一口エッセイ:ゆっくり魔理沙になる
僕がゆっくり魔理沙になるから、お前は僕の話を楽しそうに聴いていてくれ。毎晩、本で読んだ興味深い知識を、その日に観たアニメや映画の感想と解説をするから、時折茶化したりしつつ笑顔でそばにいてくれ。
ゆっくり魔理沙になりたいんだ。
いろんなことをお前に聞かせてやりたい。泣ける本を図書館で選んであげるし、カルトな映画を観せるため名画座へ連れて行く。サブカルチャー・オカルト・歴史・雑学、なんでも語ろう。なんでも話そう。そのために、たくさんのことを知っていこう。
ゆっくり魔理沙の幸せは、ゆっくり霊夢が自分の話を聞いてくれることだ。刺激的な知識が披露されるたび、感情豊かに一喜一憂するゆっくり霊夢の反応が何よりの喜びなのだ。霊夢が悲しそうな時は、元気がでる偉人のバカエピソードを教えよう。霊夢が悩み苦しんでいる時は、解決の糸口になるような意外なトリビアを授けよう。そして一緒に笑おう。
誰かが聞いてくれるから、「知る」ことが楽しい。何かを学び体験していく中で思い浮かぶのは、それを語っている自分と隣で聞いているお前の姿に他ならない。霊夢の居ない魔理沙は存在として成り立たない。聴いてくれるから話すんだ。
こうして毎日文章を書くから、ただ聞いていてくれ。一日数分でいいから、僕が何か話している時、できれば隣でゆっくりしていってね。
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