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現実はネットより奇なり

ネットの世界における自分の手の届く範囲は、広げようとしていても、広げようとしていなくても、大して変わらないのかもしれない。
だから現実はネットより奇になるのだと思う。

人はネットの世界で無意識的に何かしらのコミュニティ内に収まる。
そのコミュニティに、はっきりとした存在意義やコミュニティとしての意識がなくても、人は居心地がいい場に留まり、不要なアクションはブロックし、快適を維持する。

現実なら肌感覚でとる他人のと距離も、排除機能が操作可能ないち機能として目に見える形で提供されるネットでは、自身の身を守りながらも多様性の排除を助長する。

友達の友達と友達になってから、共通の友達の存在を知った話がネットの中の方が多いのは、そういう理由ではないかと思った。

ネットの世界ではもっと大胆に、大きく手を広げないと、自分の殻を割れないのかもしれない。

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