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可愛さ爆発!~「【母校で歌ってきました】涙のリクエスト」考察~

<注意事項>

 1.昭和歌謡アカペラグループ「リストラーズ」について、個人的見解を述べている記事です。

 2.主に動画などを見て感じた個人感想文という位置付けですが、想像や憶測で書いている内容が含まれます。

 ご了承いただける方、ご興味のある方はこの先へお進みください。

 2024年3月30日。4月から新生活を送られる方々にとっては、何かと準備に忙しい時期だと思われる。また、一般企業にお勤めの方には「期末」という言葉が浮かぶ方も多いのではないだろうか。

 自分は一般企業の勤め人で、弊社も4月が期の切り替え月となっており、期末といえばやはり「一年の締め」というイメージが大きい。
 そんな期の最終日を迎えようとしていたこの日、リストラーズさんから一年の締めに相応しい新作動画が発表された。今回は、この動画について考察してみようと思う。

<前奏>

 母校の全面協力の下で撮影されたというこの動画。これから始まる恐らく只事ではないパフォーマンスへの期待に胸が膨らむ。
 上村さんのリズムで幕を開けた前奏を聞き「ついに始まった!」そう思った矢先、加藤さんの透明感のあるリードと大西さんを加えた4人のコーラスに、ハートを鷲掴みにされる。「最後の~」の後、一瞬音が消え、息継ぎの音に誘われ響き渡るリクエストのハーモニーは、本当に広い構内に響き渡っているのではないか、と錯覚するほど解放感に溢れている。

 美しいハーモニーの後の上村さんの力強いボイパ。このメリハリが堪らない。ボイパと共に切り替わる3枚の写真に目を奪われる。歌を聞きたい気持ちと、一時停止して写真をずっと眺めたい気持ちに挟まれ、既に自分の心は身動きが取れなくなっている。(特に3枚目の歩いているお写真・・・大好きです!何気ない皆様の日常がうかがえるオフショット、待っておりました!)

<1番Aメロ>

 スロープという場所。ゆっくりと前に歩み出ながら歌う加藤さんのリードで1番Aメロが始まる。その表情は、自分には微笑んでいるように見える。楽しさと照れが入り混じっているような表情に見振り手振りを加え、自信たっぷりに歌い上げる。観客の視線を一気に引き付けるそのお姿は、まさに「センターを任されたアイドル」といえる。

 広い屋外で明るい日の光に照らされながら歌い踊る皆様は、とても気持ち良さそう。加藤さんから目が離れた一瞬目に入った、一歩後ろで踊る他メンバーのフリフリダンス・・・「何?この可愛いダンス!!」センターアイドル加藤さんも見たい!でも目に入ってしまったメンバーの可愛すぎるフリフリダンスからも目が離せない・・・!最初に予想した通り、やはり只事ではない動画なのだと、わずか開始40秒で思い知るのである。

 場所を70周年記念講堂に移すと、3点カメラに切り替わり、先程のフリフリダンスの全貌が明らかになる。同じダンスを踊っているはずなのに、6人それぞれの個性が顔を出す。ダンスだけでも十分可愛いのに、甘い甘い加藤さんのリードで更に可愛さが増幅し、自分の頭の中と心は、この時点でもう「可愛い」一色に包まれてしまった。 

<1番Bメロ>

 大岡山南2号館に場所が変わると同時に、リードが草野さんへチェンジ。楽しそうな笑顔に心が温かくなる。ほぼ「トゥットゥ~」で構成され声の余白が多いBメロのコーラスにより、上村さんのボイパと草野さんが響かせる高音の美しさが、より強調されているように感じる。他メンバーが躍るフォーメーションダンスにも注目したい。「悲しい恋を~」から一気に盛り上がるハーモニーが、サビへ続く道しるべの役割を果たしている。

 サビ直前の「ぱぱぱ」という部分。この優しい歌声が、リストラーズさんが持っている穏やかで優しい雰囲気と重なって、自分はとても好きだ。

<1番サビ>

 加藤さんへリード交代し、甘い歌声が響き渡る。この曲のサビは、同じ歌詞・メロディーの繰り返しなのだが、決して単調にならず、むしろ味わい深いのがリストラーズ品質だ。「リクエスト」が繰り返される度、色々な感情が頭の中を駆け巡る。
 
 ここでまた、Bメロで聞いた「トゥットゥ~」コーラスが登場。このコーラス、とてもこの曲に合っていると感じる。先程も書いた通り声の余白が多いので、ボイパが良く聞こえてリズム感が強調されるのだ。リズムとリードの合間に聞こえる「トゥットゥ~」自体もリズム感を感じさせるコーラスなので、右に左に移動しながら踊るダンスにも、非常にマッチしている。
 また、このリズミカルな感じのせいなのか、「苦しい失恋」というよりかは「爽やかな失恋」と言ってよいのか、未来に待っている新しい恋への希望のようなものを感じるのが不思議だ。

 サビ後半では、草野さんが字ハモを担当。推し仲間界隈では周知の事実なのだが、草野さんはリードに声色を寄せるのが上手い。この部分、加藤さんが一人二役?と思わせる字ハモで、観客を驚かせる。

 映像面では、7か所で撮影された映像が一つの画面に集約した状態で流れる。右に左に移動しながら踊るサビ前半のダンスが、よりダイナミックさを演出する。ちなみに自分は、サビ後半の手を頭上で回しながら左右ステップを踏むダンスが、この曲のダンスの中では一番のお気に入り。

<間奏>
 
 既存の公式動画では1番+大サビのショートバージョンだったため、ここから先は未知の領域となる。ワクワク感が止まらない。
 楽器パートは草野さんのお家芸かと思っていたが、いきなり飛び出た澤田さんのサックスに驚く。こんな技もお持ちだったとは・・・。さすがオールマイティなリストラーズの「守護神」である。最後の「ウワァワァーアン」は圧巻!

