一口エッセイ:汚すぎる現代のネット広告と、邪神ちゃんの新作アプリゲーム
昨晩に引き続き、インターネットの話でもします。インターネットの話は楽しいからね。
この前、ずっとPCでブラウジングを……ブラウジングって言い方、おもしろいですよね。「ネットサーフィン」を、こんなオシャレな言い方するのかって。話が逸れました。主にPCでネットを閲覧しているタイプの友達が、引っ越しでしばらくPCが使用不可となったため、久しぶりにスマホでブラウジングしたんですよ。
そしたらもう、各サイトの広告の多さ、その醜さにビックリしちゃって。今まで、ブラウザの拡張機能を使用して広告をカットした状態で眺めたいたので、気づかぬ間に本来のネットの様子が、ここまで酷くなっていたのかと衝撃を受けたそうで。初めて自分の国にもスラム街があることを知ったお姫様みたいな顔で話してくるのです。「今のネットは汚すぎる！！！」と。
全面的に同意ですけどね。特に、今の広告なんてとにかくタップされれば何でもいいので、エロとグロのオンパレードですから。普通に健全なサイトを眺めているだけでも、「うわっ」となるような広告の画像が無限に表示され、Twitterすらもタイムラインは怪しい健康食品のラッシュ。動画サイトなんて開くと何十秒も興味ない商品の宣伝を見せられる始末。冷静になってみると、こんなの絶対おかしいよ。
しかも、なにかの調べ物する際に、検索して上位に表示されるのは、感情がいっさい介入されていない「いかがでしたか？」系のアフィブログ。今の若者は、何かを調べる際にYouTubeで検索するそうですよ。Googleで表示されるサイトに人間らしさが感じられないからでは、ないでしょうか。どこかから拾ってきた不確かな情報の羅列しか載っていませんからね。「オススメの洗濯機10選！」、なんで一般人が10個も勧めたい洗濯機をストックしているんだよ。
が、別にこの日記には答えなんてない。どう足掻いたって、雑にエログロ広告ながしたり、「いかがでしたか？」を書くのが、最も効率よくお金になる以上、インターネットは、それらで埋め尽くされていく。僕らには抵抗の手段がない。
ただ愚痴ったところでどうしようもないので、そういった広告まみれな世の中を逆手に取ったアプリゲーム、『救え！邪神ちゃんドロップキック』の話をします。
邪神ちゃんのアプリゲームは、これまでも何個かあり、どれもいろんな意味で衝撃的でして、レビュー欄に「邪神ちゃん……あんたまた開発費を勝手に使ったわね」と書き込まれてオチるまでがセットでしたが、今回のアプリは迫力がちがう！ さらに言えば、今までで最もゲーム性がある！ なぜなら、「海外のアプリゲームにありがちなやつ」のガワを、邪神ちゃんとゆりねに置き換えただけだから！
アプリストアのサンプル画像に表示されている内容がすべてで、一筆書きで壁を作って、落下する鉄球や襲ってくるゆりねから邪神ちゃんを守るだけ。ボイスすら無いし、BGMはよくバグる。しかし、ゲーム性はおもしろい。おもしろいというか、「ついついやっちゃう」感じです。まあ、よくあるアプリゲーまんまですから、よくあるアプリゲー程度は遊べるのですね。
さらに、このアプリは驚くほどに広告だらけで、1分くらい遊ぶたびに広告が挟まるので、ウザいったりゃありゃしない。通常のアニメ作品であればファン大激怒ですが、このゲームは邪神ちゃんですから。邪神ちゃんなら、こんな広告まみれのアプリで小金稼ぐよねで許される。なんなら、それが4期の基になるならファンは喜んで貢ぐ。一応、課金機能もあるし（一部の広告が消えたりする）。
金銭が絡むと、急に敬語になる邪神ちゃん。広いインターネットには、こういう趣もある。にゃるらは、邪神ちゃんドロップキック4期を心から待ち望んでおります。
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