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日々の壁打ち:先週2024/5/13~5/17の米国市況をGPTsで期間分析し、今週の展開を予測する

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録です。

本noteは、日々の米国市況分析1週間分をまとめて、GPTsに期間分析をおこなわせた結果を元に、今回は主にChatGPT 4o "Omni"に援用してコンテンツにしています。Claude 3 Opusにも同様にやらせてみたのですが、今回はちょっとまとめ方全体の切れがイマイチだった印象でしたので、そちらは没にしています。AIにも調子がいい時と悪い時はあるようですね。

最後のコラムは、ChatGPT 4oが出した原稿案が読み物としてはかなりハードな印象だったので、Claude 3 Opusにリライトしてもらいました。悪くない出来だと思います。

ところどころに入っているコメントは、AIが提出してきた内容に関する、自分の所感です。

はじめに:2024/5/13~5/17の米国市況

先週、米国株式市場ではダウ工業株30種平均が史上初の4万ドルを突破し、市場は歴史的な高値を記録しました。インフレ鈍化とFRBの利下げ期待が強まる中、投資家の関心は今週の市場動向に注がれています。この記事では、先週の市場動向を詳しく振り返るとともに、今週発表される重要な経済指標とその影響を予測します。さらに、株式、国債、外為、原油、金の各市場について、ポジティブな予測とネガティブな予測を交えながら、米国市場に興味を持つ皆様に有益な情報をお届けします。



第1章:先週の米国市況振り返り - 5市場の動向とセンチメントを分析

株式市場

先週、米国株式市場は堅調な上昇を見せました。5月13日から5月17日にかけて、S&P500種株価指数は5222.68から5303.27へと上昇し、1.54%の上昇率を記録しました。また、ダウ工業株30種平均は史上初めて終値で4万ドルを突破し、ナスダック総合指数も16340.87から16685.97へと2.11%上昇しました。

週初め、CPI発表前の警戒感からS&P500とダウは小幅に下落しましたが、ナスダックは小幅上昇しました。14日にはテクノロジー株が牽引し、S&P500は史上最高値に接近。15日にはエヌビディアや半導体株の強さが際立ち、S&P500は5300ポイントを突破しました。16日にはウォルマートが通期予想を上方修正し、大幅高となった一方で、S&P500とダウは反落。最終日17日にはダウが史上初の終値4万ドル突破を果たし、S&P500も連続上昇を続けるなど、全体的にポジティブな週となりました。

国債市場

先週の米国国債市場では、利回りは全般的に下落しました。10年債利回りは4.50%から4.42%へ、30年債利回りは4.64%から4.56%へと低下しました。週初めはインフレ期待の上昇に伴い利回りが下落し、14日にはFRB議長の発言が影響してさらに低下しました。15日には利下げ観測が進行し、利回りはさらに低下。16日にはリッチモンド連銀総裁の発言が影響し、短期債利回りが上昇しましたが、週末には原油先物の価格上昇に連動して利回りが上昇するなど、変動が見られました。

外為市場

外為市場では、ドル指数が下落しました。先週のドル指数は1253.69から1245.03へと0.69%の下落を記録しました。週初めには円が156円台まで下落し、ドル指数はほぼ変わらずでしたが、14日にはドルが主要通貨に対して下落し、ユーロが上昇しました。15日にはドル指数が1カ月ぶりの安値となり、円は対ドルで上昇しました。16日にはドル指数が小反発し、円は155円台後半に戻りましたが、17日には再びドル指数が小幅に下落し、円は155円台後半で安定しました。

原油市場

先週の原油市場では、WTI先物が上昇しました。先週のWTI先物価格は78.26ドルから80.06ドルへと2.30%の上昇を記録しました。週初めにはOPECの動向が影響し、価格が上昇しましたが、14日にはOPEC+の生産枠見直しが懸念され下落しました。15日には米エネルギー情報局の在庫減報告が影響し、価格が再び上昇。16日には米原油在庫減少が続伸要因となり、17日には供給とインフレの見通しが注目され、価格はさらに上昇しました。

金市場

先週の金市場では、金価格が上昇しました。金スポット価格は2366.88ドルから2417.27ドルへと2.13%上昇し、金先物価格も2375.00ドルから2417.40ドルへと1.78%上昇しました。週初めにはインフレの可能性を意識して価格が下落しましたが、14日にはPPI発表後の動向が影響し反発。15日には米利下げ観測が支援材料となり上昇しましたが、16日には米国債利回りの上昇が影響し反落しました。最終日17日には、4月の最高値に向けて上昇し、強含みで推移しました。

