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ロサンゼルス港の5月のコンテナ取扱量:減少傾向も夏以降の活発な荷動きを予測
ロサンゼルス港の5月のコンテナ取扱
ポイント
5月の取扱量
ロサンゼルス港の5月のコンテナ取扱量は75万2893TEUで、前年同月比3.4%減少。
実入り輸出は23.8%増の12万5963TEUで、12カ月連続の増加。
実入り輸入は4.5%減の39万663TEU、空コンテナは11.9%減の23万6268TEU。
貨物量のトレンド
1~5月の累計取扱量は前年同期比18.1%増の390万3734TEU。
実入り輸出は40.1%増の66万3035TEU、実入り輸入は20.3%増の203万7660TEU。
昨年との比較
昨年は西岸港湾の労使交渉の影響で荷主が前倒し出荷をしていたため、5月は約78万TEU、6月は約83万TEUと取扱量が多かった。
今年の6月も前年同月比で取扱量が減少する可能性が高い。
将来の見通し
ロサンゼルス港は夏に活発な荷動きを予想。
全米小売業協会とハケット・アソシエイツによると、主要港の5月以降の小売り関連輸入予想が上方修正されている。
セロカ局長は、6月の取扱量を70万TEU台半ばから後半と予想し、夏後半から第4四半期には80万TEUに達する可能性があると述べた。
労使交渉の影響
北米東岸港湾の労使交渉が懸念され、ストライキの可能性もあるが、西岸港への貨物シフトは大きくないと予測。
北米向けのスポット運賃が急上昇しているが、長期契約の輸入事業者が多いため、スポット運賃の影響は限定的。
需要の動向
製造業や小売り業者の発注は減少しておらず、今後の荷動きも堅調と見られている。
関税の影響
中国からの一部品目に対する関税引き上げは限定的で、大きな影響は予想されない。
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