみます。頼みましたよ。正直な所、今回の事故で私は極めてまずい立場に追い込まれており、発見が後三日遅れれば、出世コースを外れるどころかその場でセプクさせられてしまうでしょう」カマタが震えた。
コッカトリスはその様子を無感情な目で流し見し、言葉を続けた。「こいつはこう言っているが、オーハシと戦闘になった際に生け捕りにするのが難しそうなら爆発四散させてしまってもいい。もちろん、被害を抑えて捕獲できればそれに越したことは無いが、奴のまき散らす毒は、ソウカイヤの経済活動に悪影響を与えかねん。捕獲に拘り過ぎて被害が拡大してしまっては、元も子もない。かのミヤモト・マサシもツー・ラビッツ・ノー・ラビットという言葉を残しているからな、無理はするな」
「「「ハイ!」」」三人は勢いよく返事をするとサッと立ち上がり部屋から出ようとした。その時コッカトリスが三人の背中に付け加えるように言葉を発した。「あとそれからな、ナイトホーク=サン。」「アッハイ、なんでしょう?」コッカトリスは真顔で立ち上がり、コタツに隠されていた両腕を持ち上げた。その両腕は…キングコブラとアナコンダ!「さっきまでお前がご満悦で餌やりをしていたのは…俺の腕だ。」「アイエエエエエ!!」……。
ナリキン・ディストリクト
「申し訳ありませんナイトホーク=サン。あまりにも見ていて楽しそうなご様子でしたので…」あっけらかんと言うシルバーウェアにナイトホークは頬を膨らます。「早く言ってくださいよ!2人に笑われちゃったじゃないですか!」「ク…フフフ、いやぁ悪いなナイトホーク=サン。先方の前で勝手に発言するのもシツレイだしよ。」
そうこう話しているうちに三人はソウカイネットに記載されていたハモノラビットの住処へとたどり着いた。そこはいかにもカチグミといったただずまいの豪邸であり、ショットガンで武装したガードマンが門番をしている。防犯性を高めるためか、ガードマンが立つ門の他に侵入可能な出入り口は用意されていないようだ。
「どうしましょうか…?」「まぁニンジャらしくこのまま正面突破してもいいが…」
「相手はニンジャが少なくとも2人。慎重に行動すべきですわ。」「だな、ここは聞き込みをしよう。手分けしてご近所を回るか。ナイトホーク=サン、一組織ニンジャとしてくれぐれも無用な騒ぎやヤンチャはするなよ!」
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30分後!三人は再びハモノラビツトの住処近くに集まっていた。パンクスに絡まれる(もちろんワカらせた)などトラブルも多少あったが大体以上のことが判明した。
一つ、アカイシ家はそれなりに名のあるカチグミの家系である。一つ、現在アカイシ家に住んでいるのはこの地区の会長だったアカイシ・カイキョウ=サンの一人息子「アカイシ・カイチュウ」だけである。一つ、カイキョウは数年前に死去している。それからというものカイチュウは町内の行事などにも顔を出していない。一つ。近頃のカイチュウは留守にしていることが多い。
「まぁよくあるカチグミの子供大人って感じだなぁ。」インパルスはため息をつく。あまり社交的でなく働いてもいないカチグミの遺子は遺産を食い潰し趣味に没頭するタイプになりやすい。ハモノラビツトもその手合いだろう。「ただ似たような境遇の他の方々と違い、カイチュウ=サンは幸運にもニンジャになられた…といったところでしょうか」
それを聞いたナイトホークはおずおずと自分の意見を発する。「もしかしてカイキョウ=サンの死も…」インパルスは首を振る。「いや、それは多分ないな。父親の死とハモノラビットの目撃情報な手始めた時期にはかなりの空きがあるし、死因もはっきりしている。何より動機がない。」
「情報では近隣のパンクスやギャングを襲ったという噂もなく大人しめの方のようです。お留守にしがちというのは恐らく例の地下施設にいらっしゃるのでしょう。気配もありませんし恐らく今もご不在のようですが…」「情報はあるかもですね!ガードマンを始末して入りましょう!」
元気よく言葉を発したナイトホークにインパルスとシルバーウェアは互いに顔を見合わせて苦笑した。「ナイトホーク=サン。さっきも似たようなことを言ったが暴力に頼り切りじゃ、ソンケイも落ちるぜ。まぁまずは俺に任せてみてくれ。」そういうとインパルスはホストスーツの襟を正しガードマンに向かって歩いていった。
「ドーモ、すみません。ここはアカイシ=サンのお宅で間違いありませんか?」「失礼ですが、どなたですか?」白髪混じりのガードマンはジロリとインパルスを睨みつける。その顔には幾本もの傷が走り目つきは鋭い。間違いなく一筋縄ではいかない相手だ。だがインパルスは一才怯まず会話を続ける!
「アッイヤ、自分デンショウドウと申します。向こうは妹達。実はカイチュウ=サンとは昔のダチでね。久しぶりに会えそうだと連絡したらここで待てって言われたんですよ。通してくれませんかね?」「そのようなお話は坊っちゃんから聞いてありませんが…」ガードマン未だ頑な!
しかしインパルスも歴戦のホスト!この程度では怯まない!「参ったな…あっ!じゃあ昔のこと話したら証拠になりませんかね?ほらっ、ここの傷!昔2人でバイオズワイガニの住処に卵を盗みにいったことがあったんですよ」欺瞞!ズワイガニのエピソードは聞き込みで聞いたもの、傷は以前のスカウト任務の傷だ!
さらにインパルスはダメ押しに頭を下げてガードマンを拝んで頼み込む!「頼むって、親父さんが亡くなったて聞いてよ。いろいろ心配なんだ。」真に迫った同情的な喋り方。遂にガードマンの警戒が…緩んだ!
