見出し画像

一口エッセイ:ニディガファンの男女比や年齢層

 拙作、『NEEDY GIRL OVERDOSE』が謎の重大発表に向けてカウントダウンを開始しました。もちろん、僕もその関係で東奔西走大忙しであり、その内容はまだ読者に教えるわけにはいかない。あと8日待ってもらう。


 そういうことですので、ここ最近はあめちゃんのことで頭がいっぱい。なのでニディガのことを書いてみましょう。今回は「男女比」と「年齢層」のお話。
 結論から言えば、実はニディガの男女比はほぼ5:5と言っていい。すこし前に行われた超会議での来場客の男女比も、一人一人手作業でカウントしてもらったところ、女子が僅かに多かった。が、これは超会議自体が女性の多いイベントであるので、それを差し引くとやはり半々と判断できる。少なくとも、リアイベやグッズに興味ある層はフィフティーフィフティー。
 SNSでの体感としては女性のファンの方が多く見える。超てんちゃんへの反応の傾向として。けれども、恐らくこれは「SNSで応援しくれる層」の比率。リプライを飛ばしたりグッズ購入を報告する層に女性が多く、観測しやすいことにあると思う。超てんちゃんの配信時のユーザーは女性の方が僅かに多い。6割。
 かと言って女性優勢というわけでもない。ゲーム自体のユーザーとなると男性の方が多くなる。これも6割くらいか。SNSでのファンの男女比は4:6。ゲームのユーザー層は逆転して6:4。つまるところ、どちらにせよ5:5と見ていい筈。これはIPとして非常に珍しい(らしい)。
 次は年齢層。SNSでは、やはり10代後半〜20代前半が元気で目立つ。若々しくていいね! 本作を企画した時点の僕が26.27歳だったことも考慮し、だいたい20代半ばをボリュームゾーンとしているように見える。けれども、実は30代以上のファンもだいぶ多い。特にゲームとグッズ。どうしても高額目なグッズは10代に手が届き難いものの、30代以上がたくさん求めてくれる。が、やはり彼ら彼女らはあまり大々的に「買った!!!」とSNSに投稿しない。あくまでひっそりと飾ってくれているのかもしれません。なかなか視認し難いものの、その静かなヌクモリティを認識し、大切にすべき層だ(グッズをめっちゃ買ってくれるし!)。
 そして、ゲーム自体は、まず何より僕の「ゲーム性のある美少女ゲームが好き!」という部分から始まっているので、そこを受けてくれたのか、30歳以上の方は、ゲーム性を中心に評価してくれます(Steamレビューなどで)。嬉しい……。SNS上であまり観測できないけれど、レトロ美少女ゲームファンもかなり居てくれるのだ!
 嬉しい反面、実はグッズの際に困ったりもする。なぜなら、男女比が5:5ということは、どちらへ向けても不正解とも言える。男性向けなら男性が喜ぶ、女性向けなら女性が喜ぶグッズの基礎がある。しかし、この作品はどこへ向けても正解であり不正解。なので、結局はいろんなものを作って試していくしかない。原作はともかくグッズはたくさんの人が絡んでいく以上、「利益」は必ず考える必要がある。スタッフがちゃんと金銭的に喜びつつ、原作者の僕がカッコいい/かわいいと認識するものを両立する。そのうえで、正解の基準がない。うーん、大変。「自分が喜ぶ内的な創作」でもある程度許されるゲームや漫画とは違う趣があります。これも、実際に自分がこの状況にならないと理解しづらかった感覚ですね。いやはや面白い。データを冷静に分析してくれて、試行錯誤で研究するスタッフたちには頭があがりません。
 街で、たまに超てんちゃんTシャツを着た若者を見る。話しかけたくて仕方ないけれど、気持ち悪いので黙っている。堂々と超てんちゃん・あめちゃんを背負って歩くファンの姿を見かけると、努力が報われたようで胸がすく思いです。


 毎日の日記をまとめた同人誌や商業エッセイ集をよろしくね♪

サポートされるとうれしい。