逃走劇

小学生の頃、なぜか死ぬほど鼻につくクラスメイトの女の子がいたので、靴箱掃除の時にちりとりに集めた砂をその子の靴の中に入れる陰湿なことをしてました。1週間でバレて先生に怒られたし、それをチクった子に対してなんでそんなことするんだと小学生にしてはかなり強めの語気で詰め寄ったらまたさらに先生に怒られました。
嫌いな男子に話しかけられ不快だったという理由だけで階段の踊り場で飛び蹴り(マジで覚えてないんですけど担任からそう言われたので小学生の私は飛び蹴りができたらしい)をかまして大泣きさせたり。
理科の授業中なんの意味もなく隣の男子のノートにデカデカと「しね!」と書いて授業中にみんなの前でまたもや先生に怒られるイベントが発生したり。
小学一年生にして偉そうな六年生が気に食わなくその時持っていた傘で殴りかかり
嘘泣きで先生の怒りをそらそうと続けていたら、先生に「嘘泣きはやめなさい」と言われる始末。
従兄弟に鋏を投げつけ頭を切ってしまい血みどろになったこともありました。

かなり苛烈な小学低学年時代、普通に黒歴史だし今考えると何をこんなに怒り狂ってたんだろう。〇〇を泣かせたぜエピソードに事欠かずにすんでいます。

しかしここら辺で私の怒りの炎は燃え尽きたのか、成長するごとに大人しくなってきたわけです。最後に怒ったのはいつなんだろうって思った時に、1番印象に残ってるのは中学生の時にちょっと〇〇ちゃんとしてょ〜系の女2人に怒っちゃって泣かせちゃったことです。

これで私が男子高校生だったら今読んでる人に共感性羞恥とかで痛い思いをさせてしまうとこでしたが、私は成人済み女性。しっかりとトドメまで刺しに行きます。

怒りという感情を使い切った私は今怒り方がわかんなくなっちゃいました。
ついこないだ3時間半読売ランドの前で待ちぼうけを喰らった際、ベンチでぼ〜っと過ごしやっと合流できた友人に大概怒らないなと言われ怒る選択肢を思い出しました。小学生の頃の私だったら怒り狂って全然放火とかしてたはずなのに。

怒らなくなった私は代わりに逃げることを覚えました。多少嫌な思いをさせられた相手からは逃げます。怒りというのは防衛手段の一つなんだろうなと思いますが、それならば逃げるのが手っ取り早いですよね。 成長もしなければそのうち逃げる先が無くなってしまい孤独になるのかもしれませんが、今私の周りの友人は私に激甘で、それこそ私が何したって怒らないし嫌わないでくれるくらいの安心感を抱いてます。よかった〜〜〜

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