完全な無音の世界 part.2
雷はしばらく続いていたのですが、もちろん、そんな時間(夜中の2時半)起きるつもりはありません。
その時です。
「ーーーーーー」
突然、完全な無音の世界が訪れました。
例えるなら、映画で、誰かが宇宙空間に投げ出されたときのワンシーンのようでした。
そして数秒後、強烈な眩しさとともに、音も戻ってきました。
何が起こったのかは、すぐに分かりました。
落雷による一時的な停電でした。
我が家の照明類は、ほとんどスイッチボットやアレクサで操作しているのですが、停電の復旧とともに、家中の電気がついてしまったのでした。
停電の影響で、Wi-Fiのネットワークもおかしくなってしまったので、「アレクサ、電気消して!」と言っても、もちろん消えません。
仕方なく、起き出して、リモコンを使って、電気を消して回りました。
「完全な無音」の正体は、モーター音がすべて消えたことによるものでした。
エアコンやサーキュレーター、空気清浄機などの音がずっとなっているのに、ほとんど気にしていませんでした。
普段は、静かな環境で寝ていると思っていたのですが、いざ、停電になって、すべてが停止したことで、無音の世界を体験してしまうと、驚くほどのモーター音のなかで生活していたことが分かりました。
…つづく
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