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日輪から吹く風

薪が醸し出す薄闇が 香ばしく部屋を包むと

鍋蓋のリズムが 子供たちの眠りを誘い

大人達は遠い日の記憶を呼び起こす


炎が紡ぐ親密な時は 全てを赤く染めあげて 

しんしんと冷えた空にオーロラを呼び 数え切れない星が夜空を飾る


思い出に寄り添って 凍てついた夜に身をさらすと

光を見届けた僕の瞳には日輪が宿り

音ひとつ鳴らない冬の中へ 太陽から最後のメッセージが届く