「確かにありし日の旦那様がそのような思い出を話していらっしゃいました。どうやら間違いないようですね」「アリガトゴザイマス!ほら、2人も!」インパルスは待機していた2人を呼び込んで扉を開けて入っていく。するとカードマンはインパルスを一瞬呼び止めて話しかけた。
「ぼっちゃまは人一倍優しいが故に無用な傷を抱え込みます。どうかお支えしてください。」インパルスは驚いたような顔をしたがすぐに笑顔に戻り答えた。「もちろん!アイツは俺にとって兄弟みたいなもんですから!」
屋敷は一階建、ハモノラビットの部屋は一番奥まった場所にあるようだ。暗い廊下を歩いていると前を進むインパルスが呟いた。「まっ、こういうやり方もあるってことだ。ニンジャ威圧感とかあるからな。モータルの時よりかは通用しやすいと思うぜ?」「ハイ!しかしそれでも私たちが妹って…よく信じてもらえましたね」
インパルスは不思議そうな顔のナイトホークに向き直るとニカリと笑った。「案外嘘でもないさ、同じソウカイファミリーの仲間だしな」「ふふ、なら今後はインパルス=オニイサマとお呼びした方がよろしいでしょうか?」三人が談笑しながら廊下を進んでいると、微かな駆動音がした。
「これは…」誰かが呟いた次の瞬間、壁や天井からヤイバが飛び出、一斉に三人に襲いかかった!市販室内用殺人トラップ、トカイキバ!「「イヤーッ!」」インパルスとシルバーウェアは瞬時にニンジャ第六感でこの罠の軌道を予測!ブリッジ回避で避ける!
「アイエッ!?」しかしナイトホークは反応が一手遅れた!眼前に迫った刃を紙一重のチョップで叩き割りなんとか回避する!「ト…トカイ・キバ!?」狼狽するナイトホークにインパルスは首を傾げた。「おいおい、元エンジニアだろ。見たことないのか?」
「久しぶりすぎて…ウチの会社は製品もトラップもエネルギー系が多かったもので、エヘヘ…」トラップの沈黙を確認した三人はそのまま先に進むことにした。カラテ警戒は欠かさなかったが結局部屋の前に着くまでに他のトラップは存在しなかった。
ハモノラビットの部屋に入った三人はリキシ・リーグの伝説的バイオスモトリ「ヘルチャンピオン」のポスターや、自動化された水槽の中に浮かび、こちらをじっと見つめるミニバイオクジラなどを確認する。ハモノラビットはやはり現在留守のようだ。
シルバーウェアは本棚に詰まったバイオ生物関連の書籍を手に取り少しめくる。「なるほど、バイオニンジャをお匿いになられたのはこういう理由でしたのね」「もともと動物に興味があったみてぇだな、…帰ってこないとはいうがクジラの状態はいいな。詳しくはねぇが結構力入れてプログラムとか組んだんじゃないか?」
ナイトホークは可愛らしいバイオミニクジラを暫く眺めていたが、やがて笑みを浮かべて2人のセンパイに振り返った。「カワイイし高値でうれそうですね!盗んじゃいましょうよ!」
インパルスは静かに苦笑し、やんわりとナイトホークを諌めた。「暗殺や略奪任務ならともかく、スカウト任務で対象を無闇に逆撫でするようなマネは良くないな。」「ソニックブーム=サン並みの実力があれば「わからせる」為にそういった行為もなさるかもしれませんが…わたくし達はまだニュービー、不確定要素は増やせませんわ」
「アッ、ソウデスネー…ゴメンナサイ…」ナイトホークはしょんぼりする。「ハハハ!まぁニンジャなら当然でてくる選択肢だわな」三人は再び部屋の探索を開始した。やがてナイトホークが壁にかけられたポスターの裏にドンデンガエシを発見した。隠し部屋だ。
奥に進むとそこそこ高級なUNIX。おそらくハモノラビットの電子拠点の一つ。シルバーウェアが早速起動すると「パスワードを入力してください:ヒント(タヘタタルタタスタモ)」と表示される。「難解な暗号ですわ…こういった場合はダイダロス=サンにご助力願うのが無難でしょうけれども…」「そうだな…だが…」
「いつまでもセンパイ方に頼りきりでは、一人前とはとても言えませんわね。」「そうだな、やってみてくれ」その言葉を合図にシルバーウェアは瞼を閉じ精神を集中させた。ナイトホークとインパルスは固唾をのんで見守る…。
「イヤーッ!」突如シルバーウェアはカラテシャウト!瞳に銀色の光が迸り、ドレスの裾から溢れ出した無数のイミテーション銀食器がキーボードの上を高速乱舞!解析プログラムを打ち込んでいく!シルバーウェアの操る念動力のジツ、キネシス・ジツ!それをハッキングに応用したのだ!
