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お気に入りKPOP SONGS3選 2024年1〜4月

現在2024年5月。早すぎません???
グループの〇〇が成人とかいうニュースを見て、あんなにバブちゃんだったあの子がもう成人かぁ大きくなったねぇと毎回感じますが、その分自分も年齢重ねているという恐怖。時の流れ怖すぎる。
まぁそんなことはさておき、2024年1〜4月のお気に入りのKPOP曲3選を忘備録として書いておく。


①Thinkin' About You/H1-KEY

2023年Rose Blossomで一躍有名になったH1-KEYですが、今の流行りに流されないH1-KEYらしさを感じる完全英語曲。別れた恋人に対する想いがテーマです。切なさと優しさを感じる曲調で、冬にバスに揺られながら聴きたい。


この曲は恋人に別れを告げられた人の目線の想いが書かれていて、
"You won't see me cry" "I might be a fool if I lose my cool" "And I don't want you living in, living in regret. When I know that I'm the best that you'll ever get"
という歌詞に見られるように、別れを告げられても泣かずに冷静で、「あなたには後悔してほしくない、だって私より良い人には出会えないから」と強気でいようとする女の子の心が読み取れます。

ですが、2番に入り
"Does she know you call when you have withdraws. I know you're obsessed" "You shoul be with me. Our love is more than a short crush" "Left me in pieces cause I wanted more" " Nothing makes sense now no so come make me whole"
とあります。
実は彼にはもう新しい彼女がおり、落ち込んだ時に電話をかけてくるといった都合のいい扱いを受けていることがわかります。「彼には私より良い人はおらず後悔する。そしてあなたは私に囚われている」とは言いつつも、実際に囚われ執着しているのはこの主人公(?)の方。そして、お遊びの関係ということも自覚している。
つまり、「私」は彼に囚われずっと好きなのに、彼はもう新しい彼女ができ次に進んでいるという状況の中で、まだ彼は「私」のことを好きと思い込みたいし冷静でいたいけど実際はそういられないもどかしさや切なさが読み取れますね。
しかし、節々から感じる「私」のプライドから、元恋人にもこの想いを伝えず自分の中に秘めているのではないかと思います。

報われず切ない歌詞・曲だけど、切なさに振り切っておらずどこか優しさを感じます。歌詞は少しドロドロしてますがこの切なさと優しい曲調のチグハグ感から、今はドロドロとした感情に支配されているけど「私」の本来の姿は優しい人なんだろうなということも想像してしまう。本来の「私」の性格が、曲調に現れているようなそんな印象を受けます。

まぁ色々かきましたが、結果的にH1-KEY最高!!!


②Magnetic / ILLIT

出ました、ILLIT。でも、皆んなそうじゃないですか?ぶっちゃけ。ILLITちゃんたちが素敵なのは勿論なんだけど、コンセプトがぶっ刺さる。
あとは自分より何歳も年下の子が頑張っているのを見ると、親心で見てしまう。

よくNew JeansとILLITって比べられるじゃないですか、似てるだのパクリだのどーのこーの。確かに少女にしか出せない空気感を両方とも纏ってるってところは、共通してるのではないでしょうか。ですが、個人的にはNew Jeansを見てると中高生時代、ILLITは幼少期〜小学校低学年くらいの時代を思い出します。勿論、ILLITが幼いとか良い悪いじゃなくてコンセプトがそういう風に作られてるんじゃないかな。New Jeansにはなぜか現実的というかリアリティに近い感じを受けるけど、ILLITは空想というかフィクションというか、そんな印象を受けます。

Magneticはまさに多くの人が感じたことがある、小学生低学年の時にまだ行ったことのない校舎・教室に行く時のワクワクした感じとか幼少期の無敵だと思い込んでた頃の、未知なモノに対するキラキラした感情や無知だからこそできるモノの見方を思い出させてくれる曲です、個人的には。
いつの間にか大人になって周りの目を気にすることが増えて現実に気づいて世界がキラキラしなくなっていたけど、この曲を聴くと幼少期の純粋無垢でまだ擦れてなかった頃の自分が取り戻せる気がするんです。魔法が使えたり何者にでもなれると思ってた、あの大切な宝物みたいな時代にね。

