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一口エッセイ: 平成ガメラ3部作展

 『特撮のDNA 平成ガメラ3部作展』を観に、東京タワーへ初めて訪れました。
 まず、平成ガメラの展示を行う場所を東京タワーに指定したことが素晴らしい。刃牙展を東京ドームで開催したのと同じくらい満点。『ガメラ 大怪獣空中決戦』で最も印象深いシーンが、折れた東京タワーで夕陽をバックに羽休めするギャオスですから。もちろん、該当シーンのジオラマも展示されており、黄昏時に映える大怪獣の美しさに涙……。


 どの展示品も、平成ガメラ大好きクンの自分にとっては喉から手が出るほどにたまらないアイテムだらけでしたが、特技監督である樋口真嗣氏によるド迫力な絵コンテが見られたことがとても嬉しかった。アニメで絵コンテといえば、コンテの完成度がそのまま本編の品質と直結するほど土台な部分ですが、特撮においてもコンテ時点での勢いや描き込みが重要であることが伝わります。電車を掴むギャオスのシーン、めちゃくちゃリアリティあってワクワクしますよね。


 そしてなんと、イリスとガメラの対峙シーンのジオラマまで……。こんな嬉しいことあっていいのか? イリスの禍々しさをこんな至近距離で浴びられて感無量。ギャオス、レギオン、イリス……平成ガメラの敵はどれも至高のデザイン。勿論、地球の希望を背負ったガメラの大きな背中もカッコいい。この巨大な亀がリアル路線を切り拓いたからこそシンゴジも生まれたのだなぁ。


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