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KOTOKOメモリアルCDBOXを記念して、思い出語りしながら個人的にKOTOKOで一番好きな曲を決定していく


 4月21日に、KOTOKOメジャーデビュー15周年を記念して、担当した美少女ゲームソングをほぼ網羅したメモリアルCD BOXが発売されます。収録曲数はなんと100曲以上!

 KOTOKOといえば「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な美少女ゲームシンガー」においてぶっちぎりで第1位に選ばれるほど、美少女ゲーム界に与えた影響は大きい歌手ですが、当然100曲以上も歌ってきたのですから、その中でのベストを決めるのは苦渋の選択。

 ちなみに「【2020年版】KOTOKOファンが選んだKOTOKOの人気曲ランキングBEST100」によると、ベスト3は

・1位 agony
・2位 Face of Fact
・3位 Re-sublimity

 「神無月の巫女」強すぎですね。バルドシリーズの曲も根強い人気。

 ちなみに、僕はバルドシリーズだとKOTOKOでなく桃井はるこさんが歌った「LOVE.EXE」が好きです。モモーイのライブでは最も盛り上がる定番曲。

 桃井はるこさんの、ファンが思わず反応して喜ぶであろう様子を見透かした作詞能力は天才的。

 閑話休題。
 さて、今回は折角ですから自分の中でKOTOKO曲の思い出を振り返りながら、マイベストを決めてみようと思います。

 決められる訳ね~~~~~~~。

 それでも、どうにか好きな曲をいくつか厳選して並べていきましょう。



・Change my Style ~あなた好みの私に~

 「コスって! My Honey」のOP。明るめでお馬鹿な感じが00年代初期のエロゲーらしくて素晴らしい。
 この曲は間奏に入るセリフ部分の茶番感が特に好きで、

 ピッピッピー
 はいっ! そこのキミ!! 免許証見せてみようか?
 …あれ?! この顔は、もしかして…
 指名手配中のハート泥棒?! た、タイホします!!

「指名手配のハート泥棒」なんてフレーズ、20年前の時点で古臭い。だが、この突き抜けたおっさん臭さがいい……。

 ちなみに、らきすたのキャラソンには、「コスって! My Honey」のタイトルをパロディした「コスって!オーマイハニー」なる曲があるのですが、当然「コスって! My Honey」は「Bugってハニー」のパロディであるわけで、時代とともに高橋名人が美少女アニメへと変化していったと考えると感慨深いものがあったりします。

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・おねがい☆ティーチャー/おねがい☆ツインズ

 関連曲すべて好きすぎて雑に括ってしまいました。特に好きなのは上記にも書いた、おねがい☆ツインズOP「Second Flight」。歌詞はもちろん映像がとても素晴らしいんですよね。ツインズなので、KOTOKOのみでなく佐藤ひろ美さんとのコラボ曲。

 KOTOKO初シングルである「Shooting Star」。言わずと知れた人気曲ですね。

 フレーズだけなら間違いなく一番好きです。この宇宙全てふくめても二人が幸せに過ごせる場所さえあればいい……。話のスケールが宇宙規模だからこその歌詞です。
 上記のツイートではEDと書きましたが、「LOVE A RIDDLE」は正しくは最終回EDに使用された曲。「せつないことばかりならもう恋などしたくはないと あの日決めたはずなのに出会ってしまった」……素晴らしすぎる。こんなに美少女アニメらしいボーイ・ミーツ・ガール性を言語化した歌詞が他にあるだろうか。この曲、6分半もあることも相まって印象がとにかく壮大なんですよね。

 シリーズ10周年記念イベント「Please! 10th Anniversary Final Event "summer wind"」でイベント用曲として製作されたCDもいいんですよ。特にツインズの内容を彷彿させるフレーズ満載の「夏風ノスタルジア」は必聴。

忘れない 終わらない あの夏の日々
揺れるまま 迷うまま 君と生きてた

 大人な恋愛と違って、少年と少女の……しかも三人の恋だからこそ、夏の日々を揺れて迷って生きてきたんです。

 おねがいシリーズ、最高~~~~~!

・Abyss

 ダーク寄りのKOTOKO。03年に13cmより発売された「ラストオーダー」主題歌。このゲーム、「ファミレス陵辱AVG」というほのぼの単語に陵辱がミックスされたジャンル名のシンプルな迫力がすごい。作詞は、あの元長柾木氏。元長柾木氏とKOTOKOの組み合わせといえば「猫撫ディストーション」も外せませんが今回は割愛。

 陵辱寄りの性を想起させる歌詞をエモく歌い上げる技術は、流石の一言。あまりに過激すぎる歌詞は、ヤフー知恵袋にて「KOTOKOの「Abyss」並に歌詞がエロい曲教えてください。」という質問が投稿されるほど。

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・oblivion

 続いてもダークなKOTOKO。ファンの中でも評価の高いカッコいい曲なのですが、使用されたゲームのタイトルが「私立レイプ女学院」。そんな名前の学校に通うな。

何も怖くはないからと 差し伸べた手にそっと触れた
あの時に戻れたら また泣けるのに
信じてた遠い日の 苦悩へoblivion
何も見えないこの夜に 懐かしい風そっと抱いた
想い出と呼べるほど きれいじゃなくて

 直接的な表現を使わずに、陵辱された少女の内面と苦悩を表現した歌詞が100点。特に「想い出と呼べるほど きれいじゃなくて」が良い……。
 陵辱に詩情性をもたせるKOTOKOの作詞能力が光る。

・One-Chance!!