タカタカタカタカタカ…ツターン!数十秒後!パスワード欄に「ヘルスモ」の文字が城壁を破る砲丸めいてうちこまれた!そして「オカエリナサイドスエ」の電子オイラン音声と共にセキュリティが解除された。
「ヤッタスゴーイ!」ナイトホークははしゃいでシルバーウェアに話しかけようとして固まった。平時から優雅な立ち振舞いを崩さないシルバーウェアの額からは汗が滝のように落ち、鼻からは鼻血までも流れていた。それほどまでの集中が必要だったのだ。
「大丈夫か?シルバーウェア=サン」シルバーウェアは我に返り二人が心配そうに覗くのを認識すると、即座に手持ちのハンカチと小道具で身だしなみを整えた。そして何事もなかったように微笑に戻る。「エエ…ご心配をおかけして申し訳ありません。さぁ早速、中身を確認させていただきましょう」
UNIXには、ネオサイタマ各地に存在する廃棄された地下施設についての資料が纏められており、そのうち1つには印がつけられていた。その他のデータはバイオスモトリ、バイオズワイガニといったバイオ生物の映像が主であり、特に異常な点は見られない。
印のつけられた資料を開いていてみると、それは現在ハモノラビットが拠点としている基地の資料だった。そこには「秘密基地 見取り図」と書かれている。メモから推測するに、ハモノラビットはどうやらこの地下施設を自らの暮らしやすい環境に改造し、その中にバイオ生物による新たな生態系を築き上げることを目指しているようだ。それに加え、「新しい仲間『オーハシ』が加わったことにより計画を大幅に変更しなくてはいけなくなった」といった旨のメモも残されている。
「なるほどな…大体の事情は掴めたぜ」「おそらくこの秘密基地に向かえばお二人にお会いできそうですわね。」秘密基地の地点はここからさほど遠くない。ナイトホークが少し震え声で言葉を発す。「じゃあ早速行きましょうよ!」「まだだ、一旦IRCでコッカトリス=サンに報告してからだ。」
ーーーーーー
三人は屋敷から出ると近隣の盗聴防止がなされたソウカイヤ傘下暗黒IRC喫茶に入りコッカトリスに連絡した。『よくやったぞお前ら、このままハモノラビットのアジトまで行ってオーハシを連れ戻してこい。よい報告を期待しているぞ。ハモノラビットのやつをスカウトすることができたなら、ボーナスもくれてやろう…』「「「ヨロコンデー!」」」
ハモノラビットの秘密基地
…数十分後!打ち捨てられたバイオプラント。ここに築かれたハモノラビットの秘密基地は地下に似合わず明るく湿り、生き生きとした緑に溢れていた。多種多様なトロピカル植物が通路や壁を埋め尽くし、天井から垂れ下がる無数の蔓草は、極彩色の花々や毒々しいウツボカズラの壺を実らせている。「なるほど中々のモンだな…」インパルスも思わず感嘆する。
三人がしばらく曲がりくねった通路を抜けると開けた広間に出た。地面は草地だがドヒョーじみた模様が刻まれており、右手に設けられた池にはいく匹かのネオン金魚が泳いでいる。「どうやらまだ先があるようですね」部屋の奥には薄暗い廊下が口を開けている。どうやらそこからさらに先に進めるようだ。
「ドッソイ!」「シュシューッ!」突然廊下の先から巨大なバイオスモトリが、池から車ほどのバイオズワイガニが姿を現した!「敵か!?」二体はカラテを構えたニンジャ達にも臆さず迎撃の用意ありと言わんばかりに再び咆哮!「門番のおつもりでしょうか?」「ニンジャに勝てるわけ無いのに…ゴメンネ」
◆バイオスモトリ(種別:モータル/バイオ生物)攻撃3 射撃0 回避0
カラテ 3 体力 3
ニューロン 1 精神力 1
ワザマエ 1 脚力 2
ジツ 0 万札 0
スキル:『突撃』
装 備:なし
ジ ツ:なし
サイバネギア:なし
近接/射撃/機先/電脳 3/-/1/-
◆バイオズワイガニ(種別:アニマル/バイオ生物)攻撃4 射撃0 回避0
カラテ 4 体力 4
ニューロン 1 精神力 1
ワザマエ 2 脚力 2
ジツ 0 万札 0
スキル:『カニバサミ』『水陸両用』
装 備:なし
ジ ツ:なし
サイバネギア:なし
近接/射撃/機先/電脳 4/-/1/-
◇カニバサミ:『近接攻撃』判定に出目【6】が含まれていた場合
サツバツ!出目5の効果が自動的に発生する。
◇水陸両用:『水中』マスからペナルティを受けない。
備考:バイオスモトリとバイオズワイガニは効果的な連携を行えるほどの知能を持たないため
この2種のモブ敵から与えられる攻撃は「まとめて回避」可能となる。
イクサ開始
1ターン目
・マップ
「ごめんあせばせ。」シルバーウェアは優雅に一歩前に出ると、瞳に宿る奇妙な光を瞬間的に強めた!「ブモ…ムン」不用意に目を合わせたバイオスモトリは瞬時に昏倒!無力化!「フ…!?…フシュー!!」相棒を倒されたズワイガニが怒りのハサミをふりかざしたが…「イヤーッ!」「アバーッ!?」
イナズマじみたジグザグステップで接近したインパルスの加速パンチが命中!ズワイガニの眼球の一つが潰れる!「バイオスモトリの方に食いつかないとはな…」「敵味方の区別をつける程度には躾が行き届いているのですね…」分析するニンジャたち!
「わ…私もイヤーッ!」一歩出遅れたナイトホークもズワイガニに飛びかかる!大ぶりのテッコチョップ!「シュシュー!」ズワイガニは咄嗟に特に装甲の分厚いハサミでガード!GYAGIN!金属音を立ててテッコが弾かれる!「アイエ…!?」
「シュー!」ズワイガニは呆気に取られたナイトホークにもう片方のハサミで刺突!「イ…イヤーッ!」ナイトホークは盾めいて構えたテッコでガード!GYAGIN!「つ…強い!」「なるはど…やはりそれなり訓練を受けているようですね…ニンジャと合流されたら実際厄介…」シルバーウェアの瞳が怪しく光る!
2ターン目
・マップ
シルバーウェアは空中に浮かばせた食器類を左足に鎧じみて取りつかせると勢いよくジャンプ!「イヤーッ!!」キネシスの勢いを纏った鋭いアーマード・トビゲリだ!「シュシュー!?」バイオズワイガニのクモじみた多脚の一本が切り飛ばされる!
