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「祈承天結」と、体全体で恋をすること。(DAY262)

4時。

ホテルの部屋に備え付けられた電子時計が、
時を1秒ごとに刻む「じ、じ、」という音。


「何から書き出したらいいんだろう、」



そんなことに思考を投げ出そうとしたら、
「じ、じ、」が聞こえだしてきて、
何だかまあるくて微笑ましくなりました。

ホテルの自販機に水を買いにいったら、
非常口から見える朝焼けが綺麗でした。


昨日は人生の転機となる一日でした。


ううん、人生の転機なんて、毎分、毎秒、
それこそ今、
電子時計に耳を傾けているこの瞬間でさえも
転機になりうるんです。


それでも――

昨日はきっと、一生忘れられない一日になる、


そんな予感がしています。



ふわっとワークショップに参加



私が空洞であること。


ある程度のことは小器用にできて、
人付き合いも失礼にならない程度にできて、
ちょっとだけ自由で、
でも
「出る杭は打たれる」の意味は知っていて。

そんな私は、
自分が空洞であることを常々感じていました。


「私は、コレ。」

そう、胸を張れる何かが欲しい。


「私」という「商品(あえて書くね)」、
それを名付ける
何かが欲しいと思っていました。


桜の木が青く萌えだした頃に
私のライティングの師匠である
だいちゃん先生」に
ふわりと悩みを投げかけたところ、

「スターコンセプトを
 深めたほうがいいかもね、」

と、ふわりと返され、

「じゃ、ワークショップ行くわ」

と、ふわっと参加することにしたのでした。



スターコンセプトとは


「スターコンセプト」とは、
人生の目標や指針となる言葉のこと。

その人の生き様や理想とする価値観が
ぎゅっと圧縮された心の灯。

北極星みたいなもの。

私が所属しているライティングの勉強会
「ライティングギャラクシー」では、

勉強会に参加したらまずは
この
「スターコンセプト」
を見つけることを目標にします。

(今後カリキュラムが変わるので、
あなたがもしも受講する際に
順番が異なってたらごめんなさい)


人生の棚卸をしたり、
価値観を探ったりしていくなかで
「これだ!」
っていう言葉に出会うものなのですが、

私の場合はしっくりくる言葉に
なかなか出会えなかったんです。

言葉にした途端に
それ以外の可能性が閉ざされる気がして・・・

勉強会を主宰する
とよぴーさん、だいちゃん先生にも、

「私のスターコンセプトは
 『ぴぎゃ』とか
 『でゅくし』でいい」

って、半泣きで訴えていて。


そんな私がある日、
昼寝から起きた瞬間に、
言葉が降りてきたんです。

「祈承天結(きしょうてんけつ)」。

ああ、これだ!って。


なんだか分からないけど
「これだ」って思えて。


それ以来、
私の「スターコンセプト」として、

個人事業主としての屋号に用いるなど、
そばに寄り添っていたのでした。


・・・私と「祈承天結」の出会いは
こんな感じだったものだから、

例えは悪いかもしれませんが、

クラブ活動(夜の部)で
べろんべろんに酔っぱらって
次の日起きてみたら
隣に
見知らぬ男(もしくは女)がいて、

その人となし崩し的に同棲する、

みたいな状態。

相手のことが
山のモノとも海のモノとも分かりかねる状態。


なんとか、「祈承天結」に
意味づけをしようと思っていました。

人生史と結び付けてみたり。

でも、相手もツワモノで、
同棲している割には
手の内を見せないんですよ。

「私のこと、遊びだと思ってるんでしょ」

なんてことは言いませんでしたが、
意味づけできない言葉と共に歩むことに、
どこかモヤモヤがたまっていったのでした。



そんなモヤモヤを、
だいちゃん先生の嗅覚がするどく捉えたのか、
ホントに「なんとなくふわっと」だったのかは
ナゾですが、

4月のだいちゃん先生に誘われた私は、
6月になって、
だいちゃん先生の住む大阪に
足を踏み入れたのでした。

(ワークショップって、
 どんなことするんだろ)

(こっぴどく説教されたら、いやだな)

(スターコンセプトのフカボリで、
 私の「空洞」って
 ホントに解消されるのかな)

こんな不安も抱きつつ。


降りてきた「体全体で恋をしなさい」


【アテンション】
ここのセクションは
完全にスピ系の話なので、

苦手な方は次のセクションまで
高速スクロールをお願いします!



