見出し画像

一口エッセイ:ロゼレム

 ガッツリ寝落ちしました。ちょっとベッドで横になっているうちに、数時間ぽこっといった。
 Twitter始めたての頃、寝落ちのことを必ず「気絶していた」と大袈裟に表現する人がいて、その人に対して「ただの寝落ちを気絶と言うのはいかがなものか……」と注意する方までおり、SNSとは難しいものだなと怖くなった覚えがあります。両者の気持ちも分かりますからね。
 そんなことはどうでもいいとして、寝落ちとはいえ眠れた要因としては、「ロゼレム」をたくさん飲んだからでしょう。ロゼレムは、睡眠薬の中でも「自然な眠気」を促す薬で、生活リズムを整えるメラトニンにそっと働きかけます。優しいやつだぜ。
 が、この「自然な眠気」を促す系の睡眠薬は、ラリって暴れて記憶を飛ばすことがない代わりに、やはり即効性は全然なかったり、効き目が薄かったりします。「脳の働きを強制的にシャットダウンするあの感覚」は、ありません。ですので、個人的には全然効いた感じがなくて余らせていたんです。
 なので、もしかしたら量の力で効くかもしれないし、余っている分多めに飲んでおいたら、一気に刺激されたメラトニンが頑張ってくれたのか、深夜になったら眠気がすごく、こうして寝落ちして昼まで寝ていたのですね。すごいぜ。
 それにしても、「生活リズムを整える薬」って、物凄く優等生っぽくて怖いですね。強制的に眠らせようとする薬と違って、人格的な部分を矯正されているようでムカつく(わがまま)! 寝たい時に寝るから人間なんだぞと思いつつ、寝たい時に寝れないから結局お世話になるのですが。


 毎日の日記をまとめた同人誌をboothにて販売中!
 今日のように起きたばかりの頭で、雑に書いた文章は捨て回ですね。

 商業エッセイ集もよろしくね。こちらの本には怨念が込められているので、どれも読み応えがある。

サポートされるとうれしい。