「シュシュ…ブクブクブク…」かなりの深手をおったズワイガニは毒々しい体色を瞬時に地味な茶褐色に変えると泡を吐きながら池へと沈んでいき、そのまま浮かび上がることはなかった。
戦闘終了
「ひとまずは終わりだな」拳についたズワイガニの体液を拭き取りながらインパルスが呟く。「そのようですわ。先に進ませていただきましょう。おや?」ナイトホークはバイオスモトリを心配げに見ている。そして不安そうな顔でシルバーウェアに話しかけた。
「殺しちゃったんですか?」シルバーウェアは一瞬ぽかんとした顔を見せたがすぐに柔和に笑って否定する。「眠らせただけですわ。ハモノラビツト=サンを無意味に刺激することにもなりかねませんしね。」「ズワイガニの方もまぁあの傷ならすぐ再生するだろ。足をやったし追跡もされないだろうしな」
「よかった…」シルバーウェアは安堵するナイトホークを見て少し考える。普段はモータルを容赦なく殺すのに動物にはこの態度、まぁニンジャとしてはある意味典型的な精神性か。「さぁ!本番のニンジャ戦はこれからだ。先に進もうぜ!」
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廊下の奥は曲がりくねって薄暗く、先ほどまでとは違った植生の植物が植え付けられていた。その通路をしばらく進むと薄暗い新たな広間に出た。わずかな視界の中には極彩色と濃い緑、ジャングルの花園じみた空間だ。そしてその奥にニンジャ達が待ち構えていた。
赤白の兎耳のニンジャと毛皮に覆われた8フィートはあろうかという体躯のバイオニンジャがアイサツする。「ドーモ、ハモノラビットです」「Yrrrrr……ドーモ、オーハシです」
◆ハモノラビット
◆ハモノラビット(種別:ニンジャ)
カラテ 3 体力 6
ニューロン 5 精神力 4
ワザマエ 5 脚力 5/N
ジツ 0 万札 15
スキル:『常人の三倍の脚力』『ランスキック』『疾駆』
装 備:『ZBRアドレナリン注射器』
ジ ツ:なし
サイバネギア:『▲▲戦闘用バイオサイバネ』『△バイオカタナ』『▲▲戦闘用バイオトルソー』
備 考:近接攻撃は『ランスキック』で行い『バイオ武器』の『ダメージ2』は使用しない。
近接/射撃/機先/電脳 3/5/5/5
回避/精密/側転/発動 5/5/5/-
△バイオカタナ:戦闘用バイオサイバネ用カスタム器官
『連続攻撃』時に『回避ダイス』2個を得る代わりに『轢殺攻撃2』を使用可能となる。
ただしこの効果を使用した場合は『連続側転』後にその場で手番が終了する。
◆オーハシ
◆オーハシ(種別:ニンジャ/バイオニンジャ)
カラテ 3 体力 8
ニューロン 3 精神力 2
ワザマエ 3 脚力 3/N
ジツ 0 万札 0
スキル:『バイオニンジャ』『脆弱性:火炎(精神力ダメージ1)』
『オオナルト・ボム』『水陸両用』
装 備:『ブードゥー』
ジ ツ:なし
サイバネギア:『▲▲▲▲戦闘用バイオサイバネLv2』『▲▲戦闘用バイオトルソー』
近接/射撃/機先/電脳 3/3/3/3
回避/精密/側転/発動 3/3/3/-
◇オオナルト・ボム:『射撃』の代わりに発動を試みられる。判定は
【ワザマエ】で行い難易度はNORMALである。発動に成功した場合、視界内の2×2マスに
『毒属性ダメージ1』を持つ『爆発(2×2)』を発生させられる。視界は2×2マスのうち
1マスでも通っていればよいが爆発の範囲に自身がいるマスを含んではならない。
ダメージの処理を行った後、範囲内のマスは『毒沼』へと変化する。『毒沼』に
よるものを含めこのジツによる『毒属性ダメージ』は『バイオ生物』『バイオニンジャ』
『危険生物』には無効。対象が『ヨロシサン製薬』に所属している場合も無効。
◇毒沼:このマスで手番を終えたキャラは【カラテ】U-HARDでの抵抗判定に成功しなければ
回避不能の『毒属性ダメージ1』を受ける。『ボス級の敵』は『その他の行動』として
【カラテ】または【ワザマエ】で難易度HARDの判定を行い、これに成功することで
自身を中心とした『3×3』マスの『毒沼』を取り除ける。
◇水陸両用:『水中』マスからペナルティを受けない。
「ドーモ、ソウカイヤからきました、インパルスです。」「シルバーウェアと申しますわ。」「ナイトホークです。」アイサツが終わるとハモノラビットは三人を睨みつけ鋭い声を飛ばした。「ソウカイヤか。家の爺やからこちらを嗅ぎ回っているという話は聞いている。まずは要件を聞こうか。こちらとしては、出来ることなら血を見ることなく事を済ませたいのだが……」
「目的はそちらの大柄なお方、オーハシ=サンの保護ですわ。オーハシ=サンはヨロシサンのプラントから不幸にも投げ出されてしまわれたいわば被害者。我々は本来の保護者の元にお返ししたいだけのです。」シルバーウェアはあくまで温和に切り出す。「嫌だ、戻りたく無い…」オーハシはハモノラビットの影に隠れる。ハモノラビットはそっけなく言葉を返す。「それで?」
インパルスが咳払いして答える。「アンタもオーハシ=サンを拾ったのは色々考えがあってのことだろ?オーハシ=サンがここを気に入ってるのもわかっている。なら大人しく要求に応えてくれれば2人でこのままここに住めるように上に説得もできるぜ?」
「だがそうなれば私はソウカイヤに加入せねばならぬのだろう?」ハモノラビットはすかさず鋭い言葉を返す。「あぁ。だがこのままじゃそのうちヨロシサンかソウカイヤに2人とも消されちまう。そっちにとってベストな条件だと思って提案しているんだ」
ハモノラビットは半ば脅しのようなインパルスの言葉にも動揺を見せず首を振った。「断る。一度受け入れた仲間を売りはしない、交渉決裂だな」ハモノラビットは全身にカラテを走らせニンジャアトモスフィア濃度を数倍に引き上げた。意外にも毅然たる態度!生態系の主人としての貫禄と自負が軟弱なカチグミ子息であった彼を短期間でタフなニンジャへと変えたのか!?
「あわわ…どうしましょう!」「まだ交渉のカードを全て出し切れていないのですが…これ以上お話をお聞きになってくださるようにはお見えしませんね…」「構わねぇ!一旦叩きのめさなきゃならない気はしてたんだ。シマッテイコーゼ!」インパルスが両腕を打ち付けて火花を散らした!
