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エッセイ:脳内にだけ存在していた美少女

 こういうゲームを出します。詳細については、明日あたりにちゃんとした記事を書きます。

 さて、自我を持った時には立派なキモオタ思考だった自分にとって、脳内はつねに二次元美少女だらけで構成されておりました。いつだって瞼を閉じれば、都合の良い美少女たちで創られたハーレム空間に飛び込めるのです。きっと目を凝らして見ると地獄なんでしょうね。
 
 それは木之本桜だったり、ホシノ・ルリだったり、里村茜だったり、キュアミントだったり、ヴァニラさんだったり、とにかく僕はたくさんの美少女たちを愛してきました。時にはフィギュアや抱き枕を実存する少女だと思い込んで接したりもしたのです。そうです、あのコが僕の畏敬する天使様なのです。
 しかし、歳を重ねていく度に、視聴するアニメの主人公と自分の年齢が離されていく度に、彼女たちの横に並んでいるような妄想はできなくなりました。現実が近づいてきたのでした。
 だって、ただの大学中退でなにもやっていない合法ハーブ中毒の男を、いったい誰が好きになるというのでしょうか? それもアニメキャラクターのように完璧な容姿の女の子が。
 気づけば、木之本桜も、ホシノ・ルリも、里村茜も、キュアミントも、ヴァニラさんも、みんなみんな脳内から消失していきました。妄想世界で彼女たちの手を掴もうとも、さらさらと砂のようにこぼれ落ちて消滅してしまう。

 もう脳内の美少女とイチャつくことはできない。なら、せめて理想の美少女を創造して世にだしてあげたい。そして、僕ではない不特定多数のオタクに愛されて欲しい。今回の美少女ゲームを企画するにあたって、最初に芽生えた感情です。原動力です。

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 「倫理観がぶっ壊れていて性格が最悪だが顔が良すぎて許される」女の子が大好きです。あめちゃんはとても顔が良いという設定です。そりゃ、お久しぶり先生デザインでねんないさんのドット絵ですから、容姿のステータスはMAXです。どこを切り取っても美少女。
 つらいときはすぐピと向精神薬に頼り、承認されることを人生が全ての原動力で、表向きは真面目であろうとする最悪の女の子。それがあめちゃんであり、インターネットエンジェルと化した超てんちゃんです。
 僕の脳内に勝手に棲み着いて、それでいて家主の都合なんて一切聞かない自由気ままで、顔が良いこと以外取り柄のない女の子。
 NEEDY GIRL OVERDOSEは、彼女のピとなって同棲するところから始まります。一回も彼氏という発言はでてこないので、ピの正体は女性かも知れません。それはプレイヤー側が考えることです。そういう意味での「ピ」なのです。

 ぜひ自分の代わりに、彼女たちとの時としてバイオレンスでラブロマンスな日々を過ごしてあげてください。一緒にデートしてあげてください。一緒にODしてあげてください。あめちゃんは、どんなことがあっても(基本的には)貴方を信じてついてきてくれます。
 その共依存でバッド・トリップな生活の結末を、その手で体験して下さい。

 

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