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選り抜き一口エッセイ: 「漏れ」がネットを救う話

↑好きなAA

 最近、一人称を「漏れ」にしたツイートを増やしております。この気の抜けた感じがかわいい。そう、一昔前のネットスラングは、イメージとして全体的にふにゃっとしていてかわいいのだ。
 キボンヌ、希ガス、おまいら、禿同……。たとえ話題が暗かったり、極端に政治的だったりしても、レスの内容に「おまいらは〜」とか「ソースキボンヌ」とスラングが使用されていた場合、強制的に和んでしまう。そういう良い意味で間の抜けたかわいげがあります。
 今は時期が時期だけに、インターネットも重々しい話題で溢れかえってしまっている。国民が声を上げて主張や反発することも、たしかに必要なことかもしれない。しかし、そればかりではみんな疲弊して辟易するだけ。そんな時、一人称を「漏れ」にしたり、相手を「ぽまえら」とかにするとどうでしょう。
 「漏れはこの意見に禿同している! アンチのぽまえらの反論キボンヌだ(゚Д゚)ゴルァ!!!!」のような文章が流れてきた場合、例え内容の本質はトゲトゲしいとしても和む。心がマターリする。
 今や、もしもし(スマホ)が主流になったことで、AA文化は廃れきってしまった。僕は、どんな荒れた話題のスレにも突然現れるモナーやさくらちゃんのAAに癒されていた。TwitterでAAは無理でも、漏れやぽまえらは使用できるはず。
 漏れは、このヌクモリティ精神が、今の煮詰まったネットに平穏をもたらすと信じております。ぽまえらも一度マターリ汁!!!

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