カジュアルに使えるライダーベルトを考えよう

　仮面ライダー（主に平成〜令和）のベルトをカジュアルにファッションに取り入れられるグッズの画像がすごかった。

https://p-bandai.jp/item/item-1000214607/

　微妙に表情の違うお兄さんが各ベルトを着用している。オールライダーの集合時に、人間形態を全てこのお兄さん一人で担当していたら熱い。
　全主役ライダーへ変身できる最強のモデルは置いておき、「カジュアル」と題しているのだから、どのバックルが現実的にファッションとして活用できるかを考えてみよう。
　それが伝わるファンには「これ◯◯？」と理解され、そうでない普通の人が見ても「なにかのマークかな？よくわからんけど良いな」くらいに融けこむデザインを最上とする。僕がそういったさりげないファンアイテムが好きで、ニディガでもたまにその塩梅へ挑戦しているので。
　たとえばこちら。去年、ウルトラセブンとGroundYがコラボした際のシャツ。ウルトラ怪獣好きにはくっきりイカルス星人が見えるものの、そうでなくとも色の使い方がカッコいいシャツとして使える。実際に着ていて、「これ実はウルトラ怪獣で」と話すと驚かれる。このデザイン性は傑作です。
　さて、ライダーベルトはどうだ。
　オリジナルたちは全員無理だ。なぜならそもそもカラフルなオモチャだから。本当にオモチャなのだから「オモチャっぽい」という揶揄すら無意味。良い意味で派手すぎる。子供は……それが大好きだ！　だから、それでいいのだ。

　その点、今回は「大人がカジュアルに使えるように」と用意されている。なのでまず色が無い。「カラフルで派手」という最もオモチャなポイントが回避されています。すべてメタル色に平等。
　もはや僕の生育に影響を与えたほどに思い入れのある龍騎から見てみよう。そしてフラットな感想を言うと龍騎のデザインはカジュアルと致命的に合わない！　ドラゴンの模様はやばい！　仮に取引先のリーマンのベルトに龍が刻まれていたらどうする？　僕なら「モンスターとの契約を済ませたのか」と身構えるが、一般人からは男子小学生の家庭科のバッグの延長線に思われる。戦わなければ生き残れないが、別にベルトを龍にしてまで戦わなくてもいい。

　逆にキバのコウモリすぎるデザインは一周してありなんじゃないか？ハイブランドが敢えてふざけ倒した時とかこんな感じじゃない？コウモリなキバットのポップさがスタイリッシュに見えないか。僕がキバ好きなだけ？誰か挑戦して欲しい。
　そんな感じで真剣に吟味し、これは普段使いいけるのではたどり着いた結論は……。

　オーズドライバー！
　これならギリ、本当にギリで「なんか拘りのあるブランドのマーク」と思われるのではないか。「なんかちょっと厳ついけどカッケーな」くらいに思われないかな？　オーズ放送時、マクドナルドで首からオーメダルをネックレスとしてぶら下げているヤンキー系パパを見てカッコよかった。僕も高校でやろうか真剣に迷ったくらいに。
　欲望は解放するべきだ。僕は、秋葉原でそのままデンオウベルトを巻いて闊歩するジジイを見たことがある。「これはただのベルトですけど？」と言わんばかりに、デンオウベルトを、堂々と。
　アレが一番かっこいい。男なら信じたライダーベルトをそのまま巻け！　……僕はイカルス星人がこっそりデザインされたシャツにしとくよ。

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