「先に言っておくが我々は手強いぞ?お前達には花々の肥料になってもらう!」「オーハシの強さ…見せてやる!」ハモノラビットが指を鳴らすと空間内の照明が一気に光度を落とす!「なっ!暗いよぉ!」「そちらのフーリンカザン…ということでしょうか」暗闇の中で二匹のバイオニンジャの目が怪しく光った!イクサ開始!
1ターン目
・マップ
「いた仕方ありませんわ…イヤーッ!」一番手はシルバーウェア!弾かれたように飛び出しながらドレスより無数のカトラリー(食器類)を溢れさせ、弾幕じみて発射!暗黒を切り裂き狙うは鈍重そうなオオハシ!「イ…イヤーッ!」しかしオオハシは即座に丸々とした体をボールめいて転がし回避!獣の夜目が射撃起動を読む!
「オオハシ=サン、持ち堪えろ!イヤーッ!」オオハシの無傷を横目で確認したハモノラビットは連続側転!輝く目の尾を引きながらソウカイヤ達の眼前で天井に飛びつき手をあて爪で身体を固定!姿勢を安定させると、もっとも弱そうなナイトホークへ側転の勢いを乗せたランスキックを放つ!
「イ…イヤー!」ナイトホークはこれをギリギリでのけぞり回避!「い…今です!」その言葉と共に両者の隣をインパルスが疾走!オオハシへと飛びかかり雷を纏った足でキック!間髪入れずに暗闇の中を稲光が走り放電攻撃!「イ!?…イヤーッ!」だがオーハシはこれを紙一重で地面にもぐり回避!地面が柔らかいのだ!
「オーハシ=サンを狙い撃ちする気か!」歯噛みするハモノラビット!しかしその眼前のナイトホークもニンジャ!その隙を逃さない!「イヤーッ!」ブリッジで曲げた体勢を戻して勢いを乗せた反撃チョップ!だがハモノラビットはこれをバイオウサギ脚の回し受けで弾き飛ばす!「オーハシ=サン!基地は構わん!オオナルト・ボムを!」
「ウー…オボー!」再び地上に顔を出したオーハシは一瞬体を風船のようにパンプアップさせると、ワニめいた口から紫色の水弾を発射!オオナルト・ボム!「うおっ!?」インパルスはこれをギリギリで回避!飛沫を上げた着弾地点が融解して溶け落ち、不気味に発光する紫色の沼地を作り出す!
「オイオイ、ここはアンタの地下楽園だろ!?俺たちより先にオーハシ=サンが汚染しちまうぜ!?」「問題ない。既にオオナルト成分は秘密ラボで研究済みだ。いくつか対策は打ってある!」『床下隔壁シャッター、アンチ・オオナルトアンプル、共に問題なく稼働中ドスエ』電子マイコ音声がその事実を補強!
2ターン目
・マップ
「なるほどご趣味の成果というわけですね…イヤーッ!」シルバーウェアは再びのキネシス乱射!「オボー!」しかしオーハシは毒沼に両腕を突っ込んで振り上げると紫の飛沫の壁を発生させた!カトラリー類を腐食させ受け止める!なんたる毒性!「いいぞ、オーハシ=サン!イィィィヤァァー!!」一方のハモノラビットは弾かれたように飛び出す!
「イヤーッ!」「ムッ!?」「グワーッ!?」次の瞬間、ハモノラビットが赤白の風となってニンジャ達の周りを飛び回ったかと思うとキネシス乱射姿勢をとっていたシルバーウェアは大きくのけぞり、そのやや後方のナイトホークは胴体から流血!
「ハッハー!これぞカクシ・キリ!」ゴウランガ!ハモノラビットの腕からウサギの歯じみた黄色い骨バイオブレードが伸びている!ゴウランガ!一瞬のうちに風となったハモノラビットはブレードを展開させツジギリじみて2人を切りつけたのだ!
シルバーウェアはなんとか手に持ったナイフで防御したがナイトホークは反応できず!恐るべきスピード!ハモノラビットはそのまま高笑いしながらインパルスへと切り込みに…「ヌゥー!?」インパルス眼前でハモノラビットの肉体が止まる!これは一体!?
「貴様か、キネシス女!」ハモノラビットはシルバーウェアを睨みつける!見ればシルバーウェアの瞳から伸びる銀色の光がハモノラビットのブレードに纏わり付いているではないか!生体鉄分を多分に含むバイオブレードはキネシスに弱い!「そっちから来てくれて嬉しいぜ!オミヤゲもらっていけや!」その隙逃さずインパルスは拳を振り下ろして放電攻撃!
「ヌゥー!?」「アバーッ!?」ハモノラビットは素早く身を引き放電を避けたが、彼のピンチに気を取られたオーハシはそのまま直撃!巨大が電撃に包まれ毛皮がチリチリと焦げる!「おかえし!イヤーッ!」さらにナイトホークがスリケンをハモノラビットに投擲!しかしハモノラビットはこれをノールックバイオブレード薙ぎ払いで切り落とす!
「オノレー!ハモノラビット=サンはやらせぬ!オボー!」オーハシはナイトホークにオオナルト・ボムを発射!「うわっと!?」ギリギリで跳んで逃げるが着弾地点はやはり紫色の毒沼に変貌する!今はまだ十分に避けて戦えるサイズだがこのまま汚染地帯が広がりすぎれば…?不吉なビジョンが三人を襲う!
3ターン目
・マップ
「オーハシ=サン!あなたのお相手は私たちですわ。イヤーッ!」シルバーウェアは地面に突き刺さった食器類を再びキネシス浮遊させると乱射!オーハシを狙う!「ヌゥー!!」オーハシはナイトホークから意識を外すと毒沼に潜り込み回避!「イヤーッ!!」一方ハモノラビットはキネシス乱射と入れ替わるようにシルバーウェアへと接近!ウサギ脚力からのトビゲリだ!
