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日々の壁打ち:MicrosoftのFY24Q2の決算分析をGPTsに行わせてみる

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。


MicrosoftのFY24Q2の決算分析をMy GPTsにやらせてみる

2024/1/30に、Microsoft は2024年Q2の決算発表をおこなった。
そこで開示された資料を元に、My GPTsとして開発した『IR Analyst』に決算分析のレポートを作成させてみた。

  • 10Q

  • Earning Call Transcript

資料はいずれもインターネットから入手可能なものだ。

MicrosoftFY24Q2の決算分析をお願いします。
なおこの時の、予想EPSは2.78、予想総売上(Revenue)は61.1Bであることを参考にしてください。
投資専門家向けに詳細に、日本語でSTEP 1より実行してください。

STEP 1:決算の概要

  • 概要: MicrosoftのFY24Q2の財務諸表によると、総売上は$62.02Bで、前年同期の$52.75Bに比べて増加しています。純利益は$21.87Bで、前年同期の$16.43Bから増加しました。

  • ポジティブポイント:

    • 総売上と純利益の両方が年間で大幅に増加。

    • 一株当たりの利益(EPS)は$2.93で、予想されていた$2.78を上回っています。

  • ネガティブポイント:

    • コストの増加も見られ、総収益コストは前年同期比で増加しています。

  • 今後の課題:

    • 市場の変動性と競争の激化に対応する必要があります。

    • 技術革新と製品開発における継続的な投資が重要です。

STEP 2:EPSの評価

MicrosoftのFY24Q2決算における一株当たり利益(EPS)は$2.93で、アナリスト予想の$2.78を上回りました。このような予想を上回るEPSは、一般的に市場にポジティブなサインと見なされ、投資家の信頼と期待を高める可能性があります。特に、Microsoftが堅実な収益成長を続けていることを示しており、企業の効率性と収益性が改善していることを反映しています。この結果は、投資家やアナリストによって肯定的に評価される可能性が高く、株価にもポジティブな影響を与える可能性があります。

STEP 3:総売上の評価

MicrosoftのFY24Q2における総売上は$62.02Bで、アナリストの予想値である$61.1Bを上回りました。この売上の増加は、同社の製品およびサービスの強い市場需要を反映していると考えられ、投資家にとっては好材料です。特に、クラウド、オフィス製品、およびパーソナルコンピューティング部門からの収益が好調であったことが、この成長の主な要因と見られます。予想を上回る売上高は、市場の期待を上回る同社のパフォーマンスを示しており、株価にポジティブな影響を与え、投資家の信頼をさらに強化する可能性があります。

STEP 4:営業利益の評価

Microsoft FY24Q2の営業利益は、クラウド、AIサービス、Microsoft 365の強い需要により前年比で大幅に増加しました。特に、Microsoft Cloudは$33.7Bの収益を記録し、期待を上回る成長を達成しました。AIの応用拡大とAzureの改善による利益率の向上が寄与し、全体的な営業効率の向上を示しています。これらの結果は、市場および投資家によってポジティブに受け取られ、Microsoftの持続的な成長能力と将来の収益性に対する信頼を高める可能性があります。

STEP 5:現金流量の評価

MicrosoftのFY24Q2における営業活動による現金流量は$49.436Bであり、前期の$34.371Bに比べて大幅に増加しています​​。また、期末の手元現金及び現金同等物は$17.305Bで、前期の$15.646Bから増加しています​​。

この営業活動による現金流量の増加は、主にクラウドセグメントの強固なパフォーマンスと顧客からの収集の改善によるものです。営業活動による現金流量の増加は企業の基本的なビジネスモデルが健全であることを示し、持続可能な成長と将来の投資のための資金を提供しています。

一方、手元現金及び現金同等物の増加は、Microsoftが流動性を保ち、短期的な財務の安定性を維持していることを示しています。これは、不確実な経済環境や市場の変動に対しても、同社が強固な財務基盤を持っていることを投資家に安心感を与える要因となります。

これらの結果は投資家にとって非常にポジティブな信号であり、Microsoftの財務健全性と成長の持続可能性に対する信頼を高めるでしょう。

STEP 6:決算資料の総評

MicrosoftのFY24Q2決算は、以下のポイントによりポジティブな結果と評価できます:

  • 総売上の増加: $62.02Bの総売上は、アナリストの予想値$61.1Bを上回り、前年同期比での大幅な増加を達成しました。これは、特にクラウドサービスとパーソナルコンピューティング製品の強い市場需要を反映しています。

