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一口エッセイ: 日曜日の朝に女児アニメと特撮を観ている時以外は何も楽しくない、謎の人生

 毎週、「日曜日の朝に女児アニメと特撮を観ている時以外は何も楽しくない、謎の人生」と呟いておりますが、これはわりと本当の話である。
 決まった時間や日にちに仕事があるわけでない僕にとって、曜日は「アニメの放送が振り分けされている要素」でしかない。みんなと違って月曜日が憂鬱だったり、金曜日で舞い上がったりもない。
 そんな生活が続いて早10年。ニチアサ自体はもう20年くらい追っているわけですが、この10年間は登校や出勤とかもないので、ランダムな時間に寝て起きている僕でも確実に起きている時間が「日曜朝」です。土曜深夜もアニメがあるので、基本的には無理して徹夜する形ですが、とにかく日曜朝はどんなに怠くてもテレビにしがみついている。
 完全に僕の人生における、唯一の週の区切りがニチアサであり、ここを基点として生活が成り立っているのです。日曜日の朝に女児アニメと特撮を楽しむ時間がなければ、穴の空いたビニールのように萎んでいくことでしょう。ぷしゅ〜。
 ニチアサを視聴し終えて、ようやく「今週も戦隊やライダーのおかげで楽しかったな」「今週は大変だったけどプリキュアが可愛かったからいいか!」と直近の自分のメンタルが自覚できる。月〜土に過ごした一喜一憂はすべてニチアサ時に精算される。そう考えると、本当に「日曜日の朝に女児アニメと特撮を観ている時以外は何も楽しくない、謎の人生」だと思う。恐らく、将来自分が結婚できたとして、その幸せを初めて自覚する瞬間は、息子がライダーの変身シーンを真似したり、娘がプリキュアの変身アイテムを欲しがる時なんでしょうね。

 毎日のエッセイをまとめた同人誌をboothにて販売中! 日曜日の日記はどこか楽しげかもしれません。

 僕のしょうもない人生が詰まった、商業エッセイ集もよろしくね。深夜アニメが放送されない沖縄にいたから、ニチアサを唯一の楽しみにしている様子がわかります。

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