ワークショップに参加する前に、
絶対に行きたい場所がありました。

兵庫県の神呪寺(かんのうじ)。

石段が美しいお寺。

六甲山のお隣にちょこんとある甲山、
その中腹にあるお寺。

空海のお弟子さんにあたる
真井御前(尼僧)が開いたとされているお寺です。


最近、何故か、
「ここに行かなきゃいけない」って
焦燥があって。

飛行機で伊丹空港に降りてから
少し面倒だったものの、
バス2本、電車1本を乗り継いで
参拝してきました。


前回の参拝は雨に降られて散々でしたが、
今回は「6月」というイメージから
大きくかけ離れた晴天。

のびのびと参拝させていただきました・・・

が!

私には「参拝」以外にも
ミッションがあったのです。


私のスピ系の師匠(と勝手に思ってる)、
城間大輔さん

(普段はだいちゃんって呼んでるんだけど、
 ひとつの記事のなかに
「だいちゃん先生」と「だいちゃん」がいると
大変なことになるから書き分けます!)

彼も先週、「呼ばれて」六甲山に出かけ、
そこで転機となる出来事があったそうです!
なんたる偶然!


城間大輔さんから
神呪寺でこんなことしたらいいよ、
というアドバイスをもらった私は、

それを実行に移したのでした・・・


展望台より西宮の街をのぞむ


・・・あれ?

・・・特に不思議体験もなんもねえな。

・・・やり方違う?(スマホ確認)いや合ってるな。


首をかしげながら、
まあ、とりあえずミッション果たした!

と、帰りのバス停に向けて
神呪寺の長い階段を降り始めたとき、

とても不思議なことが起こりました。



私の体のなかを、
映像がすり抜けていきました。

寒い冬の朝、
かじかむ手に息を吹きかけて、
雪の石段を降り、

あなたからの手紙が届くのを、待つ。・・・

(これ以上詳しくは書けませんが、
 歴史や背景からもろもろお察しください)

妄想にしてはやけにキッカリとした映像が
私を通り抜け、


そして、ホントに変態なんだけど、・・・

声が聞こえてきました。


”体全体で恋をしなさい。

この地球・宇宙に恋をしなさい。

恋を切り取って、表現しなさい”


なんだか分からないけど、
これが「祈承天結」の答えなんだと
確信しました。


空や花、鳥の美しさに恋をする。
文字を創り出す曲線に恋をする。
人が、意識を向けるその先に、恋をする。


気付いたら私はバス停にいて、
お寺の門前です、・・・っとお辞儀をする
見知らぬおっさんの福々しい背中に
感動して泣いていたのでした。


こういうことなんだなと、

思ったのでした。


祈承天結とは「捧げること」


祈承天結を体で感じた私は、

「もう、だいちゃん先生のワークショップ、
 参加しなくてもよくね?」

と、正直思いましたが(笑)、

それは弟子としてあるまじき行為なので、
しっかり参加してきました。


ワークショップには、

だいちゃん先生だけではなく、
だいちゃん先生と一緒に
「ライティングギャラクシー」を主宰している
とよぴーさんにも入っていただけました!


とよぴーさんとだいちゃん先生のストーリーは
ホントマジでヲタクが萌え転がるから、
全宇宙の腐女子に読んで欲しい!

私たちヲタクが2次元で妄想してきたことが
3次元の世界で、
リアルに起こってるんだもの。

そして、一緒にスターコンセプト作ろ?

