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こんな時期だけど。旅してよかったこと。

コロナ渦で。外出自粛が叫ばれる中…旅行だなんてどうなの?と非難されそうだけど。旅することで発見できるこどもの成長もあるのです。

普段は120%普通を装う娘

娘は小学1年生の頃に「発達障害グレー」と診断され、4年生の終わりに「軽度発達障害(自閉症スペクトラム障害)」と診断されました。

保育園に通っていたときは、「人懐こくていつもニコニコして可愛い子」というのがママ友の間での娘の印象。確かに、いつもニコニコしていたし。どんな大人にも声をかけておしゃべりだった記憶。

ところが…小学校に入学した途端。
時間が守れない、物がしまえない…国語の時間に算数の教科書を出す…などなど。先生に怒られることが増えてしまって。

注意されても、ニコニコして…おまけにその後、鼻歌まで歌ってしまうからそれ以上に怒られる。

「発達障害」がわかって。親としてはどこかホッとして、次の対応を考えていたけれど。娘は自分のことが理解できなかったようで。
市立図書館に行くと専門書とか読んでいる形跡がありました。自分のことを理解しようと必死だったのでしょう。

ある日「ママ。普通って何?」と聞かれ…困ってしまった私。娘が求めているのは、みんなと同じ「普通」だったんです。

娘は娘なりに学校で浮かないように…頑張ってきていて。120%の普通を装っているようでした。

旅することで本音で話し合える時間

春休み。
いつもと違う環境にどんどん「素」が出ている娘に。思わず可愛ささえ感じた私。(ホント、毎日頑張ってたんだ)と実感。

電車では、隣に来た知らない人を避けるように立ち上がって嫌な顔をしたり。飲食店では、一口残った飲み物を回収されそうになって怒鳴ったり。その後、ふと我に返って不安そうになるのを「大丈夫だよ」とフォローして。気持ちを確認して…の作業をして。

ずっと。
私は、娘に対して「特性を隠し押し込んで生活をするのではなく、その特性を理解してどうフォローしたらいいのか?を見つけてほしい」と思っていました。

今回の旅行で、そのことを娘に伝えて見ました。
その上で「100%みんなが味方にはなってくれない」ことも伝え…。

娘はボソボソ…と。少しずつ、少しずついろいろなことを教えてくれました。やっぱり、「普通がいい」と。でも…普通ってなんでしょうね。

特性を隠すのではなく理解してフォローする方法を見つけてたい

私は、未婚でシングルマザーになりましたが…これを普通ではないという人もいます。

普通を求めるのは日本人の特徴だと思うんです。これって。学校で「普通は…」って教えるからなんでしょうか。でも。社会に出た途端に「個性」を求められるんですよ。

だから。娘に「ママは、普通じゃないってよく周りの人に言われてきたけど…。ママのこと嫌い?」って聞いてみた。すると、すぐに首を思いっきり横に振って「大好き」と言って笑ってくれました。

娘にとって幸せなことが一番大切

これから中学を卒業して。
進学とか就職とか…進路を決めていくことになる娘。

知的障がいがないので…中学校以降の進学では、健常児の子と同じ扱いになるのでこれ以上にしんどくなるのは予想できます。

親として…何ができるのか。そればかりです。



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