にゃるらを倒すための速度
たまに「にゃるらを倒す!」「にゃるらを越える」と言われる。その意気や良し! とはいえ、そう書いたところで九割九分がなんとなくカッコつけて言ってみたものの、特別活動へ必死になるわけでもなく消えていく。恐らく就職やらをする。なんなら何か創作活動をしている跡がいっさい無い者もいる。
僕は周囲の人間たち(アニメアイコンだった人たち)がなんだかんだ就職して落ち着く様が許さず、言ったからには素ぶりくらいしてくれ! また僕を置いて「あの頃はネットでイキってたな〜笑」くらいの温度感で社会に溶け込むのかよと悔しくなるのです。
というわけで、少しでも作家、フリーランスなる修羅の道へ誘い込むため、具体的に僕を追い越すための速度を考えてみよう。
まず、文字数。僕が一年で書く文字数をざっくり計算し、それを目安に文章を書かねばならない。何故ならアナタはにゃるらを追い越すのだから。脚本も企画も監修も、言ってしまえばテキストのコミュニケーションから始まる。漫画家やイラストレーターならクロッキーなどに置き換えてみてね。「書けばいいってもんじゃない」と言い訳している暇はない。何故なら僕らは途轍もないバカのカスなのだから、ただただ反復練習しなければ脳と身体が機能しません。
とりあえず日々の日記から。毎日の日記の文字数が平均1500文字とする。もう4年は一日も欠かさず投稿してきたが、ひとまずは一年なら1500×365=547500。まあ55万文字でいいでしょう。すごいね! ちなみに本一冊がだいたい10万文字とするなら、日記だけで毎年5冊刊行できる。
もちろん日記以外で脚本や企画を書く。表になってない仕事もたくさん。作詞も結構たいへんだ。でもテキストをカタカタするしかもう生きる価値が無いのだから、するしかない!
タイミングによって変動しまくりなので月2万文字とする。で、なんだかんだ小説にあたるものを裏で進めているとし、それが年一冊のペースとしたら10万÷12で8000文字。足して月に2万8千文字としましょう。細かいことは、いい。
さっきの55万と28000×12を合わせる。約90万文字。本9冊を一年で書き殴っている!
僕が年に90万文字なのだから、にゃるらを倒す者は年100文字は必要でしょう。それに加えて読書やアニメ・映画を嗜んでいく。もちろん僕以上に真剣に、より多く、広く。情熱的に。
そもそも、「◯◯を越える!」なんて呟く人が月に一万文字も書いてる可能性すら極めて薄いが。だいたいの人がnoteに月2回くらいが3.4ヶ月で止まるぜ。100万へ届くには月8.5万文字は欲しい。もちろん文字数だけでは意味がない。がむしゃらに続けることは正しく見えるが、その実毎回書き連なるテーマを深掘りし続けなければならない。大変だぜ。
こう書くと非現実に思えますが、現に僕は年90万文字程度……少なくとも日記だけで55万文字あるのだから、こうして見ると全然おかしい。僕だってもう止まったら怖いから強迫観念で動いているだけだ。狂ってるんだよ、みんな。
僕がゲームを企画したのが4年前なので、25〜26歳。リリース時は27〜28歳。現在30歳でスムーズにいけば1クールアニメの総監修・脚本を全うする。この速度を追い越すのだから20後半になった時点で大きな企画に踏み込まなければ遅い。とはいえ、年齢まで比較したって意味はないけれども。目安はあるだけ便利ですからね。
就職していたり、家族や友達、恋人と仲良くやっているうちに時間は消え去る。どうする? 僕は僕が何かに完敗することで、新たなカルチャーが台頭するなら、それは望むところです。次はあなたが強迫観念とプレッシャーと誹謗中傷だらけの棘へ飛び込む番だ。キミの挑戦を待ってるぜ!
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