<2番Aメロ>

 2番は、大岡山南講義棟という場所から草野さんリードでスタート。澄んだリードと野村さんの印象的な高音コーラスに聞き惚れていると、通りすぎる自転車が・・・。必死で目を戻すと、またあのフリフリダンスが!左側からのアングルにより、リズミカルにフリフリ踊る上村さんが良く見えて、「リズム感のある方は、やはりダンスもお上手なのだ」という事を再確認。

 講堂前に場所を移し、初めて真正面から全体を映したアングル。正面からのフリフリダンスは更に個性を際立たせており、これまでのアングルと合わせて、メンバー毎のフリフリダンスを細かく検証することが可能となった。(もう自分は、フリフリダンスが気になって仕方ないのである)

 映像のインパクトが強く、ついダンスの話に熱中してしまったが、歌声に話を戻そう。
 草野さんの真っすぐに伸びる透明感のある歌声が心地良い。野村さんの超高音の「パラパッパーパララ」というコーラスが印象に残る。この曲は、字ハモが少ない気がするので、Aメロの字ハモ「引き際せめて~」「口笛に~」「おんなじ歌を~」は貴重だ。草野さんの「お前を迎えに」の「お前」の歌い方、好きです。 

<2番Bメロ>

 リードが加藤さんへ交代。この曲は、高音になればなる程、加藤さんの甘さが増す。2番のBメロの加藤さんのリードは、全般甘さマシマシなのだが、特に「曲に合わせて」の部分。「あ」にアクセントを付けて歌っていらっしゃるように聞こえる。以前、自分は「加藤さんの「a」の歌声にアクセントが付くと、声に色気が乗って甘くなる」という考察記事を書いたことがあるのだが、この「あ」は、まさにその状態。今回、この「あ」にハートを撃ち抜かれた方、多いのではないだろうか。(※考察記事:aの疑惑が確信に変わった日)

 ここの映像では、メンバーのフォーメーションダンスと同時に、8枚もの貴重なお写真を見ることができる。
 構内で撮影されたお写真や、思い出の場所でのお食事写真。ファンにとっては堪らない神ショットばかりである。特に自分のお気に入り写真は、スロープで撮影された一枚。特に決まったポーズを取っていないラフな写真なのだが、リュックの肩紐を両手で持ち、更に別の肩掛け鞄を前に掛け斜め上を眺める大荷物の加藤さんのお姿が可愛いすぎて、もうどうしたら良いのか分からなくなってしまう。

 そして、サビ前の「ぱぱぱ」。やっぱり優しくて好きだ。

<2番サビ>

 2番のサビでは、野村さんの一際高いコーラスに驚かされる。女性でもなかなか出せない高音なのではないだろうか。歌えるだけでも凄いのに、この美しさ・・・。野村さん、一体どこまで出せるのだろうか。

 2番サビ後半部分、不思議な事がある。リード加藤さん、字ハモ草野さん、一際高いコーラス野村さん、ボイパ上村さん、ベース大西さん。当然残る澤田さんが「トゥットゥ~」コーラスを歌われていると思うのだが、この「トゥットゥ~」コーラスが2声に聞こえ、お一人で歌っているようには聞こえないのだ。どなたかこの謎、解いていただけないだろうか・・・。

<大サビ>

 大サビは、待ちに待った字ハモだ。3声のハモリがリードと調和し、とても素晴らしい。そしてここでまた野村さんの高音に驚かされる。加藤さんのリードが既に高いのだが、その高いリードの、1オクターブ上を歌っていらっしゃるのだ。そして草野さんのコーラスはカメレオン状態・・・。もう自分のポンコツ耳は、聞き分けの限界を迎えている模様だ。

 澤田さんの「for you」の後の低い素敵なコーラスと共に、曲が終わりを告げる。そして皆様の最後のポージングは、本当にカッコイイ。加藤さん、右手で指を指すお得意の仕草(自分、ここ大好物です)からの、背中に羽が生えているのではないか、という程高く舞いふわっと落ちる、気品漂うジャンプ・・・美しすぎます。そして言わずもがな、ボーズが決まった後の「OKなのかな?」とでも言っているようなキョロキョロ。自然に出た仕草なのか、演出なのか、もうどちらでも構わない。参りました!

<おまけ>

 皆様のチェックのネクタイが、とても素敵だった。母校で撮影され、沢山の思いが詰め込まれたこの動画は、見る回数を重ねる毎に様々な想像や推測、感情が浮かび、自分の感想として外に出せるものをまとめるのに時間がかかってしまった。正直、今でもどう表現したら良いか悩む部分が多々あり、まとまりのない記事になっている事を非常に申し訳なく思う。

 この動画は、リストラーズ史上初めてプレミア公開され、最大787人が同時視聴し、リストラーズのメンバーも一緒にその時間を共有したそうだ。同時視聴したファンのコメントを見ながら、彼らはどのような気持ちで、どのような話をしながら約4分半を過ごされたのだろうか。

 リストラーズというグループが「イケイケ・ノリノリで歌って踊るグループ」であることを改めて実感させられたこの動画。ダンスもとても本格的だ。この歌いながら踊るには少々難しいダンスを解説していただいた動画が、2024年4月13日にサブチャンネルにて公開されている。「踊りをマスターして欲しい」という彼らのメッセージに応えるべく、歌のみならずダンスも練習していきたい。

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