つれづれ…なるままに。44。

うちのパートナー氏が

本を読みながら珈琲を飲めて、タバコが吸えるところがない。

と言うことがありました。
最近、偶然に出会った方が

喫煙できて、本を読めて、珈琲を飲めるってところって…どう思います?アリですか?

的なことを言われました。
それって

名古屋の喫茶店だかね!

と、つい名古屋弁になりましたが。
それは、名古屋の喫茶店です。アリです。

名古屋より、東京で暮らすほうが長くなったわたしですが。
名古屋の喫茶店は、東京にはないものがあります。モーニングとかは話題になりましたが、それ以上に

居心地が良いのです。

まず(今はわかりませんが)テーブルに必ず灰皿がある。喫煙は当たり前でした。
あっちで商談をしていたり、こっちでオバチャンたちがお喋りしたり、珈琲一杯で新聞全部読むのかな?というおじいちゃんがいたり、などなど雑多ななかで居心地が良いのです。

なぜかな?と、思い出してみたら

店員さんがプロ!

だと思いました。

注文を受けて、品物を出して、後は気配がない。常連さんにも、初めてのお客様にも同じ接客をしている印象です。

距離感が心地よく気持ちが良いのです。

子どもの頃から、喫茶店で昼食や一休みをする母についていったり、(ギャンブルに行く父の口実で)喫茶店でクリームソーダを飲んでいた私は、喫茶店は身近でした。

東京に来た当初は、あまり感じなかったのですが

東京は喫茶店というよりコーヒースタンドなんだなあ。

と、感じました。本当に一息つくだけで、ゆっくりボーッとする雰囲気はないのです。

珈琲一杯で新聞全部読むなんて、無理な感じです。

名古屋の、なんとなくざわついているのに、のんびりした雰囲気は独特だったのかもしれません。

名古屋では「コンパル」のミックスサンドは最高に美味しいし、「ふるさと」は接客が気持ちよく、なんでもあるし、今は無い、中日ビルの「サン・モリッツ」の2階から風景をボーッと見て、美味しいサバランを食べたことは…忘れられない思い出です。

東京にも、某チェーン店がありますが、あそこも名古屋での風景は違います。
やっぱり、いろんな人がいろんな事をしながら、息苦しくない。

うーん。難しいのかしら?
周りがいろいろやっていることに、踏み込まず、馴れ馴れしくもならず、無視もせず、マニュアル感を匂わせない接客ってのは、難しいのかしら?
喫煙する人も、長居をする人も、お喋りを楽しむ人も、いろんな人がザワザワいることに「不寛容」なのかしら?
などと、考えてしまいました。

やっと完成しました。
まだスランプ?かもしれません。

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