・・・閑話休題。


とよぴーさんとだいちゃん先生の
ワークショップで、

事前に書いた人生史や、
ワークショップに来る前に起きた
トンデモ体験も包み隠さず話しました。

お二人のことは尊敬しているし、
なにより大好きで信頼しているので、

もう、剥き出しです。


そこでお話しいただいた物語の数々。

私が悩んでいることは
「在り方」の向きが異なっていたこと。

「ご縁で生きること」の本当の意味。

なぜ、本当の在り方で生きられないのか?
そして、それを助ける「杖」の存在。

もう、伝説です。圧倒的すぎて。


「私の方向性は間違っていなかったんだ」

「でも、少し、順番が異なっていた」

「これでもう、大丈夫」

私は、
「市場」と「目の前の、ご縁がある人を大切にする」を逆向きに考えていました。

まずは、ご縁がある人(以下、あえて「身内」と書きます)に貢献する。

そして、
身内が「これいいね!」と言ってくれたものを
市場にお裾分けする。

この流れなんです。


なのに、私ったら、
身内、大事。
でも・・・と、

横目で「市場」を
ちらっちらっと見ていたんです。

逆なんです。


人生の答え・在り方が書かれたプリントを、
紙の裏側から一生懸命
覗き込んでいたみたいな。

この方向じゃなくて、逆なんだと。

紙を、今持っている向きから
裏返してみようよ。

そうしたら、文字だってほら、
まっすぐに読めるじゃない、と。



特に、「祈承天結」については、
とよぴーさんに解説してもらったことが
染みこんできて。

「祈承天結」は
とよぴーさん、だいちゃん先生が
師として仰ぐ方の
生きざまそのとおりだなと
深い納得とともに理解して。

この身を捧げること。

天へ、捧げること。

(宗教とかナゾの壺(高価)とかじゃなくてね)


先人たちが無しえなかった祈りを受け継ぎ、
挑み、挑み、挑んで、
天からの答え(結果)を受け、
さらに挑み続ける。

そんな熱さ。

私も、そうありたい。



祈承天結の解釈については、
とよぴーさんと
少しだけ異なっていたところがあって。

祈承天結の「天結」は、

とよぴーさんの解説のとおり、
「天からの答えを受ける」
でも、しっくりくる。

私は、
「天に結わう」
が、好きだなと。

神呪寺で感じた
「恋を切り取って表現する」
というのが、
この「天に結わう」なんだと思えて。


そんなこだわりも受け止めてくれた、
とよぴーさん、だいちゃん先生に感謝。

そして、
とよぴーさん、だいちゃん先生と同じ「杖」を
頼ってもいいんだと
赦しをいただいたような気持ちです。


ワークショップ後の甘味。うまー。




ホテルに帰ってきて、
ベッドに転がりながら考えて。

「『捧げる』って、恋だなあ」

そんなことをじんわり思いました。

あああ、すべてはつながってたんだなあ。
一日で、すべてが。

まさに起承転結。



理念は「祈承天結」


スターコンセプトワークショップの最後に、
とよぴーさん、だいちゃん先生から
宿題をいただきました。

「スターコンセプト記事の更新をしましょう」。

「私の理念」というテーマ記事です。
会社でいうところの、
「代表者挨拶」みたいな。



真面目に

「私の理念は~」って書き出しで、

文章を書こうと思いました。

そうしたら、なかなか筆が乗らず、
この記事の冒頭のとおり、
電子時計の音が聞こえてきました。



思ったんです、私。

昨日のあの一日が、

神呪寺で感じたあの切なくて不思議な空気が、

ワークショップで、
尊敬する愛おしい仲間と
真正面からベクトルを向かい合わせた時間が、

あれがすべて
私のスターコンセプトであり理念だなって。

だから、
行儀よく収まった形式ではなくて、
自由に書こうと思いました。

思いつくままに。


すごく読みづらいお話だったと思います。
ホントすみません。
(最後までこの文章に
 お付き合いくださる方がいるか、
 不安でたまりません笑)


でも、

あなたが感じた

この記事の空気が、感情が、

私のスターコンセプトであり、

理念です。



帽子がかわいい!


神呪寺の展望台より。


最後に、あなたを含め、
こんな私にお付き合いくださる皆さんに感謝。

ありがとうございます!


あなたのスターコンセプト(理念)も
聴かせていただけたら嬉しいです。

ではでは。



【参考】




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