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永田敬介の絶望ラジオ第49回


番組終盤、2通目の絶望レターに関連しての喋りについて。

本当にガリガリなだけなのにストイックな修行僧だと思われるのはシャクなわけよ。たまたまなんだよ?俺がガリガリなのはという話で。それでブッダだと思われても。

人は自分の見たいようにしか他人を見ないものだから、自分を縛り付けてきそうな客の幻想が大きくなりすぎる前に丁寧に説明をして、マメに認識のズレを解消することを意識されているのかなと感じました。特にラジオは心の距離が一番近いメディアと聞きますから、リスナーの感情が暴走しないよう、繊細な制御が求められるのかもしれません。

まずはタレントである自分の身を守るためという危機管理的な意識もあるのかなと想像しますが、その的確な自己開示は、客から寄せられる感情に誠実に向き合う形にもなっていると思います。こういう姿勢は、今後も、ラジオを聴く公衆との、望ましい関係性を創り出していくだろうなと思いました。

リスナー側としても、お話いただいた思いをしっかりと聴いて、なるべく正しく理解する努力をしなければと思わされました。