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Discordサーバー2周年とハンブラビ

 誰でも入れるDiscordサーバーが、気づけば2年目を超えていました。いまは1万7千人くらい。前のサーバーを含めると3年くらい、ゆるく適当にアニメや漫画などの話をする場を運営して3年目になります。

 はじめの一年くらいは、こちらも要領がわからずトラブルも少なからずありました。今は、特にこの一年はもうほとんどありません。サーバー内で小さな揉め事はそりゃあるかもですが、たまに攻撃的な人がいると報告があった場合にBANするくらいで、それ以外は基本平和な方だと思われます。まあ管理者である僕がほぼ投稿をせず、広い公園くらいのゆるゆるさなので、特に揉めることも今後ないと思われる。
 特に何もないので、以前に書いた日記とほぼ同じ内容ですが、このサーバーに対して、僕は思想はほとんどありません。だんだんとアルゴリズムやご時世的にTwitterでコミュニケーションし難くなってきたと感じており、10年前の僕が初めてTwitterを介してネットの人と交流し、孤独を薄めた感覚は、現代の人々にもあればいいなと、「深い交流はないがもしかしたら話題に誰か反応ある場所」……深夜でも誰かがいる公園のような環境があればと思って作成しています。特に話しかけるわけでもないが、同じ公園に誰かがベンチに座っているだけで、少しは安心感が生まれるかもしれません。現状、そのような雰囲気があるのではと自負しております。
 目的はないが、情報や発言のカケラがぽつぽつとあり、もしかするとそれが誰かの感性に影響を与えればよい程度に考えている。僕は、ネットの海に何気ないメッセージがふわふわと流れていく感覚が好きなのだ。SNSだと数字に左右されてしまうので、金銭の絡まないDiscordサーバーだとちょうど良い。よって、僕の第一目的は現状維持であり、特に目立つことなく、管理者として粛々と放置している。BANなんて月に一度あるか無いかだし。
 「ただただコミュニティを維持する」という、珍しい経験自体は、今後になにか活かせるかもしれないし、別になにかを得ようなんてセコいことも考えてはいない。商業的な利用を一切しておりず、別にサーバーを運営して直接的に得したことも無い。だからこそ長く維持できているとも言えるし、それが一番いいのだろう。恩着せがましいのもウザいでしょうし、利用者たちには僕の存在なんて無いものと思ってもらって構わない。公園で散歩することに対して、いちいち管理者の心情や苦労を考慮する必要は無い。

 で。あまりに無風であり、だからこそではあるのですが、チャンネルとしては実験的に雑なものを設置することもある。試しに『ハンブラビ』という部屋を作ってみた。僕はZガンダムなら、ハンブラビの異形なデザインと戦法が好きだ。建てたらなにかあるかもしれないし、べつに過疎ったところで何一つ支障はない。
 設立当初は、ちょっとだけハンブラビの画像や話題が振られたものの、だんだんと過疎となった。ロボアニメの話をする部屋は別にあるので、わざわざハンブラビの話だけをしにくる人間も居ないのだ。しかし、ある日ついに住民の一人がハンブラビのキットを組み始め、その経過を投稿してくれた。



 
 カッコいいぜ。やはり、ハンブラビの魅力は一眼でわかる異形なのだ。どの角度から見ても悪役な刺々しさがいいよね。ミニ四駆の軽量化みたいな穴の多さも可愛らしい。


 先月末には、現在開催中の『永野護デザイン展』の話題まで。真っ当にハンブラビに関する投稿が成された。建ててみるものだ。僕も永野護デザイン大好き……エルガイムも戦闘シーンを何度も観返すし、ファイブスターのOVAの作画は言わずもがな。ある時にはあるものだ。所沢なのでちょっぴり遠くてズルズルしておりますが、期間中にぜひ展示へ行きたいものだ。なんなら生でハンブラビの設定画を見るのも感動があるでしょう。
 そんな感じです。田舎の一大ニュースが田んぼに牛が落ちたことであるように、このサーバーへの印象もハンブラビチャンネルにたまに投稿があること、くらいか。最低限の秩序ゆえの混沌。引き続き、特に大きな意味も無いからこそのインターネットをお楽しみください。

 

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