「NEEDY GIRL OVERDOSE」というゲームを出すので、その話をします
このようなゲームを出します。メンタルがちょっぴり弱めだけど顔がとても良い美少女を、インターネットの人気者にしていくゲームです。
・グラフィック
キービジュアルとキャラクターデザインは、お久しぶり先生。本作を企画するにあたって、コンセプト的にも絶対にデザインはお久しぶり先生しかないと思って即声を掛けさせて頂きました。
お久しぶり先生には、先日発売した自著「承認欲求女子図鑑」でも表紙と中身のイラストを担当して頂いたのですが、その際の見事な仕事っぷりに惚れ惚れし、是非今回もお願いしたいなと。
僕のずぼらな発注を、何千倍も上回るセンスで形にしてくれる素晴らしいイラストレーターです。
この本でインタビューした内容も本作のヒロイン・あめちゃんにもふんだんに受け継がれております。承認欲求女子図鑑がなければ色んな意味で本作の存在はありませんでした。是非、こちらも手にとってもらえたらと(宣伝)。
ゲーム内ドットは、ねんない先生にお願いしました。ねんないさんがグラフィックデザインを行ったえっちなゲームのドットに一目惚れしたからです。
色んな自撮りやアイコンなどを描いてもらっております。その関係で、僕もインターネットの自撮り垢をたくさん観察して、こういうのお願いしますと頼むやり取りをしました。自撮り……奥が深いですね。まだまだ理解しきれていない世界です。それにしても顔が良いな。
ロゴデザインはレクさん。「病みかわいい上にレトロかわいい」という無理難題をこなしてくれたデザイナーさんです。色んな案からこれだ! って選んでいく作業はとても楽しかったです。
・音楽
音楽はAiobahnが担当しております。
このような感動エピソードがあったりします。一緒に中野ブロードウェイでデ・ジ・キャラットのセル画を漁りあったオタク友達が、まさか世界的に人気な作曲家なんて想像つかないじゃないですか。
Aiobahnの曲を聴いているうちに、このハイセンスな音楽がBGMの美少女ゲームがあれば絶対すごい化学反応を起こすだろうなと、お願いしました。
音楽に関して門外漢の自分が曖昧な発注をしてしまって振り回してしまいましたが、「メンタルがヘラってパニックでドーンってなってガシャーンな感じ」のような説明で、
このPVに使用された曲ができあがるのですから、紛れもなく天才です。
そして、この音楽を最高のPVで仕上げてくれた前田地生さん、TOHRU MiTSUHASHiさんには頭が上がりません。ここまで話題になったのも、間違いなくあのぶっ飛んだPVのおかげです。
「思いっきり振り切って良いよ」というプロデューサーの指示が光る。このテーマの作品で日和ったら負けですからね。
・開発
XemonoさんとプログラマーYuuさんは凄いです。僕はプログラムとかそういう知識がまったくないので、なにをやっているのか全くわかりませんが、日に日にゲームが出来上がっていくので、本当に凄いんだなぁとボケーッと眺めております。
おかげで、こんなかわいいゲーム画面ができました。まだまだ進化していく予定です。
テキストを読むだけでなく、自分でいろんなコマンドを選択していくことでマルチエンディングに向かう、レトロなシステムを再現したいという要望が日を追うごとに現実に。
ぜひ、何度も遊んでいろんなエンディングや結末を楽しんでください。育て方はキミ次第!
・編集
「why so serious?」、なんて良い社名なんでしょう。元ネタが元ネタだけに、そういう楽しさとノリを優先している会社。こちらの代表の斉藤大地さんが本作のプロデューサーです。
「こういうインターネットっぽい作品を作ってみたい」という僕のバカみたいな話を大真面目に聞いてくれた上に、そのために人間とか場とかを用意してくれた凄い人です。ゲームに対しての熱意がものすごく、斉藤さんのおかげでどんどんゲームらしさが作られています。
ゲーム編集者を自称している通り、まるで漫画の編集のように、いろんな部分をサポートしたり軌道修正したりしてくれます。一番助かったのは、僕のようなまともに働けない人間の性質を理解してくれて、それに合わせてくれたことです。僕はチームワークとか出勤とかできないから……。
世の中には凄い人がたくさんいるんだなぁと感動がありました。
・本作について
とにかく「顔が良いから許されているけど性格と倫理観がぶっ壊れている女」が作りたく、それが全てです。本作では多岐に渡る選択肢で、あめちゃんと仲良くしたり超てんちゃんとイチャついたり、傷つけたりします。
あめちゃんから送られてくるメッセージは300×2+100で700種類ほどあります。何周もしないと全て読むのは不可能です。そうして送られてくるメッセージから自分だけのあめちゃん像を作っていただけたらと。
テキスト、めっちゃ疲れました。翻訳の人たちも絶対途方に暮れている量だと思います。ごめんね。
だいたい、言いたいことは上記の記事で書いちゃったかも。
無理やりまとめると、とても大変な作品です。PVでもSteamページでもまだまだ綺麗なところしか見せていないので、もっと酷くて混沌としたものが見たい方は期待しておいてください。
僕がテキストを提出する度に「ひどすぎる」と好評でした。実際に向精神薬飲みながらの勢いで書いたりもしたり……。
あと、実況は自由で大丈夫です。一応、一言あると嬉しいくらいです。この内容で実況不可だと逆に面白い気がしますが。よろしくお願い致します。