見出し画像

夢幻

2023年一太くんのステージを見て感じたことを自分なりに整理してみました。年始にやる内容じゃなさすぎる。(公開躊躇していたら年始ですらなくなってしまいました)


夢の国の一太くん

一太くんのパフォーマンスはいい意味で“つくりもの感”がある。ステージ上でのふとした仕草や表情、コンサート中の一瞬どこを切り取ってもずっと抜かりの無いアイドル。

ステージを降りる最後の1秒まで音楽に合わせて腕をあげて、みんなで作り上げるコンサートのいちぶとなっているところ。
曲が切り替わった瞬間、顔つきも変わってさっきまでとは180度違う雰囲気を全身に纏うところ。
会場に流れている音を細かく拾い上げ、その音に合わせた動き一つ一つでドキドキワクワクさせてくれるところ。
激しいダンスナンバーも、かわいいに振り切ったアイドル曲も、元気溢れるエナジーソングも、艶のあるセクシーさも、井上一太という1人のアイドルが完璧に表現しきっているところ。

一太くんを見ていると、この人って同じ人間…?一太くんって夢? まぼろし?二次元からきたひと?と思う瞬間がこんなにもある。だって全部1人の人間がやってるとは思えないし、人間のちからで実現可能な域を超越しまくっている。




2023年末、MGで一太くんが零したこの言葉が印象的だった。

「『W trouble』あたりから、僕の身体もだんだんと事務所の色に染まってきて。」

MG No.20

スタートエンターテイメントの特徴的な色はコンサートにあると思う。
必ずといっていいほど開演時刻ぴったりにはじまるコンサートは、曲と曲の間に音楽や映像が止まることなく切れ目のない演出、一公演に何種類もの煌びやかな衣装を瞬時に身に纏ったアイドル達がトロッコやリフター、外周など会場を駆け回り歌い踊っていて、どこの席からみても楽しめる工夫がされている。

普段自分から遠い世界にいる「アイドル」といつもより近い距離で同じ時間を共有できる、そんな夢みたいな楽園をこの事務所はたった2時間半であれよあれよと築き上げてしまう。現実味のないド派手で規模の大きい演出やパフォーマンスが事務所に所属(今は所属ではなく契約を結んでいるが正しいのか)するアイドルを「偶像(idol)」たらしめる所以なのではないかと思う。



事務所の理念や方向性と、一太くんのアイドルとしての素質というか、一太くんの描くアイドル像は綺麗に一致している。
切れ目のない音楽に合わせ次から次へと休む暇なく踊り続ける一太くんは、仕草表情衣装の揺れから指先の細かい角度まで、まるでプログラミングされたアイドルなのかと思うぐらい隙がなく、現実というものを感じさせてはくれない。
まるで事務所がつくるコンサート、『エンターテイメント』そのものみたいに。

会場に足を運びこの目で一太くんの輝きを捉える度に、一太くんをはじめ素敵なアイドルたちがつくりあげる現実から遠く離れた夢の国に吸い込まれていく感覚になる。

一太くんが雑誌で零したあの言葉は「踊り方が事務所色に染まった」という文脈での発言だったが、ダンスだけじゃなく、もっと広い概念で一太くんは事務所の色を咀嚼し自分のものにしてステージで発色しているのかな、と。




事務所の創り出すエンターテイメントのいちぶに溶け込んで混ざり合って、今までの色でも新しい色でも素敵な景色を描ける一太くんが、大好きです。

2024年の一太くんの活躍も、楽しみにしています!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?