  • EPSの上昇: 一株当たり利益(EPS)は$2.93で、市場予想の$2.78を上回りました。これは、効率的なコスト管理と高い収益性の証明です。

  • 営業活動による現金流量の増加: $49.436Bの営業活動による現金流量は、企業の基本的なビジネス活動が強固であり、持続可能な成長を支えていることを示しています。

  • 手元現金及び現金同等物の増加: $17.305Bの手元現金及び現金同等物は、企業が健全な流動性を維持し、将来の投資や不測の事態に備えていることを示しています。

これらのポイントは、Microsoftが市場の変動に対しても強固な財務基盤と成長戦略を維持していることを示しており、投資家にとって安心材料となるでしょう。将来に向けて、同社は引き続き技術革新に投資し、新たな市場機会を模索することが期待されます。

ディスカッションに進んでよろしいですか?

Earnings Callの要約をお願いします。併せて、Earnings Callの内容がポジティブであったか、
ネガティブであったか、予想される投資家の反応について推測してください。

Earnings Callでは、Microsoft Cloudの売上が$33Bを超え24%の増加を達成し、AIの大規模適用に成功したことが強調されました。AzureのAI利点を生かしシェアを拡大し、多様なAIアクセラレーターやモデルを提供しています。また、GitHubの収益は40%増加し、GitHub Copilotの加入者が130万人を超えるなど、開発者ツールの成長も示されました。この内容は、Microsoftの技術革新と市場でのポジション強化を示すポジティブなサインと捉えられ、投資家の反応もおおむね肯定的と予想されます。

Earning Callの全体のトーンは、ポジティブですか?もしくはネガティブですか?

Earnings Callのトーンは全体的にポジティブであったと捉えられます。Microsoftのクラウド事業の成長、AI技術への成功した適用、開発者ツールの拡大など、業績の向上と将来の成長に対する自信が示されました。これらの要因は投資家にとって好材料となり、一般的に肯定的な反応を引き出す可能性が高いです。

SWOT分析

MicrosoftのSWOT分析は以下の通りです:

  • 強み(Strengths): 強固なクラウドインフラ、AIと開発者ツールの革新、堅実な財務基盤。

  • 弱み(Weaknesses): 競合との激しい競争、特定分野での市場シェアの低下。

  • 機会(Opportunities): AIやクラウド市場の成長、新興市場への進出。

  • 脅威(Threats): 技術の急速な変化、規制の強化、サイバーセキュリティの課題。

これらの要素は、Microsoftが直面する現在の市場環境と将来の成長機会を反映しています。

この会社のモートは何ですか?添付した決算資料より分析をしてください。

Microsoftのモートは、強力なクラウドインフラストラクチャ、広範なソフトウェアとサービスのエコシステム、そして技術革新におけるリーダーシップにあります。これらの要素は、競合他社と比較して独自の競争優位性を提供し、顧客にとって価値あるサービスを継続的に提供する能力を強化しています。

本決算を元に、総合的な投資判断のアドバイスをお願いします。

MicrosoftのFY24Q2決算は、総売上、EPSの増加、強力なクラウド事業の成長など、複数のポジティブな要素を示しています。これらは、同社が競争の激しい技術市場で優位性を保持し、成長を継続していることを示唆しています。投資判断にあたっては、これらの強力な財務指標と、クラウド、AI、および技術革新における同社の戦略的なポジショニングを考慮することが重要です。中長期的な視点から、Microsoftは引き続き有望な投資先であると考えられます。

Earning Callハイライト

まとめ

Microsoftの2024年度第2四半期の決算発表では、AIとクラウドの成長が強調されました。売上高は330億ドルで、24%増加しました。特に、Azureのシェア獲得とAIの適用拡大が注目されました。AIの導入は、新しい顧客の獲得と生産性向上に貢献しています。また、Microsoftはアクティビジョン・ブリザードの買収を完了し、その業績を「その他のパーソナル・コンピューティング」部門に計上しました。さらに、GitHubやMicrosoft 365などのプラットフォームでAIを活用した新機能の提供が拡大しており、顧客体験の向上と生産性の向上が図られています。

AIに関するMicrosoftの投資戦略およびその見通し

MicrosoftはAI技術に積極的に投資しており、Azureを中心にAIサービスの提供を拡大しています。この戦略は、クラウドベースのAIツールやサービスを通じて顧客のデジタル変革を支援することを目的としています。また、Microsoftは開発者と企業がAIを簡単に利用できるプラットフォームを提供することに注力しており、その見通しは業界内でのAI技術のリーダーとしての地位をさらに強化することを示しています。

