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食べず嫌い読まず嫌い

 毎週のお楽しみ、週間ICUC#031の感想として、本を食べるということを書いた(文字起こししたあとの最後の方にちょろっとね)。本に書き込みをするのはちょっと気が引けるけど、読み解く、本の内容を分解、解体して構造まで知ろうと思うと、線を引いたりするようになって、それは読むと言うより本を食べてるという感じがしたので。

 教科書こそ食べ物だったんだ。それが翌朝目が覚めた時に思ったこと。

 東京文化資源会議で開催された崖東夜話。複数の施設で同時開催というイベントのうち、神田明神のイベントだけYouTubeLive配信されていて、それを楽しみに観ていたんだけど、やっぱりちょっと思い知らされたのです。東京の東の崖という地理、その崖に残る歴史。基礎というか常識というか、それが不足した状態で観ても十分面白いんだけど、やっぱりわかってしまった。基礎知識があればもっと面白いんだと。その基礎知識が教科書だったんだ。あれは成長期の子供に必要な栄養素だったんだ。

 私が教科書を食べなかった理由は食べず嫌いということもあったし、そもそも上手に食べられなかったことが大きいと思う。場面を想像するのが苦手だから、挿絵じゃ足りない。絵本か、やっぱり動画の方がいい。
 なんていうか、とにかく文字を読むことに不向きな性質だったんだろうから、それはもうしょうがないと思うけど。あの時、なんとか視点を変えて、教科書の内容に興味を持つようにできたらよかったのにな。

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