【中央競馬予想】2021/11/28　京阪杯（G3）

快進撃を続けている三歳から、前走重賞勝ちの2頭を含む3頭の牝馬がエントリー。その他スプリンターズS組も大挙出走しており、しんがり人気のソーグリッタリングでも単勝60倍と相当に人気が割れている。
土曜の馬場傾向としては先週よりもインが回復しており、それでいて時計を要している。最終的な馬場傾向は不透明も、道中外を回されるよりはインでジッと溜めたほうが良さそうだ。そして急坂で一気に末脚を爆発させることができる馬を狙いたい。

◎3ラヴィングアンサー
○5タイセイビジョン
▲2エイティーンガール
△7ファストフォース
△1アウィルアウェイ
注11アストラエンブレム
×6.9.12.13.15.16

強烈な末脚を持つラヴィングアンサーを狙う。前走スプリンターズＳでは直線外に出して追い出され、結果0.9秒差の10着。一見平凡だがこのレースは周知の通りほぼ前と直線インが有利のレースで、その中で一番外まで持ち出してしまえばどうやってもアクセルは踏み遅れ、物理的にほぼ前の馬は差せない。しかしこの馬自身はギアが入ってから一気に脚を伸ばしており、こっそりと重賞級の脚を示している。

もともと追い込み一手のタイプだが実はスタートは上手く、追走にもさほどズブさも見せないスピードも持ち合わせている。今回は前走と同じ騎手で同じ枠番ながら初ブリンカー、得意の阪神へのコース替わり、相手弱化なら一気に上位食い込みへの条件が整ったと見たい。岩田望騎手も間違いなく手応えを感じているはずで、ここは中団からの差し切りに期待したい。

不完全燃焼が続いているタイセイビジョンが相手。前走スプリンターズSはスタート後に寄られる不利、二走前のセントウルSは出遅れて最後方、三走前のCBC賞は直線勝負どころで前が塞がり万事休す。マイル重賞勝ちがあるだけに1200ではやや距離不足感もあるが、二戦目の函館2歳Sでは直線猛追して2着したように適性は十分に有している。あとは馬場や展開が鍵だが、平坦高速馬場よりも明らかに急坂コース向きで、阪神では重賞勝ち含む2勝、中京の2戦も圏外ではあるものの強敵相手に善戦したと言える内容。ガッツがあり意外と乱暴な幸騎手とは手が合いそうで、隊列を考えてもこのメンバーならある程度に位置に付けれるだろう。

脚力あるエイティーンガールが三番手。阪神1200では3勝クラスで圧勝歴があり、フワッと溜めて差すのが上手い秋山騎手への手替わりも決してマイナスにはならない。ただ器用さにはやや欠けるので、同馬に関しては内枠が仇になる可能性が高い。力を使い切るための経費の多さや位置取りの想定からからもここまでの評価に。

パワーのあるファストフォースも侮れない。今回は特に行きたい馬がおらず、逃げても控えてもいい同馬は組み立てやすいだろう。ただこちらは乗り替わりが微妙で、そもそも思い切りよく行けるのかも未知、行かない場合にはさらに技術が問われることになる。コースや馬場は合いそうだが、跨ってきた騎手の中ではかなり落ちるのでこの評価とした。

アウィルアウェイは脚力を考えればここまで人気が落ちていい馬とは思えず、強めに押さえ。

地味に58kgで急坂1200勝ちがあるアストラエンブレムも条件替わりで警戒する。

馬券は波乱想定で惜しみなく、手広く攻める。
まず三連複◎-○▲△注-全で60点。一番安くても120倍。
ここから印の上位に重ねつつ、三連単は◎○のみアタマで買う予定。

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