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一口エッセイ: NEEDY GIRL OVERDOSE RUN WITH MY SICK



 少し前ですがニディガのコミカライズ版『NEEDY GIRL OVERDOSE RUN WITH MY SICK』が連載開始しました。マンガクロスで読めるのでみんな急げ! ちなみに次回は4月4日掲載予定です。
 さて、この連載は僕もゲームの企画・原作として監修しておりますが、話は漫画原作としての盆ノ木先生によるものです。吸死アニメも絶好調な中でありがたい。先生から「この作品で漫画をやらせて欲しい!」と連絡が来た時は、あまりの驚きで天井突き破りましたからね。ニディガはクリエイターからのウケが本当に良い。こうして多くの方に響く作品を生み出せたことを誇りに思う。そして、作画のなた先生の描く絵のタッチもたいへん素晴らしい。自分が携わった作品褒めまくりかよと怒られそうですが、手前味噌だとしても、なた先生のあめちゃんめっちゃ顔いいだろ……。ニディガは超てんちゃん/あめちゃんの顔面力がなければ成立しませんからね。あめちゃん特有のキュートながら隠せきれない闇を孕んだ表情をありがとう。
 連載のお話をいただいて秋田書店でお会いした際、僕はコミカライズに乗り気ではありませんでした。まず、この作品はユーザーの数だけあめちゃんが居て、それぞれの物語がある。あめちゃんの内面や素性について敢えて出さないようにした部分もたくさん残っているし、その調整を他人に委ねるのは難しい。
 なので、不安であることは伝えました。そこははっきりしておきたかったから。それでも盆ノ木先生の熱意は強く、「この作品が好きなので、どうしてもやらせて欲しい」とまで言ってもらえたこと、頂いたネームが先生の闇の部分もギャグテイストも完璧で漫画として面白いこと、極めつけは「あくまで漫画版の世界線である」ことを強調するというアイディアも提案され、それならユーザーが受け入れてくれる可能性はあるぞと承諾したのです。
 これは漫画版の世界であって、あなたがゲームで過ごしたあめちゃんでは無いし、ゲーム内でのピはユーザーであるが、この漫画でのピはストーリー上の登場人物。それがはっきり伝わるように試行錯誤をお願いしてもらいました。ピのデザインや言動、あめちゃんのセリフなど、ごくごく僅かに調整させてはもらっています。その他は紛れもなく盆ノ木先生の原液であり、顔の良さはなた先生による作画の賜物です。
 拙作がこうして自分の手を離れる体験は複雑です。本当に自分の娘が小学校へ通い出したような感動と不安が入り混じる。けれども、向こうでは先生や編集たちという立派な方々が面倒見てくれるわけで、あとは信頼するのみ。今は一読者として毎回楽しみにしております。みんなよりちょっとだけ早く続きが読めるぜ。いいでしょ。


 ちなみに、既に連載されているちょぼらうにょぽみ先生のニディガですが、こっちはもう何もかも凄すぎてピがどうとか整合性などはどうでもいいか……と毎回ただただ驚き続けています。逆に、ちょぼ先生の方からゲーム内のEDと辻褄を合わせていると補足されることもあって、意外とそこを気にしているんだと笑ったり。ピとあめちゃんがなんだがんだ一緒にふざけている様子が見られるのは嬉しいね。それは、このギャグ形式しかできなさそうだから。ちょぼ先生ありがとう。
 ニディガももう87万本。もしかすれば、もしかすれば超てんちゃんが100万人から愛される女になるかもしれない。その時までは全力で頑張る所存。まあ実際に100万になったら、もっと忙しくなるだろうけどね! 超てんさん、なんて罪なキャラクターなんだ。
 


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