第2章:今週の米国市況予測 - ポジティブとネガティブのシナリオを探る

株式市場

今週の株式市場は、インフレ鈍化とFRBの利下げ期待が続く中で、引き続き堅調なパフォーマンスが期待されます。ポジティブな予測としては、インフレがさらに鈍化し、FRBが利下げに踏み切ることで、特にテクノロジー株や高成長企業が強いパフォーマンスを見せる可能性があります。企業の業績が堅調に推移し、消費者支出が増加することも市場全体の上昇要因となります。

一方で、ネガティブな予測としては、インフレが予想以上に高止まりし、FRBが利下げを先送りする場合、株式市場にはネガティブな影響が出る可能性があります。特に金利に敏感なセクターは影響を受けやすく、地政学的リスクや貿易摩擦の再燃が市場に不安をもたらし、株価が下落する可能性もあります。

現状ではポジティブな予測の実現可能性が高いと考えられます。インフレ鈍化と利下げ観測が強まる中で、市場には大きな追い風となるでしょう。

国債市場

国債市場では、インフレがさらに鈍化し、利下げが実施されることで、国債利回りはさらに低下する可能性があります。特に長期債の利回りは低水準で推移するでしょう。ポジティブな予測としては、米経済の安定成長が続けば、安全資産としての国債需要が高まり、利回りは低下傾向を維持することが期待されます。

ネガティブな予測としては、インフレが予想以上に高止まりし、利下げが見送られる場合、国債利回りは上昇する可能性があります。特に短期債の利回りが上昇しやすく、国際的な資金流出が発生すれば、国債利回りが上昇するリスクもあります。

現状ではポジティブな予測の実現可能性が高いと考えられます。インフレ鈍化と利下げ観測が強まることで、利回りの低下が続くでしょう。

外為市場

外為市場では、ドルがインフレ鈍化と利下げ観測で弱含みとなり、主要通貨に対して下落する可能性があります。特にユーロや円に対してドル安が進むでしょう。ポジティブな予測としては、米経済の安定成長が続けば、リスクオンの動きが強まり、円安が進む可能性もあります。

ネガティブな予測としては、インフレが予想以上に高止まりし、利下げが見送られる場合、ドルが強含む可能性があります。特に円やユーロに対してドル高が進むでしょう。地政学的リスクや貿易摩擦の再燃が市場に不安をもたらし、リスクオフの動きが強まれば、円高が進む可能性もあります。

現状ではポジティブな予測の実現可能性が高いと考えられます。インフレ鈍化と利下げ観測が強まることで、ドル安が進むでしょう。

原油市場

原油市場では、米経済の安定成長とともに原油需要が堅調に推移すれば、WTI先物価格は上昇する可能性があります。特に供給制約が続けば、価格の上昇が期待されます。ポジティブな予測としては、OPEC+の協調減産が継続されれば、価格の支援材料となるでしょう。

ネガティブな予測としては、経済成長が鈍化し、需要が減少すれば、WTI先物価格は下落する可能性があります。特に供給過剰が続けば、価格の下落が進むでしょう。地政学的リスクや貿易摩擦の再燃が市場に不安をもたらし、価格が下落する可能性もあります。

現状ではポジティブな予測の実現可能性が高いと考えられます。需要が堅調で、供給制約が続けば、価格の上昇が期待されます。

金市場

金市場では、インフレがさらに鈍化し、利下げ観測が強まれば、金価格は上昇する可能性があります。特に安全資産としての需要が高まるでしょう。ポジティブな予測としては、地政学的リスクが高まれば、金価格の上昇材料となります。

ネガティブな予測としては、インフレが予想以上に高止まりし、利下げが見送られる場合、金価格は下落する可能性があります。特に米国債利回りが上昇すれば、金価格に圧力がかかるでしょう。米経済が堅調に推移し、リスクオンの動きが強まれば、金価格は下落する可能性もあります。

現状ではポジティブな予測の実現可能性が高いと考えられます。インフレ鈍化と利下げ観測が強まることで、金価格の上昇が期待されます。

AIによる予測は「順張り予想」の傾向が強いので、ここでのポイントはそれぞれの文章にある『インフレ鈍化と利下げ観測が強まること』という部分です。逆にみれば、今後出てくる最新の経済指標の結果次第でこの条件が覆されれば、逆方向のほうに予測は向かうという訳です。そういう点に注意して、文章を読んでいくといいと思います。