ドキュメントに記載されたMicrosoftのAIに関する主要な事例は次の通りです:

  • AzureはAIトレーニングと推論において最高のパフォーマンスを提供し、多様なAIアクセラレータの選択肢を提供。

  • Azure AIではファウンデーションモデルとオープンソースモデルを提供し、Azureのインフラ、データ、ツールと深く統合。

  • "Models as a service"の提供により、開発者はAzure上で簡単にLLMを使用できるようになった。

  • Azure OpenAI Serviceは、GPT-4 Turbo、GPT-4 with Vision、Dall-E 3などの最新モデルのサポートを追加。

  • ウォルマートは、Azure OpenAI Serviceを使用して従業員の効率化と顧客の買い物体験の変革に取り組んでいる。

これらの事例から、MicrosoftがAzureとAI技術を中心に顧客体験の向上とビジネスの効率化を推進していることがわかります。

Copilotについて

Copilotに関する文書中の主な記述を以下にまとめました:

  • GitHubプラットフォーム全体でCopilotの利用を一般化し、AIを活用した新セキュリティ機能の提供、組織のコードベースに合わせたCopilotの調整、開発者が自然言語でCopilotと対話できるCopilot Enterpriseの提供​​。

  • Copilot Studioを使用して、組織がMicrosoft 365向けにCopilotをカスタマイズしたり、独自のカスタムCopilotを作成できるようになっています。これはすでに10,000以上の組織で利用されています​​。

  • Copilot for Securityを通じて、Cemex、Dow、LTIMindtree、McAfee、Nucor Steelなど、数百社に及ぶアーリーアクセス顧客がSecOpsチームの生産性を大幅に向上させました。CopilotはEntra、Intune、Purviewにも拡張されました​​。

  • 電通、ホンダ、ファイザーなどの企業が従業員にCopilotを導入し、導入から2カ月でE3スイートやE5スイートよりも急速に普及しています。Copilotのエコシステムも成長しています​​。

  • 医療分野では、DAX Copilotが100以上の医療システムで使用され、医師の生産性向上と燃え尽き症候群の減少に貢献しています​​。

  • Windowsキーボードに30年ぶりに大きな変更が加えられ、新しいCopilotキーによりワンクリックでアクセスできるようになりました​​。

  • Atlassian、Mural、TrelloなどのISVや、Air India、Bayer、Siemensなどの顧客が、Copilotの機能を拡張するための特定ビジネスライン向けプラグインを構築しています​​。

これらの記述から、CopilotがMicrosoftの製品やサービス全体で幅広く統合され、多岐にわたる業界や組織での生産性向上に寄与していることが分かります。

ガイダンスについて

  • 売上原価は、アクティビジョン買収に伴う取得無形固定資産の償却費約7億ドルを含め、186億ドルから188億ドルを見込む。

  • 営業費用は、アクティビジョン買収に伴うパーチェス法会計処理、統合、取引関連費用約3億ドルを含め、158億ドルから159億ドルを見込む。

  • その他の収益および費用は、受取利息と支払利息およびその他の損失の相殺により、約マイナス6億ドルとなる。株式投資の損益による四半期ごとの大きな変動がある可能性がある。

  • 第3四半期の実効税率は、通期と同水準で約18%を見込む。

  • 為替に関しては、現在のレートが安定していれば、第4四半期および通期の増収率は1ポイント未満と予想される。売上総利益および営業費用の伸びに大きな影響はないと見込む。

  • アクティビジョンに関しては、24年度通期でパーチェス会計、統合、取引関連費用を除いた場合、営業利益にプラスの影響があると予想される。

  • 上半期の強い業績と、下半期も続くMicrosoftのクラウドへの需要の増加が予想される。クラウドとAIへの投資は、顧客の需要と大きな市場機会によって推進される。

  • AIの設備投資による売上原価の増加にもかかわらず、通期の営業利益率は前年比で1~2ポイントの上昇を見込む。この増加には、アクティビジョン買収の影響と昨年の耐用年数変更による逆風が含まれる。

  • AIプラットフォームの波をリードするための投資を続け、顧客がAIによる生産性向上のメリットを実感できるよう努力している​​。

注意:

本noteは特定の企業に対する投資を呼びかけるものではありません。
投資自体の判断は、ご自身の意思と判断でお願いします。
またnoteの内容は、正確性を保証するものでありません。

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