1年前の今日から学ぶ
去年の今日。
情報交換しませんか?と言われて、わざわざ渋谷に行ったらしいとFacebookが教えてくれた。
この日が私の初ヒカリエで、その後、何だかんだで渋谷に降りることが増え、駅とヒカリエを起点に渋谷を少しだけ移動出来るようになった。
それが今でも嬉しい。
情報交換のお相手はひと回りほど若いカウンセラーの男の子だった。彼は終始カウンセラーらしく背筋を伸ばし、テーブルに置いた両手を軽く重ね、私を真っ直ぐ見て話を聞いていたけど、私は彼とは二度と会わないなと思いながら話していた。
彼が口を開けば私への質問で、私の質問には必要最低限しか答えない。私の話を聞いてくれるのはカウンセラーだから最もらしいけど、あれはとても会話ではなかった。
彼の主業務はカウンセリングではなく事業コンサルティングだったけど、褪せた情報を映えるようにレタッチし、それに金額をつけているように見えた。
大変な事を乗り越えたことも知ることが出来たけど、おばさんには汲々とSNS発信しながら、情報交換のためにカフェに通う。
そんな男の子の姿しか見えなかった。
それでもそんな生活があること、私がそれをどう感じるのかを知れたから、会えて良かった。
私には彼を見下したり、笑ったり出来るほどの余裕はなくて、重くなった気持ちをヒカリエに置いていこうと、花屋と雑貨屋に寄ってから帰った。
花屋で不思議な形の植物を買い、雑貨屋では営業の女神かと思うほど素敵な販売員の方から、ぬいぐるみのカタログを貰った。
ぬいぐるみは買ってないからないけど、シルバープルニアは今も大事に飾ってある。
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