MVのILLITちゃん達って、なんか衣装とかヘアスタイルとか豪華には見えないじゃないですか。もちろん高価な服もあると思います。だけど、自分の家の中を探したらありそうな服を着てたり、自分でできそうなヘアスタイルやメイクだったりが基本。それも幼少期〜小学校低学年の女の子がよく着てそうな服だし、イロハちゃんの前髪とか既視感あるんですよね…幼少期、皆さん自分で前髪切っちゃってあんな感じになりませんでした?笑(イロハちゃんごめんよ🥺)
ダンスについても、振り付けを担当された方がサビの振り付けについて、Xで言及されていました。指の間をもう片方の指で行ったり来たりするあの特徴的な振り付けは、子どもの頃のよくしていた「スキ、キライ」の遊びからインスピレーションを得たらしいです。
これらのことからも分かるように、幼少期の地に足がつかないフワフワ・キラキラした時代がコンセプトとして強調されている気がします。だからこそ多くの人に刺さるのではないでしょうか。

曲だけじゃなくて、衣装、ヘアメイク、ダンス等々…全てがコンセプトを作り上げてるんだなと改めて思いました。面白いですよね。

③XXL /YOUNG POSSE

YOUNG POSSEは、ここ最近デビューしたKPOPグループの中で個人的に一番アツいグループです。YOUNG POSSEはKARAやAPRILの後輩とのことですが、誰がこんな本格的なHIP HOPグループを想像したよ。笑 

個人的にここ数年でHIP HOPを聞くようになったので特に刺さったのかもしれないですが(超ニワカでSpotifyの誰かが作ったプレイリストを聴いてるだけ)、YOUNG POSSEの曲全部良いんですよ。私が語ると浅くなりますが、良い意味でKPOPアイドルとしては強烈な音楽です。ぜひ全部聴いてほしい。

さて、本題のXXLですが。
XXLは、XXLサイズ(ビックサイズ)のことをやってやるぞといったYOUNG POSSEの野望が盛り込まれた曲です。KPOP業界に新たな風を吹き込むぞという覚悟が感じられます。

YOUNG POSSEの曲には、「マカロニチーズ」「リンゴアメ」「マフィン」などの食べ物を食べる歌詞が出てくるんですよね。これは痩せていることが正義とされ過酷なダイエットを強いられているKPOPアイドル業界への皮肉なのではないでしょうか。痩せ信仰が過剰でルッキズムが蔓延るこの業界や我々消費者に対し、敢えてカロリーが高そうな食べ物を食べる様子を歌詞にして盛り込むことで「私たちは違う。そのようなルッキズムには屈しない」という意思表示とも取ることができる気がします。

また
"남들이 하는 거 따라할 거라면 뭐하러 예술을 하냐고(他人のすることを真似するだなんてそれならなんのために芸術するのかって)"
というように、一度流行ったらどのグループも同じような曲を出すKPOP業界にはかなり刺さる歌詞であったり、
"(T!) 마음속 미니미 나한테 T라고 딴지를 걸지 좀 말라고 (F!) 중2인데 병은 아니라고(T!心の中のmini meは私たちに落ち着けっていうけど F!中2だけど病気じゃないから)"
というように、今爆流行りのMBTIで物事を決める風潮に対しての歌詞などが見られます。
つまり堅苦しい常識にはめこもうとする動きに反発し、「わたしらしさ」を歌った曲とも言えるのではないでしょうか。

歌詞の和訳はこちらの方は参考にさせていただきました。↓

終わりに

改めて、KPOPとはいえど色々なジャンルでしたね。選びきるのもむずかしかったですが、それだけ2024年も素敵な音楽に出会えたということ。KPOPへの関心はなくならないものの、年々ゆる追いになってきている私ですが、2024年もゆったりと自分らしいペースで追っていけたらいいなと思います。

色々書きましたが1番強調したいことはあくまで個人が適当に好き勝手に書いていることなので、正確性には欠けます。知らんけど。


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