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NVCセルフリーダーシップ年間プログラム(SLP)2023 - 修了生・その後の一歩



関係性からスタートしよう  - 「これからだね」で迎えたフィナーレ

「NVCを本当に人生にいかしてゆきたい人たちのために、こんなプログラムをなんとしても国内につくりたい・・・」そんな強い思いで開発・運営しているNVCセルフリーダーシップ年間プログラム(SLP)。第4期となるSLP2023の全プログラムがこの秋終了しました。

2月のオンラインでのキックオフでは、ほとんどの人が「はじめまして」。NVCの学びの体験も、それぞれの生きる背景も異なる20数名のメンバーが、期待や緊張を胸にスタートしたこのプログラムは、春・夏・秋の3回の合宿プログラムを経て、次第に「コミュニティ」という感覚をともにしたメンバーの間で、涙あり、笑いありのさまざまな体験を積み重ねた場として発展してきました。

特に夏から秋にかけての「プロジェクトグループ」では、「関心のある仲間とグループをつくり、一緒にプロジェクトに取り組みながら、NVCの実践を生きる」というチャレンジでもあり、苦楽を共にした仲間との絆を実感する体験でもあったように感じています。

作戦会議と、 "ジャッカルと仲良し"

プログラム終了後のある日。メンバーのひとりから「作戦会議をしよう」と呼びかけがありました。

「このつながりを活かしてこれからも、って話がありましたが、すでに有志で集まって探究を進めていらっしゃる方もいれば、あれ?なんかこのあともやるとか話あったよね?って思ってる方もいらっしゃるかと思います。 そこで、今年のうちに来年に向けての作戦会議しませんか?というお誘いです」

SLP2023のメッセンジャー内の発言より

この呼びかけによって日程調整が進み、12月26日(火)夜に、オンラインでの作戦会議が開催されました。

すでにメンバーのうち何人かは、仲間の誕生会を祝うために集っていたり、プロジェクトグループの続きで顔を合わせていたり、いろいろな交流をはかっているようす。そして、すっかりうちとけた感があるのか、とても楽しく「NVCを遊んでいる」という印象です。NVCでは「わるいもの探し」の象徴を「ジャッカル」という動物名で表現するのですが、この「ジャッカル」を楽しむ、という感覚が盛りだくさん。「ジャッカルしちゃいけない」ではなくて「ジャッカルっているよね」という感じで、「ジャッカルを慈しむ」ようなおおらかなムードです。春合宿で初めて顔を合わせた時の緊張する空気感を思い出すと、とても感慨深いものがあります・・・。

ジャッカル、かわいや (写真:Pexelより)

「遊びでないことは、しない ♪ 」

集ったメンバーで小グループにわかれて「これからやっていきたいこと」「メンバーにリクエストしたいこと」など、いろいろなアイデアを交換。全体でシェアすると、それを聞きながら「いいねえ、いいねえ」とか「それ私もやってみたい」などなど、さらに想像が膨らみます。

ちなみに、でてきた声の一部はこんな感じです。

  • SLP期間中にじゅうぶんに取り組めなかった「ジャーナル」に来年は取り組んでみる

  • 子どもたちがミディエーション(調停)をしている学校があると知ってわくわくしている。何かできることを探りたい。

  • 「共感的に聴く」ということが好きだし、それが求められていると感じる。好きでやりたいと感じることを仕事にしていく可能性を模索していきたい。

  • 認定トレーナーになることについて挑戦してみようという気持ちになった。

  • 嘆いたり、ジャッカルを思い切り吐き出すことのできる共感の場をつくろう。

  • 共感BAR開催!

  • ジャンルを問わず、これはNVCを感じる、という本で読書会をやってみたい!

  • リアルで会おう!「太陽の塔」の前集合!!!

なんだかとっても楽しそう・・・。NVC創始者マーシャル・ローゼンバーグ博士の「遊びでないことはするな」という言葉を思い出さずにはいられないひとときでした。

「関係性を通じての学び」パワーだなあ・・・とつくづく思い、感慨深いです。そうそう。終わってからも「ここからまた続いていく」が、SLPの醍醐味ですよね。

SLP2024は2024年2月1日から始まります。説明会も予定されていますので是非、いらしてください。

第5期となる2024年。新たなスタートを迎えるのを、とても楽しみにしています。

SLP2024(NVCセルフリーダーシップ年間プログラム2024)のプログラム詳細や説明会の登録リンクは、以下をご覧ください。


NVC大学ナビゲーター
今井麻希子


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