第3章:今週の重要経済指標 - 市場を動かす3つの指標に注目

1. 既存住宅販売件数(Existing Home Sales)

5月22日に発表される既存住宅販売件数は、住宅市場の健康状態を示す重要な指標です。強い結果が出れば、住宅関連株や建設株にポジティブな影響を与える可能性があります。また、国債市場においても経済の堅調さを示す指標として、利回り上昇の要因となることが期待されます。一方、予想を下回る結果が出れば、住宅市場の減速懸念からネガティブな影響が生じる可能性があります。

2. FOMC議事要旨(FOMC Minutes)

同じく5月22日に発表されるFOMC議事要旨は、FRBの金融政策に対する市場の見方を大きく左右するイベントです。利下げの可能性やインフレに対するFRBの見解が示される場合、株式市場や国債市場、外為市場に大きな影響を与えるでしょう。利下げ観測が強まる場合、株式市場にはポジティブな影響を与え、国債利回りは低下、ドルは下落する可能性があります。

3. 耐久財受注(Durable Goods Orders)

5月24日に発表される耐久財受注は、経済の強さを示す重要な指標です。強い結果が出れば、株式市場にポジティブな影響を与える一方、予想を下回る場合はネガティブな影響が生じる可能性があります。特に製造業セクターにとって重要な指標であり、強い結果は経済成長の加速を示すため、国債利回りの上昇要因となります。


第4章:GPTsによる先週の予測検証 - 各市場の予測と実際の乖離を検証

株式市場

先週の予想では、インフレが鈍化し、FRBの利下げ観測が強まることで、株式市場はさらに上昇する可能性が高いとされていました。実際には、ダウ工業株30種平均が史上初の4万ドルを突破し、S&P500とナスダックも堅調に推移しました。この結果、ポジティブな予想が当たっており、企業業績の堅調さと消費者信頼感の強さが市場を支えました。

国債市場

国債市場については、利下げ観測が強まる中で、特に長期債の利回りが低下する可能性が高いとされていました。実際には、全般的に国債利回りは低下しましたが、週の途中で短期債の利回りが上昇する場面も見られました。ポジティブな予想が当たっており、インフレ鈍化と利下げ観測が主要因でした。

外為市場

外為市場では、ドルが他通貨に対して弱含みとなる予測がされていました。実際には、ドル指数は下落し、円やユーロに対してもドルは弱含みとなりました。この結果、ネガティブな予想が当たっており、FRBの利下げ期待がドル安を引き起こしました。

原油市場

原油市場では、供給制約が続く中で価格が上昇する予測がされていました。実際には、WTI先物価格が上昇し、80ドルを超える結果となりました。この結果、ポジティブな予想が当たっており、米原油在庫の減少とOPEC+の協調減産が価格上昇を支えました。

金市場

金市場では、インフレ懸念と不透明感が続く中で、金価格が上昇する予測がされていました。実際には、金価格が上昇し、4月の最高値に向けて推移しました。この結果、ポジティブな予想が当たっており、インフレの鈍化と利下げ観測の強まりが金価格を押し上げました。


コラム:ダウ工業株30種平均4万ドル突破:歴史的瞬間の背景と今後の展望

2024年5月17日、ウォール街で歴史的な出来事が起こりました。ダウ工業株30種平均が、終値ベースで初めて4万ドルの大台を突破したのです。この心理的節目の突破は、市場参加者にとって大きな意味を持ち、今後の相場展開を占う上で重要なポイントとなるでしょう。

4万ドル到達までの道のり

ダウ平均が4万ドルに到達するまでには、いくつかの要因が重なり合いました。まず、テクノロジー株の強さが挙げられます。エヌビディアやアップルなどのハイテク企業は、AIやクラウドコンピューティングなどの成長分野で存在感を発揮し、業績を伸ばしました。投資家はこれらの企業の将来性に大きな期待を寄せています。

また、インフレの鈍化とFRBの利下げ期待も、株式市場にとって追い風となりました。物価上昇が落ち着けば、消費者の購買力が高まり、企業のコスト圧力も和らぎます。さらに、FRBが金利を引き下げれば、企業の資金調達が容易になり、株価の上昇につながります。

企業業績の堅調さも見逃せません。小売業界の雄であるウォルマートは、好調な決算内容と業績見通しの上方修正で注目を集めました。消費者信頼感の向上も、企業の売上増加と株価上昇に貢献しています。