「イヤーッ!」しかしシルバーウェアはこれを優雅なステップで交わし反撃の鋭いキックを放つ!ハモノラビットはこれをトビゲリとは反対の足の迎撃キックで受け止める!ゴジュッポ・ヒャッポ!
「イヤーッ!」一方広間の反対ではインパルスが全身に電流を流して肉体活性!ジゴクじみたツキをオーハシに放つ!回避困難速度!「ヌゥー!?」オーハシは沼に再び沈みつつ決死のブリッジ!インパルスのツキがオーハシの毛を刈り飛ばす!キキイッパツ!「オーハシ=サン!」
「隙あり!イヤーッ!」ナイトホークはこのタイミングでオーハシに気を取られたハモノラビットをスリケン射撃!「ヌゥ!?」慌ててスリケンをつまみ取るハモノラビット!「お…お前の相手は私だ!ピョンピョンウサギ!」「ヌゥー!先ほどからハモノラビット=サンを狙いうちにしおって!オボー!」オオナルト・ボムが再びナイトホークを襲う!
「そうそう当たるかそんなもの!イヤーッ!」ナイトホークはまたこれを回避!「構わん!オーハシ=サン!私に構うな!目の前の敵に集中しろ!」ハモノラビットが叫ぶ!「りょ…了解!」オーハシはぎこちなく応えた!「センパイ!こちらも!ハモノラビットの相手は私におまかせを!」ナイトホークも負けじと叫ぶ!
4ターン目
・マップ
「…承知しましたナイトホーク=サン!オーハシ=サンは私達におまかせを!イヤーッ!」シルバーウェアは薄暗い中では遠距離から放つキネシス射撃の効果が薄いと判断すると、近接カラテ移行を決断!壁を蹴って連続側転!オーハシに強烈なトビゲリをかます!「グワーッ!?」
命中!だがシルバーウェアのジャンプ着地地点には毒沼!しかしシルバーウェアは先ほどまでのオーハシに向けたキネシス射撃で地面に突き刺さっていたナイフやフォークをめざとく見つけるとハイヒールの踵でその上に着地!毒を回避!
「イヤーッ!」一方広間の別の一角ではハモノラビットがナイトホークの背後に周り致命的ランスキックを放つ!先ほど一撃を与えてナイトホークのカラテのほどは既に判別済み。一撃当てれば勝てる!しかしナイトホークはケリの軌道をしっかりと見極めてすれ違うように回避!「なにっ!?」
「イヤーッ!」暗闇でテッコ駆動音!ナイトホークのチョップが背後からハモノラビットに襲いかかる!「ヌゥー!!」ハモノラビットはこれを半身になって避けつつバイオ牙を閃かせて反撃!「イヤーッ!」だがこれをナイトホークは避ける!「私はナイトホーク(夜鷹)!夜目は効くほうなんですよ!」ナイトホークは左目に施した軽度サイバネアイを威圧的に稼働させる!
「ナイスだ!ナイトホーク=サン!そのままソイツを頼む!イヤーッ!」インパルスは称賛しつつオーハシへのカラテパンチ!「ヌグゥー!」オーハシはこれをなんとか避けながら接近してきたインパルスとシルバーウェアに対してオオナルトボムを発射!だが両者ともこれを側転回避!
5ターン目
・マップ
ナムアミダブツ!なんたることか!イクサはいまやインパルス・シルバーウェアvsオーハシ、ナイトホークvsハモノラビットに完全に分断されている!「イヤーッ!」シルバーウェアは素早くハイヒールを脱ぐと先ほどまで着地していたナイフを足で引き抜きオーハシに斬撃キック!
「アバー!?」ナムアミダブツ!ナイフはオーハシの毛皮の薄い部分に深々と突き刺さる!大ダメージ!「ごめんあそばせ、少々はしたない真似を致しました」シルバーウェアは口元を隠して微笑みながら今度は靴下で別のカトラリーに着地!肉体に施したキネシスによる細やかな空中制動がなせる技だ!
「イヤーッ!」シルバーウェアの攻撃に合わせてインパルスもソウカイヤ仕込みのカラテストレートを放つ!「アバーッ!?」命中!しかし!「グワーッ!?」インパルスの足元には毒沼!毒液が染み込み皮膚がバイオ分解されたのだ!「へへ…ちょっと無茶してるぜ…!」不敵に笑うインパルス!
一方広間の反対側でハモノラビットはオーハシの悲鳴を受け唇を噛みながらナイトホークへと決断的な殺意を向けていた!「さっさと落ちろ!イヤーッ!」バックステップ壁蹴りからのトビゲリ!「イ…イヤーッ!」ナイトホークはこれを紙一重で回避!そのまま連続側転に派生してスリケンを投擲!だがハモノラビットもやはり回避!
「グッ…オボー!」痛みを堪えたオーハシは口を大きく広げオオナルト・ボムを打ち込む!インパルスとシルバーウェアはこれを避けるがまたもや毒沼が広が……らない!着弾地点は既に毒沼!「ナニー!?」両者はこれ以上毒沼を広げてはナイトホークがハモノラビットを十分に翻弄できるスペースがなくなると判断!あえて毒沼にとどまりそれ以上の拡大を防ぐ作戦に出たのだ!
6ターン目
・マップ
「イヤーッ!」シルバーウェアはオーハシに追撃の回し蹴りを放つ!だがオーハシはこれをブリッジ体勢でギリギリで避けると、体を戻しながら腕を毒沼に叩きつけた!「イヤーッ!」「ンアー!?」何たる奇抜な反撃!飛び散った毒沼の飛沫がシルバーウェアへと降りかかり皮膚とコスプレイ・ドレスを溶かす!
「よくも!イヤーッ!」怒りに燃えたインパルスは再び肉体に電撃を流し活性化!文字通り電撃的なチョップを放つ!「グワーッ!?」オーハシの首筋に命中!巨体がふらつく!「あと少し!」毒液が声を発しながら着地したインパルスを溶かさんとするが弾き飛ばされる!イクサに高揚したインパルスのカラテだ!
