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基本情報技術者試験を受けてみた

特に受験する必要はなかったのだが,単純に面白そうだからという理由で基本情報技術者試験(以下FE試験)を受けてみた。合否発表はまだされていないが,試験直後に表示された結果では科目A, B共に700点を超えていたので合格だろう(個人的にはどちらも800点超えを狙っていたので微妙なところなんだけど)。← 合格だった。

FE試験の難易度やこの資格を取得するメリットなど,その辺は調べてみれば色々出てくるのでここでは触れず,IT素人がどんな勉強をしたのかということと実際に受験した感想を簡単にまとめる。



対策

特別なことは何もなく,テキストを読んで過去問と予想問題をやっただけ。

具体的には「テキスト1周 → 過去問道場 → 弱点部分をテキストで復習 → 時間を測りながら過去問題集」という流れで,詳細は以下の通り。


テキスト

テキストは「【令和5年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集」を使った(実際に書店で中身を見た感じ,これが自分に合っていると感じたため)。

全部で700ページ以上あるが,要点を絞った説明がわかりやすく,外見に反して頭に入れる分量はそれほど多くないと感じた。

あと,変にカラフルではなく余白も多いため見やすいという点も個人的には嬉しい。

「この一冊で確実に合格」も不可能ではないと思うが,このテキストでも公式サイトなどで公開されている過去問をやることを推奨しているため,この一冊「だけ」というのは微妙なところかと。


記録を見たところ,僕は10日で1周していた(1日あたり1–3章やっていたが,毎日欠かさずやっていたわけではないため,スタートしてからは約1ヶ月が経過していた)。


過去問道場

FE試験を受けようとする方々には有名なアレ。

平成16年春季から令和3年免除まで,とりあえずここにあった問題に全部触れてみた(2000問くらい)。

この時点では出題傾向の把握ととにかく問題を解くということを目的としていたため,解答に制限時間は一切設けず,ただひたすら問題に触れるのみ。

これだけやればどの分野が苦手なのかとか,平成10年代でしか出ていないややこしい問題があるなとか,色々気付くと思う。

僕は無駄に全部やってみたが,過去10回分もやれば十分だと思う。


記録はないが,これも実際にかけた時間は10日くらいだったはず。時間がある時に一気にやっていた(目の疲労が大変だった)。


テキスト(2周目)

2周目と言っても,過去問をやった上で「これ覚えていなかった」とか「ここはまだ理解し切れていない」とか,そんな部分を読み直しただけ。1日もかからない。


過去問題集

過去問道場で全ての過去問に触れているのに何故問題集を使ったかというと,これまで実践形式を経験していない(規定の問題数や制限時間)ことと,科目Bの対策を一切していないため。

科目Bは過去問がなかったので(僕が勉強していた時点では),予想問題が付いている「令和05年【下期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集」を使った。

4セット全てにおいて科目AもBも時間が40分以上余ったため,個人的には制限時間は気にしなくてもいいという余裕が生まれた。

科目Bに関しては科目Aの知識があることを前提に,ちょっとだけ頭を使うというイメージ。

科目Bは16問目までが擬似プログラミング言語の問題なのだが,最後の4問はセキュリティなどの単なる文章問題で難易度が低くなるという印象を受けた。

これは1日1セットだったから,4日で終了。


本番

試験本番では科目AもBも過去問題集でやった雰囲気と同じだと感じた。

個人的におすすめしたいのは,科目AとBとの間の休憩で一時離席して,歩いたりストレッチしたり水分補給したりすることかな。


終わりに

僕個人としては,RやMATLABを使ったプログラミング経験があることに加えて,科目Bのプログラミング言語が擬似言語に統一されたことが大きかったと思う。


一般には,科目Aは突破できても科目Bで落とす人が多いとか。

科目Bは条件分岐や繰り返しの処理など,プログラムがどう進むのかさえわかっていればあとは単純な計算問題であることが多いし,最後の4問はプログラムは関係ない読解問題になっているから,そこを落とさないようにすればいいのではと思う。


最後に,僕は今回の試験でどの問題を間違えたのかが知りたい。

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