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スポクラ安住の地がないと思うアナタへ

タイスケ=生活リズム

スポーツクラブのスタジオレッスンが好きな方は定期的にやってくるタイムスケジュール発表がとても重要である。なぜなら、その内容次第で生活リズムが大きく変わるからである。
まったくスポーツクラブのことを知らない方からすれば
「生活リズムだなんて大げさな」
と思われるかもしれないが、私はわかる。生活の軸がスタジオレッスンになっているからだ。だからタイムスケジュール(以下、「タイスケ」と略)の変更は生活リズムの変更と同義なのだ。仮にシフトを組むお仕事の方なら、せめて変更するなら予定ぐらい教えてくれよと言いたくなる…というか、実際に
「なんで勝手に変えるのよっ!」
とスタッフに詰め寄る方すらいる。

タイスケが変わるなら…スポクラを変える!

どうしても水曜日の20時からが19時からに繰り上げになるのが許せない!
となったら、いくスポーツクラブを変えるという人も少なくない。
そんな大げさな…と思うかもしれないけど、まぁ普通にある。
そもそも2つ3つ掛け持ちする人すらいるので、別に驚くべきことでもない。え?と思うかもしれないが、しくみはこうだ。
1.フリーのイントラが決めるクラス(エアロやzumbaなど)
もう好きすぎてセンセの担当しているレッスンの場所と時間を全部聞き出してしまい、そのセンセのすべてのレッスンにでるという人たちである。
イントラ側としても数字(生徒)があるほうが都合がいいので、お互いWIN-WINなのかもしれない。
2.プレコリオプログラム(ボディコンバットなど)
ジャム一徹っていう人やコンバット週10本やりますっていう人はやれるクラスを見つけたら、移動してでもやる。首都圏であればコナミスポーツが複数あるから移動してあるいてもそこまで出費にはならないが、地方はそうはいかない。じゃあ、ムリ…とはならない。2ヶ所、3ヶ所と契約してやるのだ。

好きで移っているのならいいのだが

まぁ好きでいろいろ出向いてやるのならいいけど、当然費用もかさむしなにより人間関係が複雑になる。そのことは当人達も分かっていて、どこかで割りきるしかない。
というわけで、大抵の方は
「お気に入りのクラスをいつもの時間にいつもどおりやりたい」
と思うはずである。
ここで、最初の話に戻る。
ところが、タイスケは定期的に変わるのだ。

なぜタイスケは変わるのか

タイスケはバスや電車の時刻表と同じようなもので、1ヶ所変えたらOK!なんてことにはならない。フリーのイントラさんのご都合やスタッフの事情の変化、また代行となる場合のバックアッププランなども考えながら総合的に考える必要があり、とても大変な作業であることは間違いない。
それでも変えるのはなぜか。それは変えるなりの理由があるからだ。

理由1 イントラ側の都合

それまで担当してくれていたイントラさんが諸事情でお辞めになるという場合がある。プレコリオプログラムの場合は学生のバイトにクラスをまかせることもあるが、学生生活を終えて社会人になる場合はバイトも卒業、レッスンも卒業となる。女性の場合、こうのとりがやってきたパターンもある。こうなると変えざるを得ない。客側もそれらの理由ならまぁ仕方ないかと思うことが多い。

理由2 客入りが悪い場合

その枠のレッスンの客入りが悪い場合、店側としてもテコ入れしたくなる。スタッフのもっているクラスなら担当を入れ替えてみたり、指導してみたりするかもしれないが、フリーのイントラのクラスなら…ばっさりなくなるということも。この場合はそもそも客が入ってないのだから、客側もタイスケ変更の時期になると継続されるかどうかソワソワする。

理由3 店側でリニューアルを意図した場合

全体的に客足が遠のいてきたな…というときや、新しく支店長が赴任してきた時などに気分一新するという名目でガラガラと変えることがある。確かに新たな需要が生まれることもあるのだが、実は「誰かの初めは誰かの終わり」であることも多く、よほど考慮しないとうまく行かないことが多い。まぁ全体的に客足が遠のいているのなら、何もしないよりはマシということかもしれないが。