一方ハモノラビットは逃げ回るナイトホークを追いかけ回しながらランスキックを乱発していた!だがオーハシの様子が目に入り一瞬立ち止まる!「バカナ…」その隙を逃さぬナイトホークのチョップ!「イヤーッ!」「ムッ!」ハモノラビットはこれを回避!だがナイトホークは満面の笑みだ!「バカめ!まんまと私という囮に惹きつけられたな!」
「オボー!オボー!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」一方のオーハシも追い詰められオオナルトボムを乱射するが既に2人のニンジャはこの技を完全に見切っていた!地面に突き刺さった銀食器の上をウサギめいて跳ね回る2人の服の端にも、もはや毒液は降りかからない!イクサは完全にソウカイヤ側に傾きつつある!
7ターン目
・マップ
「チクショー!」ハモノラビットは連続側転!「イヤーッ!」「グッ!?」高速でナイトホークの防御テッコをバイオカタナで切り付け隙を作ると、そのままオーハシの元へと駆け出す!完全に相手方の術中だった!対ニンジャ戦闘経験の少なさが如実に出たか!?
(これが大組織と個人による訓練内容の差か!?ファック!)駆けながらハモノラビットはメンポの下で歯噛みする!「させませんわ。イヤーッ!」シルバーウェアは油断なくオーハシの周囲に浮遊銀食器トラップを仕掛けながら、駆け寄るハモノラビットにキネシス乱射を仕掛けた!
「イヤーッ!」ハモノラビットは無数のフォークやナイフをジグザグ走行で回避!バイオブレードでシルバーウェアに切り掛かる!「イヤーッ!」シルバーウェアはこれをナイフで受け止めると目を銀色に光らせ至近距離キネシス!バイオブレードごとハモノラビットを拘束した!
「シマッター!!」ハモノラビットは絶叫!これではオーハシの元まで辿り着けぬ!「アイエエエ!!」オーハシは思わずハモノラビットへと手を伸ばす!しかし浮遊銀食器はその動きを大きく封じているのだ!そしてオーハシの背後には…カラテを構えたインパルス!
「悪ィけどよ…!一旦眠っていてくれや!イヤーッ!」「グワーッ!?」強烈なカラテストレートが振り向きかけたオーハシの巨大な顎に命中!脳が揺れ、その巨体轟音を立てて倒れた!気絶!崩れ落ちたオーハシの巨体に対して油断なくカラテを構えたインパルスはハモノラビットに語りかけた。「さて、どうする?」
戦闘終了
ハモノラビットは手を止め、周囲の状況を確認する。高速移動で近づきオーハシの確保を狙おうともキネシス使いは健在。止められてしまう。既に三対一。脚力を用いて自身は逃げ切れたとしてもオーハシは確実に確保されてしまう。「ハモノラビット=サン…」意識を取り戻したオーハシが呻く。どうやら既に立ち上がれないようだ。
ハモノラビットのサンタ試験模試でも上位数%に入れる頭脳は即座にその場に適切な判断を下した。「わかった…お前達のスカウト条件について聞かせてくれ。」楽園の主が交渉のテーブルに…ついた!
有効な交渉/知識スキルと増加ダイス:NMはこれに囚われず柔軟に状況判断してもよい。
最も適した交渉スキル(+2):『誘惑』『威圧』『超然』
次に適した交渉スキル(+1):『欺き』『共感』『理路整然』
最も適した知識スキル(+2):『ヤクザの流儀』『バイオ生物』『バイオ系メガコーポ』
次に適した知識スキル(+1):『ストリートの流儀』『ファッション』『ソウカイヤ』
数分後。楽園のさらに奥、ハモノラビットの秘密ラボ。中央に置かれたオーガニック木製会議チャブには四人のニンジャ!ハモノラビットの両隣にはシルバーウェアとナイトホークが油断なく座って退路を断ち、それと正対する位置ではソウカイヤ代表者のインパルスがハモノラビットを真っ直ぐに見据えていた。
インパルスの背後でソウカイヤから出動したクローンヤクザ達に油断なく囲まれているオーハシはテーブルの様子を不安げに見守っている。「さて、アンタのバイオ研究のレポートや施設なんかの写真をヨロシサンの研究員に見てもらったところ、早速返答が来たぜ?是非バイオ知識の強い護衛役として来てもらいたい…ってことだ。」
ハモノラビットはその言葉に眉根を寄せる。「ヨロシサン?俺はソウカイヤのスカウトを受けているのではないのか?」「勿論。」インパルスは笑みを浮かべる。「ソウカイヤからヨロシサンへの出向エージェントの形さ。それならオーハシ=サンといられるだろ?俺たちもヨロシサンとの仲介役ができてその方が得だ。もちろんソウカイヤで初期研修は受けてもらうがな。」「ウーム…!」
(なるほど…)ナイトホークはインパルスとハモノラビットの様子を観察しながら感嘆の声を漏らす。一見ただ話しているように見えるインパルスは気づかれないように微弱なニンジャ存在感を漏らし、パルスじみてハモノラビットに伝達。思考や判断を誘導しているのだ。先ほどのガードマンとの交渉もこのテクニックを用いたに違いない。これこそニンジャの交渉術!
