にゃるらが読んで面白いと思ったマンガ 2020
今年も「このマンガがすごい!」に掲載させて頂きました。ありがとうございます。それでは、面白かった漫画をどんどん載せていきます。
カラオケ行こ!
Amazonレビュー1000件超えはすごい。それでいて星5つですからね。誰もが認める名作です。
ざっくりあらすじを解説すると、ひょうきんなヤクザが男子学生に頼み込んでカラオケを教えてもらう話なのですが、ひょうきんなヤクザと臆病な男子学生の関係がおもしろくない訳ないので、当然この作品も最高に面白いのです。
ヤクザが登場するといっても、重い話ではなく、軽快かつ小気味よく話が進み、単巻できれいに纏まるのでサクッと楽しめます。文句なしにおすすめの一冊。
5分でわかれ!印象派
タイトル通り、印象派の画家たちの奇妙な生涯や友情がかわいらしい絵柄のおかげにより5分で分かります。彼らはとても自由奔放で、評価も死んでからされたり、時には美術界から疎まれたりと、印象派という新しい概念がどれだけ苦労をしてきて、どれだけ面白いかが、この一冊でわかります。
天才たちによる奇行は、読んでいてまったく飽きません。いかに才能というものが素晴らしく、そして一般の感性から理解されにくいかが伝わってきます。
ワンダンス
周りに合わせてダンスなんて恥ずかしいと感じていた主人公が、とても楽しそうにダンスをするヒロインと出会い、ダンスの魅力に惹かれていくお話です。
内容も非常に熱く、門外漢な自分にとってダンスの解説がありがたく、読んでいるだけで勉強になるのですが、特筆すべきはなんといっても「ワンダンス」の魅力はその画力。
男女に関わらず全員顔がいい! ページをめくるたびに幸せになることができます。
ななどなどなど
宇崎うそ先生による、美少女きらら4コマ。
かわいい、かわいすぎる……。陰キャのお嬢様属性が美麗な作画で描かれているだけでも奇跡のような作品です。とうぜん、ギャグのテンポも話のまとまり方も素晴らしく、かわいいものが好きな相手なら迷わずおすすめできる作品です。この勢いならアニメ化するんじゃないかと睨んでおります。
きたない君がいちばんかわいい
途轍もない百合作品です。あらすじからもう凄くて、
後半二行の加速感が恐ろしいですが、まさにその通りの内容です。とにかく読後の背徳感が良い。
なんでも言うことを聞いてくれる同級生に対し、どんどん歪んでいく愛情と嗜虐性。巻を重ねる度に関係も歪になっていくのですが、
とにかく三巻の表紙良すぎる……。この表紙だけで絶対に買いだと伝わるオーラにあふれていますが、もちろん実際に手にとっても確実に楽しめます。
正直不動産
不動産業の敏腕営業マンが、呪いによって正直なことしか言えなくなってしまい……と、非常に興味をそそられる一冊。僕は今年に引っ越しをしたので、その関係で一度不動産のことを考えてみようと読んでみたのですが、不動産業がどれだけ嘘と複雑さでできているかが、これでもかと伝わる作品でした。
ここは今から倫理です。
「倫理」に強いこだわりのある教師が、それこそ倫理的に問題児たちの思春期らしい悩みを解決してく作品です。ドラマ化もするそうで目出度い。
決して優しいだけではないが、イヤというほど倫理的に生徒たちを導いていく姿は、考えさせられるものがあります。毎回、冒頭ではそれこそ本物の授業のように倫理や哲学の解説があり、これまた読んでいるだけでどんどん詳しくなっていきます。インターネットにどっぷりな方には、特に読んでほしい作品。
16bitセンセーション 私とみんなが作った美少女ゲーム
PC98時代の美少女ゲームメーカーの話を、神のみの若木民喜先生がコミック化。さらに、企画原案はみつみ美里先生に甘露樹先生! エロゲーマー必携の一冊。その年代の名作たちや業界について丁寧に解説されているのも、読んでいて楽しいポイント。オタクコンテンツの中でも、特に一筋縄ではいかない業界だからこそ、いろんなドラマが生まれます。
ガチ恋粘着獣 ~ネット配信者の彼女になりたくて~
これまた、恐らしいくらいの執念で作られた作品だなと感嘆しました。
現代特有の「ガチ恋」という概念が、おぞましい解像度で展開されていきます。
「推す」「貢ぐ」という行為の重さと光と闇を、ぜひ本作を通して体験してもらえたらと。
忍者と極道
最高。
というわけで、今年気になった作品を並べてみました。よろしくお願いいたします。去年↓。
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