2023年3月3日に見たテレビ「阿佐ヶ谷ワイド!!」(雑メモ)


阿佐ヶ谷姉妹が阿佐ヶ谷の幼稚園を「歌の先生」として盛り上げる回。
好きだった言葉をメモしておく。

「顔だけ教育ママみたい」

これから幼稚園に行くということになって、江里子さんが口にした一言。
色んなところにいる顔だから、色んな人になれる阿佐ヶ谷姉妹。

「急にジャイアントばばあになった気分」

保育園の園庭の遊具などを見ながら江里子さんが口にした一言。
これだけだと、少しだけ分かりにくい人もいるかもしれない表現だが、みほさんが「全体的に小さいからね」と合いの手を入れたところが、相変わらずのゴールデンコンビぶりだと思った。
以前、家事ヤロウで、阿佐ヶ谷の自宅の台所で2人仲良く料理をしている様子のVTRが流れた。それを見ていたバカリズムさんが「ずっと漫才の距離感で喋ってる」とコメントしていた。
阿佐ヶ谷姉妹の会話の面白さは、こうした10年以上にわたるふたり暮らしとおとなり暮らしの中で、毎日コツコツと磨かれてきたものなのかもしれない。
あまりガツガツと頑張るタイプではないと自他共に認める阿佐ヶ谷姉妹だけれども、日々の暮らし自体が稽古になっていると思えば、なかなかのストイックぶりではないだろうか。

阿佐ヶ谷姉妹と同じ事務所の若手芸人十九人も同居してまる3年になる。大学生の頃のお二人が出演したお笑いの企画動画がYouTubeに残っているのだけれども、二人のやりとりは、現在毎日更新中のラジオトークの息ぴったりのトークと比較すると、やはり少しだけギクシャクしている印象もある。十九人の場合も、同居生活が二人の会話を、より面白いものに変化させてきたのではないかと考えたりした。

なんでウケてるのか分からないわ

子供たちに絵本の読み聞かせするみほさん。
「こういう経験するの初めてだわ」というみほさんが微笑ましい。そして絵本を読む声がとてつもなく優しい。私も読み聞かせしてほしくなるような声の良さだ。

ちなみにこれは個人の感覚で何の根拠もない話なのだけれど、みほさんの醸す雰囲気のあたたかさが、最近、とても強く感じられるようになってきた。
底抜けに優しいのは江里子さんで、みほさんは我が道をゆくクールなタイプだとずっと勝手に思っていた。
でも、先日現場でお会いして、みほさんがこちらに向きあって言葉をかけてくださったときに感じられた「波動」みたいなものは、驚くほどあたたかかった。ほんわりとしたやさしいものに包まれるようで、江里子さんがあんなにメロメロになるのもよく分かるような気がしたのだった。

ちなみ、が過ぎる。話がズレた。

でも、優しいだけで終わらないのがみほさんだ。
よく分からないところで笑う園児に
「なんでウケてるのかわからないわ」
とボソッと言うのに吹き出してしまった。
園児たちにもみくちゃにされている自分をどこか俯瞰しているようなコメント。

みほさんの俯瞰ぶりを見る度に、この人は、きっと頭がとても良い人なんだろうなと思う。
ちなみに、算命学によると、みほさんは、知性の星を3つも持っている人で、そういう人はとても珍しいそうだ。
みほさんの、諸々と底が見えないところにとても惹かれる。

いいわね、コントみたいで

おままごとで猫役を命じられるみほさん。
椅子を並べハンドルを手に持って運転ごっこを始めた園児に「乗って」と言われ、猫のまま助手席に座ったみほさんのひとこと。

確かにコントの設定と考えると面白いかも。
みほさんが猫になる漫才やコント、見てみたいかもしれない。いや、江里子さんが猫をやらされる方が面白いだろうか、などと、勝手な思いつきが湧いてきては消える。素人の思いつきはなかなか形にならない。

また話がズレた。

そして、運転中、ノリノリでF-1のテーマ曲を歌い出す助手席のみほさんと、そんな楽しげなおばさんをスルーして自分のペースで「ごっこ」遊びを続ける園児の噛み合わなさが面白かった。

六本木ヒルズみたい

紙箱を重ねた工作を見てのみほさんの一言。
「これは何かな?」というみほさんに、園児が「ロボット」と答える。みほさんは「ロボット、すごいね」と受けとめる。別の園児が「ここが1階で2階で…」と別のことを言い出す。みほさんは自然にその工作を縦に持ち「六本木ヒルズみたい」と応じる。もちろん園児には伝わらないが、そんな楽しげなおばさんをスルーして、園児たちもそれぞれ楽しそうである。すると、園児が急にその工作を手にとり、横にして「あ、ドライヤーか!」と言う。モノボケ合戦してるみたいだ。

屋内で園児と遊ぶみほさんは、ずっと、コントの世界にいるみたいだなと思った。

幸せなら手を叩こう

いよいよ本題。
集まった園児の前に、歌の先生として阿佐ヶ谷姉妹が登場。

幸せなら手を叩こうを、身体を大きくつかう振りをつけて歌う。その動きだけで、園児たちに大ウケだ。

過去にショッピングモールなどで、一見の老若男女の客を相手にしてきた叩き上げの営業スキルの高さを垣間見るような気持ちになる。足腰が強い。

園児たちの「もう1回!」のコールに答え、2回目、3回目と歌う。

3回目、手ではなくお尻を叩き始めるみほさんのボケに、園児たちのテンションはMAXに。
「ちょっとみほさん!」という江里子さんのたしなめから始まるやりとりは、とてもシンプルなボケとツッコミになっていた。幼稚園児向けの漫才の正解を見せられたような気持ちがした。なんかすごい。

その後、「最後」と言って歌う時には、江里子さんもガニ股で頭上で大きく手を叩く面白ポーズで、園児たちをさらに盛り上げた。園児たちのテンションはMAXを更新した。

本当にすごいものを見た。
世界一面白いおばさんたちだ。

天国にいくみたい

お見送りで園児たちの作る花道を見て、みほさんが発した一言。
かつて、旅ロケで、霧が濃い日に吊り橋を渡る時には「三途の川」などと言っていたけれども、発想が初老すぎて面白い。同世代としては共感しかない。今回、特にみほさんのボソッと言うことが、いちいち面白かったなと思う。

そして、安定の泣きエリコ。江里子さんが感激屋さんなところは、皆から愛されるところだと思う。
そして、泣いてるだけでなく、泣きながら面白いことを言うのが江里子さんで、そこもまた愛されるところ。
「でもゲームのルールが全然覚えられなかった。こおり鬼とゾンビ鬼でルールが全然違うの」
笑ってしまった。
オモカワすぎる。

以上、今朝見た時に、頭に浮かんだことを全部書いてみた。