ハモノラビットは手元に置かれた資料にじっくりと目を通し、最後にオーハシとアイコンタクトをとった。両者は頷き合い、ハモノラビットはインパルスに向けて言った。「わかった。スカウトを受けよう!」
両者は固く握手!インパルスが華やかに笑う!「契約成立!これからは同僚としてよろしく頼むぜ、ハモノラビット=サン!オーハシ=サン!」「ヤッタ…」ナイトホークはその光景に感嘆する。あの凶暴なニンジャ達をまさか本当に口先だけで仲間に引き入れてしまうとは。彼女の目にはそれがただ単に暴力で従わせるよりもより魅力的に見えた。
ハンコと契約書をカバンにしまいながらインパルスは思い出したように口を開いた。「そういやガードマンの爺さんが心配してたぜ?顔を出してやったらどうだ?」「爺やが…?…そういえば最近対面で戻って無かったな。わかった」その何気ない会話は先ほどまでイクサしていたとは思えないほどであった。もはやハモノラビットはソウカイヤのニンジャなのだ。
エピローグ
コッカトリスに報告も終え二人のニンジャも引き渡した帰り道。「実際すごいです!まさか一日もかけずに真相を突き止めて、お互い納得する形で問題を終わらせるなんて!」ナイトホークは興奮気味に話す。「ハハ、ホントなら反乱防止とニンジャの質の為にももっと畏怖を刻んだほうがいいんだがな。まぁ俺たちのカラテ不足さ」
実際ハモノラビットの生物学知識と技能はヨロシサンも認めるところがあった。地下楽園にヨロシサンの秘密研究所を設置し、オーハシはそこで勤務、ハモノラビットは客員研究員兼デリバリーソウカイ・エージェントとして駐在することとなったのだ。
報告を受けたコッカトリスは甘い対応だと鼻を鳴らし不満を隠そうともしなかった。しかしそれ以上は何も言わなかった。実際、二つの組織の間のパイプ役を増やす意味では悪くない判断だ。
「いやいや、それでもスゴイ….」ナイトホークは目を輝かせながら続ける。彼女にとってニンジャの暴力とは単純に他者を屈服させるものだった。しかしそれは使いようによってそれ以上の状態を作れるという点において、今回の仕事はとても衝撃的だったのだ。「私、もっとスカウト部門の仕事を見てみたいてす!」「あら、スカウト部門をご志望なさいますの?」
「ハイ!ニンジャの力の使い方にこんな可能性があるなんて胸が躍ります!」「ハハッ!じゃあ本当の意味で後輩になるな!じゃっ、初仕事記念に今日は奢るぜ!ついてきな!」インパルスはその場から跳ね上がってビルの谷間を蹴り渡った。ニンジャにだけ許されるショートカットルートだ。「インパルス=サン、お待ちくださいまし!」シルバーウェアもキネシス補助浮遊しながらそれを追う。
「ま…待ってくださいよ!いきなり〜」ナイトホークも二人を慌てて追いかけ、ネオンに輝く夜の中に飛び込んで行った。ニンジャたる彼女の目には昼間のように鮮やかに視界が開けていた。三人のニンジャが起こした風で道端のインガオホーの看板がわびしげに揺れ、三筋の色付きの影はネオンシティの無数の光の中に紛れて消えていった。
終わり
リザルト
万札プールは51、それぞれ万札17に山分け。
余暇
◆シルバーウェア
余暇後ステータス
◆シルバーウェア (種別:ニンジャ) DKK:0 名声:6 所属:ソウカイヤ
カラテ 4 体力 4
ニューロン 6 精神力 6
ワザマエ 5 脚力 3
ジツ 4 万札 3
攻撃/射撃/機先/電脳 4/4/7/8
回避/精密/側転/発動 6/5/5/10
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0
◇ジツ
『☆カラテミサイルLV3』
『★ラピッド・カラテミサイル』
◇サイバネ
▶︎生体LAN端子LV1
◇スキル
『◉魅了』
記憶:『◉知識:貴族の流儀』「◉知識:ヤクザの流儀』『◉交渉:超然』『◉知識:ホストクラブ』『◉知識:高級嗜好品』
◇アイテム
オーガニック・スシ
◇ユウジョウ
ソニックブーム親密度2
インパルス親密度1
※ニューロンの壁【1】突破済み
ジツ型に伸ばしていきます。ニューロンの壁は突破しましたがジツ型は伸ばさなくちゃいけないステータスが多くて大変です。
◆インパルス
余暇後ステータス
◆インパルス (種別:ニンジャ) DKK:0 名声:6 所属:ソウカイヤ
カラテ 7 体力 7
ニューロン 5 精神力 8
ワザマエ 6 脚力 3/N
ジツ 3 万札 7
攻撃/射撃/機先/電脳 7/6/5/5
回避/精密/側転/発動 7/6/6/8
即応ダイス:4 緊急回避ダイス:0
◇装備や特記事項
『◉疾駆』、『◉忠誠心:ソウカイヤ』x2、『◉マーク・オブ・ソウカイヤ』
『★強化放電攻撃(デン・ジツ)』
『◉知識:ヤクザの流儀』『◉知識:歓楽街』『◉交渉:共感』『◉知識:悪趣味な服』『◉交渉:威圧』
『★強化放電攻撃(デン・ジツ)』
【精神力】を2消費し、『難易度:HARD』で発動判定を行う。
発動に成功すると、自分を中心とした3×3マスにいる敵全てに対し、
自動的に『電磁属性ダメージ2』を与える(回避難易度:HARD)
◇ユウジョウ
ソニックブーム親密度2
今回はカラテの壁を選択。公式の成長後ステータスを目指しているので見えないもう一つの壁がありますがのんびり高めていきましょうか。
◆ナイトホーク
◆ナイトホーク (種別:ニンジャ) DKK:0 名声:4 所属:ソウカイヤ
カラテ 2 体力 4
ニューロン 3 精神力 3
ワザマエ 4 脚力 2
ジツ 0 万札 2
攻撃/射撃/機先/電脳 3/6/4/5
回避/精密/側転/発動 5/5/5/0
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0
◇サイバネ
▶︎サイバネアイlv1
▶︎テッコLV1
▶︎生体LAN端子LV1
◇スキル
『◉頑強な肉体』『◉知識:ヤクザの流儀』
名声は上がりましたがステータスは悲しくなるほどサンシタです。ワザマエダイスが高いので今後は遠距離や近接武器をつけていきましょうか。
あとがき
久しぶりのリプレイです。どうも自分は書くのがのんびりのようですね。PCやNPCの口調を忘れて書き直ししたりと大変ですが今回の作成も楽しい時間でした。最後まで読んでくださりありがとうございました!