今後の相場展開を読み解く

では、ダウ平均4万ドル突破後の相場はどのように動くのでしょうか。当面は、FRBの利下げ期待が持続する中で、株式市場の堅調な流れが続くと予想されます。特に、テクノロジーセクターと消費関連株が市場をリードするでしょう。

ただし、経済指標と企業決算の内容には十分な注意が必要です。消費者支出の動向やインフレ率、企業の四半期決算が市場心理を大きく左右する可能性があります。地政学的リスクや政策の変更にも目を配りましょう。米中貿易摩擦の再燃や中東情勢の悪化は、いつ起きてもおかしくありません。

相場が過熱気味である以上、短期的な調整局面が訪れる可能性も忘れてはなりません。適度な利益確定を心がけ、割安になった優良銘柄を買い増すチャンスと捉えるのも賢明です。長期的視点に立てば、一時的な下落は新たな投資機会となり得ます。

結論:慎重かつ柔軟な投資姿勢を

ダウ工業株30種平均が4万ドルを突破したことは、市場にとって大きな転換点となるかもしれません。テクノロジー株の躍進、インフレ鈍化とFRBの利下げ期待、堅調な企業業績、消費者信頼感の向上など、ポジティブな要因が揃っています。しかし、相場の行方を左右する変数は数多く存在します。慎重かつ柔軟な投資姿勢を保ち、市場動向を注視しながら戦略を練ることが肝要です。

下の記事も合わせて読んでおくと、理解が深まると思います。
結局のところ、高金利政策の継続にも関わらずアメリカ経済が強い理由は、「これまでの財政刺激策や長期の低金利政策で市場にはまだ大量の資金が流通している」ということが遠因にあるようです。
その見方がもう一段階進むと、2つめの記事みたいな「現在のインフレ抑制には、利上げでなく利下げのほうが効くんじゃないか?」という意見に繋がるんでしょうね。ただまぁ…この意見に従ってFRBが動くとは思えませんが。


おまけ:AIによる5月終盤に向けての投資アイデア

最後に、今回の期間分析結果を元に、AIに5月の残りにかけての投資アイデアを考えてもらいました。個別銘柄の推奨等を避けさせましたが、ChatGPT 4oもClaude 3 Opsも同じような傾向を示してきました。
話半分ぐらいで読んでみるとよいかもしれません。
自分としては、(Sell in Mayの時期に新規ポジションを立てるのはどうかしらね?)と考えてしまいますので、あくまで値動きだけを見るだけにしておきます。

株式市場

利下げ観測が続く中で、株式市場は引き続き強いパフォーマンスを示す可能性が高いです。特に成長株やテクノロジー株に注目が集まるでしょう。ただし、軽い調整や変動にも備えて、慎重な姿勢を保ちながらポジションを調整することが重要です。

国債市場

利下げ観測が続く中で、国債利回りは引き続き低下傾向を示す可能性があります。特に長期債の利回りが低水準で推移すると予想されるため、長期債への投資を検討してみてはいかがでしょうか。ただし、金利上昇リスクにも備えて、ポートフォリオの分散を忘れずに。

長期債に関しては、確かにこのような記事が出ています。
同様の見解を持つ市場関係者はいるようですね。

外為市場

ドルは他通貨に対して弱含みとなる可能性があります。特にFRBの利下げ期待が続く中で、ユーロや円に対してドル安が進むでしょう。ドル安を見越した通貨ポジションの調整を検討してみてください。ただし、地政学的リスクにも注意が必要です。

原油市場

経済活動の正常化と供給制約が続く中で、原油価格は堅調に推移する可能性があります。WTI先物や原油関連株への投資を検討してみてはいかがでしょうか。ただし、需要の減少や供給過剰によるリスクにも備えておくことが大切です。

金市場

インフレ懸念と不透明感が続く中で、金価格は引き続き上昇する可能性があります。安全資産としての金の需要が高まると予想されるため、金現物や金鉱株への投資を検討してみてください。ただし、市場の安定化とインフレ懸念の後退によるリスクにも注意が必要です。

金や金鉱株への投資は悩ましいところですね。セクターシーズナリティ的には、これからの季節は、金や金鉱株へのロングは避ける時期とされています。とはいえ、今年金が強いのは事実ですから…。


本記事で示した予想や見解は、AIによる分析に基づくものであり、必ずしも的中するとは限りません。また、個別の投資を推奨するものでもありません。投資に際しては、自己責任の原則に基づき、十分なリスク管理を行ってください。

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