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青い夜に

悲しみをろ過して 透き通った羽根を着けよう

キラキラとまたたき 空にはばたくそれを見送って

木々はやさしくそよぎ、風は記憶を語るよ

彼方から星々が去来し

銀色の月が 群青の湖面を滑る夜

さざ波が走ると 胸に小さな痛みを感じるだろう

記憶の水面に 浮かぶのは 金の鍵

砕けないよう そっと受け取って

あの日の自分へと還る私の背には 羽根がある。