【LAP第8期】経済単元復習

チームの事前課題


Aチーム


「地方創生で起こっていることは何か?」
地域の差 企業・行政の差 熱量の差 これからみんなで変えていくのSA!

Bチーム

「寄付つき自動販売機とは何か?」
無人での啓発活動やその認知の可能性を持つが、ハードの側面から考えてまだまだ改善の余地のある寄付手段。

Cチーム


「地方創生で起こっていることは何か?」
地方自治体が各地域の魅力のPRに成功している事例も存在するが依然地方の転出数が転入数を上回っている。

Dチーム

「ふるさと納税の可能性や課題について対話的に話し合い、説明せよ」
地域の強みを誰もが応援できる仕組み。地域の関係人口増加と税収格差是正による地域経済活性化を目指す。

対話とは


自分がいかに正しくて相手は間違っていると論破したいという気持ちが生まれる
しどろもどろになる人は討論に苦手意識がある
論理的に話せる・知識があるから正しいとは限らない
→変えていくために「対話」の考え方を広めたり、自分自身考えたりしている。
常識を疑う「アンラーン」:蓄えた知識が邪魔をすることがある
当たり前と思っていることが当たり前じゃなくなる日がくる
例)スポーツ中に水を飲んで良くなった、さまざまな色のサンタが存在する、ガラスは個体と液体の中間
→それぞれの人が人生経験の中で知識の断片をもっていると思う
一人で答えを出すのは難しい。みんなで考えることで新しい「何か」に気づきやすい。
群盲象を撫ず評す

設問の背景

真の地方創生とは


2014年に安倍内閣で言われたもの。それぞれの自治体が自分たちの頭で考えて決めて行動していい街にしていくものだと思っている。ところが本当にそうなっているのか?地方創生交付金があって、プランを出したらお金がもらえる仕組みになっているが、プランを考えているのは主に東京にいるコンサルタントらしい。結果、コンサルにお金が払われ、交付金の7割は東京に戻っているらしい。お金を払って誰かに任せてしまっているのは良くなくない?
同様のことはたくさん起きている。大きな会社が地方創生の企画書書いて自治体に見せに行っている。そういうことが起きているということを自治体が自覚しているのだろうか?こういう街にしよう!そのためには東京の会社と手を組んだらいいよね!とかなるならまだしも。
似たような事例としてODAがあげられる。開発途上国にお金を出す仕組み。
日本の企業が橋や道路を作りにいくけど、本当に人々はほしがっているのだろうか?学校作ったものの使われなかったりしている。
国連ハビタットは地元の人々の意見を丁寧に聴いてサポートする「解釈主義」
日本の地方創生はちゃんと考えていないのにすぐ周りの意見を鵜呑みにしている

寄付つき自動販売機


自動販売機を置く場所がもうない
→メーカーは自動販売機を置く場所を増やす戦略をとらないといけない
寄付つき自動販売機を置いてくれたら寄付できるんですよ、だから置きませんか?
今まで置けなかった場所に置けるようになり、企業は全く損しないどころか儲かる
誰かの良心を使って儲けているのがモヤモヤする
売り上がったところの一部でも寄付してくれたらまだしも

ふるさと納税


税金ってなんだっけ?みんなから少しずつ集めて公共事業をしたり、富の再配分をするものでは?利他の精神で渡すものが税金の本質では?
本来は税金をくれたらこの税金はここに使います、と明言している自治体ももちろんあるが、税金が何に使われるのかわからないけど返礼品が豪華だったりする。
海外から安い肉を輸入して加工して返礼品として出している
返礼品を出さず、税金の使い道の趣旨が明確にしているが、地元の人々が出しているケースがある

印象的だった話


経済合理性の「合理性」は誰のため?
江戸時代から400倍仕事効率が良くなったが、現実は忙しくなった。昔よりも倍働かないといけなくなった。
給与は「コスト」なので、利益の追求をすれば給与を抑えたいというマインドになる。
日本は「安い」国になっているが、それは賃金が安いから

もともと大手ゼネコンで仕事をしていた山口さん。国土技術研究センター時代、奄美大島に2年間通ったときに、「誰とどこで生きていきたいのかを考える機会がない」ということに気付き、「自分は会社のために生きているのだろうか?」と疑問を抱くように。社会をより良くしようと会社ができたはずなのに、今や利益を上げることに目が眩んでしまっている。
(例:フォルクスワーゲン排ガス不正)

津屋崎に移り、「地域づくり」とは、かつてあった人々の営みと哲学を新しい形で取り戻すことだと感じた。合理的な視点では説明がつかない「暮らしの大切な部分」を継ぎたい。
具体的にどう暮らしたいのかを想起してから、実現するために会社がどうあるべきかを考えないといけないのではないか。

自分で考えているつもりが、実は誰かから考えるように仕向けられていることがある。

講義動画を見て感じたこと

取ってつけたように一般的に良いとされていることを受け入れることは簡単だけど、あとで後悔すると思う。考え続けることは大変だけれど、一人で抱え込まずに他の人の意見を受け入れながら自分自身の価値感をアンラーンし、深めることで、本当に納得のいく行動を起こせるようになると思った。
「なぜ?」「本当にそれでいい?」を合言葉に、社会や自分自身を疑いながら日々を過ごしていきたい。




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