 これこそ美少女ゲーム曲だ!!! と胸を張ってお出しできるほど、美少女ゲーム然としたハイテンポな一曲。KOTOKOと佐藤ひろ美のコンビが揃うと最強なんです。この曲もドラゴンボールで例えるなら「最強のフュージョン」といっても過言ではない。エロゲソング界のゴジータだと思ってご静聴ください。

知りたい... だけど怖い...
少しづつ 扉を開けて
瞬く間に目覚めてく
風で不意に揺れた リボンが解けて
二度と戻らない日々だから やりすぎくらいで良いかな?
真っ白な君のノートに 落書きしてあげるねっ

 ダークな曲の紹介が続きましたが、当然KOTOKO大先生は超王道の美少女ゲームらしさも表現できる訳ですね。二度と戻らない青春をやりすぎくらい派手に過ごしていく。これこそ美少女ゲームの日常なんです。

・Went away

そよ風の日々に戻れたら
決して手をはなさないのに
離れない今もこの場所に立つ
君だけがあの頃のまま……

 元はPS2で発売され、それからアダルト要素が追加されPCへ異色されたループゲー「夏色の砂時計」OP。
 KOTOKOの夏曲といえば「Floating up」や「あちちな夏の物語り」など明るめな曲を想像しがちなところに、「Went away」のような重めの夏もまた良いものです。
 美少女ゲームでのループシナリオはそれこそ無数に存在するのですが、夏が舞台であることとループゲーである作品の強みをこれでもかと表現した歌詞が見事。2番のサビも「届かない夏はもう二度と 君の前髪揺らさない 色褪せてゆくアルバムの中で変わることなく笑ってる……」と、夏と過去を巧みに絡めていて完璧。

 因みにループゲーといえば、あの名作「はるまで、くるる。」のノベライズ版が、3年前に発売。このご時世にエロ推しでない美少女ゲームのノベライズ! すばらしい!

 こんなかわいらしい表紙ですが、中身は立派なSF。単品での纏まりや読後感も爽やかな、文句なしにおすすめの一冊。

・flow ~水の生まれた場所~

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空に広がる哀しみは 透きとおる水に溶けて
何処までも 夢を乗せて行くよ
見えない道を辿るように 憧れた遠い海を
目指して私は流れてゆく

 独特な雰囲気のあるジャケットがお気に入りです。このジャケットが特別カッコいいだけで、本編はこのような絵柄ではないのですが。

 「水素~1/2の奇蹟~」の主題歌。それこそ水のように透き通るような歌詞の空気感が光っていますよね。サビだけ抜き出しても一つの詩のような完成度があります。本編は別に好きではありません。


 ここまで並べた上でも、まだまだ何十曲も好きな曲を挙げあられるのですが、きりがないので恐縮ですが、このくらいでご容赦ください……。

 ふわふわしたかわいい歌詞だけで構成された「magical swetie」、一部で大流行した「Princess Bride!」、注射器2という死ぬほど内容がわかりやすいタイトルの主題歌「AVE YOUR HEART」、ハヤテのごとくなら「七転八起☆至上主義!」が好きで、格好良さなら「WeSurviVe」「原罪のレクイエム」、戯画から「leaf ticket」「Unite+Reaction 」「Fatally」、往年の名作を彩った「Imaginary affair 」「同じ空の下で」「涙の誓い」……。

 好きな曲があまりに多すぎて、自分の中だけでも一番を選ぶのは非常に難しかったので、自分のiTunesの再生数順で並べた際に一番上にきた曲を選択することにしたのですが、なんと……………


・さくらんぼキッス 〜爆発だも〜ん〜

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 「カラフルキッス 〜12コの胸キュン!〜」のOP・EDテーマ「さくらんぼキッス 〜爆発だも〜ん〜」がぶっちぎりの1位に。もっとひねりにひねって玄人っぽい選曲をしても良かったのですが、耳と数字は嘘つけない。電波曲といえば誰もが頭に浮かぶほどの電波の代表曲ですから。

 ちなみに例のPVについては、数年前にKOTOKOさん本人が黒歴史扱いしていたりします。

(やったぃ!)あれれ?おかしいなこのドキドキは
キミの腕の中であふれだす
ぽろりこぼれた涙 さくらんぼ
もっとずっとぎゅっとしてて☆

 いつ聴いても耳に残り続ける伝説の作詞。何千回聴いた今でも、サビを聴くと自然に身体が動き出します(バキMADの影響もあって)。
 結局、いろんな曲を巡り巡ったあとに、帰ってくるのは「さくらんぼキッス」なんです。あっ! と思った瞬間にはもう唇が触れていますからね。


 改めて「KOTOKO's GAME SONG COMPLETE BOX」の存在に感謝……。


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