理由4 配置転換?…実は客の場合

これが一番わかりにくいケースである。理由3に近いのだが
配置転換ありました!
というような謎の変更がある。客の入りも悪くないのになぜか時間が変わったり、曜日が変わったり。イントラ側に聞いても「今回はこれでって言われました」とか、責任者に聞いても「今回だけでなく毎回いろいろなご意見を勘案して決めてます」というような紋切り型の回答しか得られないようなケースである。
実はこのようなケースの場合、店側は「客を入れ替えたい」ことがある。
・クラスが終わってもストーカーのごとくつきまとう
・レッスンの運営を妨げる
・他の客を不快にさせる
など、スポーツクラブには残念ながら「問題児」がいる。ストーカーっぽいのは責任者がいるところでの現行犯ならなんとか対処できるが、そうでないと難しいし、実際仕掛ける人もそれは十分わかっている。
レッスンの運営を妨げる…ってのは、クラスをコントロールできないイントラのスキルにも問題があることも多い。しかし、レッスン中に言うことを聞かずにオリコリだらけってのはちょっと困るかもしれない。
他の客を不快にさせるというのが一番やっかい。まず、店側に直接なにかをしているわけじゃない。しかし、こういうときは他の客から投書などがあり、不快な行為をしている。
セクハラならまだわかりやすいが、以下のような行為も不快であり、実際に店側に改善を求める投書をする人もいる。
・不正な場所取りを堂々と行う
・古参であることをいいことに説教する(パワハラ?)
・あそこがダメ、ここがダメと不満だけをぶちまけて同意を求める
・自分の技量を知らずに最前列センターでやる
これらについて言えば店側としてもどの人のことを示しているか特定できたとしても指導はしにくい。となれば、やれることは…タイスケ変更によって相手の生活リズムを崩すことなのだ。

安住のタイスケをもとめるなら

これらからわかるのは、以下のことである。
1.店側はよほどのことがないかぎり同じタイスケがいい。だって考えなくいいから。
2.イントラ都合や客入りが理由なら明解な理由があるから納得できる。
3.つまりそうじゃない理由のときは概ね客側の問題と思ったほうがいい。

できたばかりのお店だったりすると、いろいろな可能性をさぐってみることがあり、変更することもある。しかし、それが失敗と気がつけばすぐ戻す。そりゃ相手も基本的に数字(客=売上)がほしいもの。

イントラ側の都合はコントロールできないし、客入りも…まぁ別で述べるつもりだが自分が呼び込むぐらいのことをしないとダメでここでは議論しない。

つまり、コントロールすべきはなぞの変更である。そして、それは概ね客側の問題ということになる。客側の話であれば、客側でなんとかしてみよう。

対処1 問題児とは距離を置く

当たり前だが問題児と思われる人とは距離をおいたほうがいい。仲がよいと思われていいことない。店からも客からも問題児と同じと思われるだけだ。話かけなければ済むかと思えばそうでもない。だいたいそういう人は向こうから話しかけてくる。シカト(古い?)すれば良いのでは?と思われるかもしれないが、それもまた乱暴なので相手はする。でも、話は広げない。

例)問題児「あそこのコリオさーxx店のaさんのが正解なんだよねー」
ダメ:あら、そうなんだ。xxのaさんのはどうなの?
正解:えーそうなの、他みたことないからしらない(仮に知っていても)

これを続けていると相手もだんだん話しかけてこなくなる。最終的につまらないなと思えば消えてくれる。

対処2 投書する

上記のとおりで投書しても店側は手を打ちにくい。しかし、それでも投書したほうがいい。できるなら店側が加工しなくてもよいように配慮した感じで投書すると店側も安心して掲示できる。
店側も「お客様の意見です」とは言えし、問題児はだいたいどこに行っても問題児で、場合によっては他の店を出入禁止にされたりしている過去をもっていたりするので投書欄に敏感だったりする。
ここで期待するのは直すことより、犯人探しをしてますます嫌われてくれることだ。そうすれば、結局こいつなに?が多数になり、結果としていられなくなる。

最後に

問題児がいる場合はさっさと居づらい状況をつくってあげたほうが、タイスケ変更から逃れられますよってことです。
逆に安住できるタイスケにならないな、安住できるスポクラが中々ないなぁと思うアナタは…実はアナタが問題児かもしれませんよ。
「なんで勝手に変えるのよっ!」
とスタッフに詰め寄ってませんか?だから変えられちゃうんですよ…


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